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ブーレーズ/トリスタンとイゾルデ

 バイロイト音楽祭引っ越し公演ということで、催された演目のひとつ。ブーレーズの『トリスタンとイゾルデ』全曲録音は、今のところこれだけのはずで、劣悪な映像が知られていたが、音声はステレオで残っていたとのこと。壮年期ブーレーズの滑るような推進力ある前奏曲など、当時の過激派演奏家の一期一会に期待せずにはおれません。歌手も豪華で、トリスタンにヴィントガッセン、イゾルデにニルソン、マルケ王にホッターを配する... <a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/117.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/117.jpg" alt="117.jpg" border="0" width="400" height="341" /></a><br /><br /> バイロイト音楽祭引っ越し公演ということで、催された演目のひとつ。ブーレーズの『トリスタンとイゾルデ』全曲録音は、今のところこれだけのはずで、劣悪な映像が知られていたが、音声はステレオで残っていたとのこと。壮年期ブーレーズの滑るような推進力ある前奏曲など、当時の過激派演奏家の一期一会に期待せずにはおれません。歌手も豪華で、トリスタンにヴィントガッセン、イゾルデにニルソン、マルケ王にホッターを配する当時としては、これ以上望むのが難しい極めて強靭な布陣です。<br /><br /><table width: 100% border="1"><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr><td>CD</td><td><a href="https://amzn.to/3a8yZWB" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%25AF%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B0%25E3%2583%258A%25E3%2583%25BC%25EF%25BC%25881813-1883%25EF%25BC%2589_000000000019275%2Fitem_%25E3%2580%258E%25E3%2583%2588%25E3%2583%25AA%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25B3%25E3%2581%25A8%25E3%2582%25A4%25E3%2582%25BE%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2587%25E3%2580%258F%25E5%2585%25A8%25E6%259B%25B2-%25E3%2583%2594%25E3%2582%25A8%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2596%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AC%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25BA%25EF%25BC%2586NHK%25E4%25BA%25A4%25E9%259F%25BF%25E6%25A5%25BD%25E5%259B%25A3%25E3%2580%2581%25E3%2583%2593%25E3%2583%25AB%25E3%2582%25AE%25E3%2583%2583%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BB%25E3%2583%258B%25E3%2583%25AB%25E3%2582%25BD%25E3%2583%25B3%25E3%2580%2581%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A9%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2595%25E3%2582%25AC%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B0%25E3%2583%25BB%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2588%25E3%2582%25AC%25E3%2583%2583%25E3%2582%25BB%25E3%2583%25B3%25E3%2580%2581%25E4%25BB%2596%25EF%25BC%25881967%25E5%25B9%25B4%25E5%25A4%25A7%25E9%2598%25AA%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25B4-%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2586%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25AA%25EF%25BC%2589%25EF%25BC%25883CD%25EF%25BC%2589_11598117" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5159279%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a></td></tr><tr><br /><td>データ販売</td><td>-</td></tr></table><br /><h1>出演者等</h1><br /><br />
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ティーレマン/グレの歌

 ティーレマンによるシェーンベルクの『グレの歌』公演の記録。『グレの歌』は、新ウィーン楽派の先陣として著名なシェーンベルク本人が、ロマンティックな音楽として親しまれていると評した楽曲。ディスクよりも先にデータ販売が出てきました。 ミューザ川崎シンフォニーホールのサイトで、歌詞対訳が公開中です。仕様ページリンク CDAmazon商品詳細HMV商品詳細ページTOWER RECORDS商品詳細ページデータ販売e-onkyo商品詳細... <a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/202011251805449dc.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/202011251805449dc.jpg" alt="thielemann schoenberg guure" width="300" height="300" border="0" /></a><br /><br /> ティーレマンによるシェーンベルクの『グレの歌』公演の記録。『グレの歌』は、新ウィーン楽派の先陣として著名なシェーンベルク本人が、ロマンティックな音楽として親しまれていると評した楽曲。ディスクよりも先にデータ販売が出てきました。<br /><br /> ミューザ川崎シンフォニーホールのサイトで、<a href="https://kawasaki-sym-hall.jp/gurre/" target="_blank" title="歌詞対訳が公開中">歌詞対訳が公開中</a>です。<br /><br /><table width:="" border="1"><tbody><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr> <td>CD</td><td><a href="https://amzn.to/3mvzy04" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2582%25B7%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2599%25E3%2583%25AB%25E3%2582%25AF%25EF%25BC%25881874-1951%25EF%25BC%2589_000000000021315%2Fitem_%25E3%2582%25B0%25E3%2583%25AC%25E3%2581%25AE%25E6%25AD%258C-%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25AA%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2586%25E3%2582%25A3%25E3%2582%25A2%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2586%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AC%25E3%2583%259E%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%2586%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A5%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2584%25E3%2582%25AB%25E3%2583%259A%25E3%2583%25AC%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2589%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2587%25E3%2583%25B3%25E3%2580%2581%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2586%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A1%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25B0%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2589%25E3%2580%2581%25E3%2582%25AB%25E3%2583%259F%25E3%2583%2583%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25BB%25E3%2583%258B%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2589%25E3%2580%2581%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25AA%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25BB%25E3%2583%259E%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25A4%25E3%2583%25BC%25E3%2580%2581%25E4%25BB%2596%25EF%25BC%25882CD%25EF%25BC%2589_11448754" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5113923%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a></td></tr><tr><td>データ販売</td><td><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=886034196&vc_url=https%3A%2F%2Fwww.e-onkyo.com%2Fmusic%2Falbum%2Fnxa881488200522%2F" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=886034196" width="0" height="1" border="0" alt="" />e-onkyo商品詳細ページ</a></td></tr></tbody></table><br /><br /><h1>出演者等</h1><br /><br />・2020年3月10日、ドレスデン、ゼンパーオーパーでのステレオライヴ録音。
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ホロヴィッツ/ ヒストリック・リターン1965 アルティメイト・エディション

 1965年5月9日に、ニューヨーク、カーネギー・ホールで催された、ホロヴィッツのピアノソロ・リサイタルに関連する音源をまとめたもの。このリサイタルの開催は、ホロヴィッツが1953年に引退してから12年の隠遁生活を終え、復帰した事を意味するものであり、一般に「ヒストリック・リターン」と呼ばれている。 2015年には、アルティメイト・エディションとして、『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』とともに、DSD化リマスタ... <div style="text-align: center;"><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201123150200e10.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201123150200e10.jpg" alt="ホロヴィッツ・ヒストリック・リターン1965~アルティメイト・エディション" width="494" height="403" border="0" /></a></div><br /><br /> 1965年5月9日に、ニューヨーク、カーネギー・ホールで催された、ホロヴィッツのピアノソロ・リサイタルに関連する音源をまとめたもの。このリサイタルの開催は、ホロヴィッツが1953年に引退してから12年の隠遁生活を終え、復帰した事を意味するものであり、一般に「ヒストリック・リターン」と呼ばれている。<br /> 2015年には、アルティメイト・エディションとして、<a href="https://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-1002.html">『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』</a>とともに、DSD化リマスターを経てSACDハイブリッド仕様で再発された。2020年11月現在完売状態。<br /> なお、2019年には当該ブックレットに言及のあった<a href="https://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-1234.html">「ヒストリック・リターン」の本番及びリハーサル兼レコーディングの記録</a>が、いくつかの初出音源とともに発売されている(最終編集版は付属しない)。<br /><br /><br /><table width:="" border="1"><tbody><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr> <td>SACDハイブリッド</td><td><a href="https://amzn.to/2KyCR8U" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%2594%25E3%2582%25A2%25E3%2583%258E%25E4%25BD%259C%25E5%2593%2581%25E9%259B%2586_000000000017977%2Fitem_%25E3%2583%259B%25E3%2583%25AD%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A3%25E3%2583%2583%25E3%2583%2584%25EF%25BC%258F%25E3%2583%2592%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2588%25E3%2583%25AA%25E3%2583%2583%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25BB%25E3%2583%25AA%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%2591%25EF%25BC%2599%25EF%25BC%2596%25EF%25BC%2595%25E3%2580%259C%25E3%2582%25A2%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2586%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25A1%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25A8%25E3%2583%2587%25E3%2582%25A3%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A7%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2594%25EF%25BC%25B3%25EF%25BC%25A1%25EF%25BC%25A3%25EF%25BC%25A4%25EF%25BC%2589_6599187" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F4014628%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a></td></tr><tr></tr></tbody></table><br /><br /><h1>目次</h1><br /><br /><a href="#CD1">CD1-2 最終編集版</a><br /><a href="#CD2">CD3-4 1965年5月9日公演</a><br /><br /><h1 id="CD1">CD1-2 最終編集版</h1><br />[CD1]<br />1. ヨハン・セバスティアン・バッハ:(フルッチョ・ブゾーニ編曲):トッカータ、アダージョとフーガ BWV564<br />2. ロベルト・シューマン:幻想曲<br />[CD2]<br />1. アレクサンドル・スクリャービン:ピアノ・ソナタ第9番「黒ミサ」<br />2. アレクサンドル・スクリャービン:詩曲作品32第1番<br />3. フレデリック・ショパン:マズルカ第21番<br />4. フレデリック・ショパン:練習曲集作品10第8番<br />5. フレデリック・ショパン:バラード第1番<br />6. クロード・ドビュッシー:『子供の領分』より「人形のセレナーデ」L113-3<br />7. アレクサンドル・スクリャービン:3つの小品より第1番「練習曲」<br />8. モーリッツ・モシュコフスキー:練習曲作品72第11番<br />9. ロベルト・シューマン:『子供の憧憬』より「トロイメライ」<br /><br />・ピアノ:ヴラディミール・ホロヴィッツ<br /><br />[CD1]<br />1. 1965年1月7日、4月7日、4月14日、5月9日、ニューヨーク、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。<br />2. 1965年1月13日、4月14日、5月9日、ニューヨーク、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。<br />2. 1965年4月7日、ニューヨーク、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。(第二,第三楽章のみ)<br />2. 1965年1月7日、ニューヨーク、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。(第一楽章のみ)<br />[CD2]<br />1. 1965年4月7日、4月14日、5月9日、ニューヨーク、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。<br />2. 1965年4月14日、5月9日、ニューヨーク、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。<br />3. 1965年4月14日、5月9日、ニューヨーク、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。<br />4. 1965年4月7日、4月14日、5月9日、ニューヨーク、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。<br />5. 1965年1月13日、1月26日、5月9日、ニューヨーク、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。<br />6. 1965年4月14日、5月9日、ニューヨーク、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。<br />7. 1965年4月14日、5月9日、ニューヨーク、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。<br />8. 1965年1月13日、4月7日、4月14日、5月9日、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。<br />9. 1965年5月9日、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><h1 id="CD2">CD3-4 1965年5月9日公演</h1><br /><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/2020112314594156f.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/2020112314594156f.jpg" alt="Horowitz LIVE and UNEDITED" width="247" height="213" border="5" align="right" /></a>[CD3]<br />1. ヨハン・セバスティアン・バッハ:(フルッチョ・ブゾーニ編曲):トッカータ、アダージョとフーガ BWV564<br />2. ロベルト・シューマン:幻想曲<br />[CD4]<br />1. アレクサンドル・スクリャービン:ピアノ・ソナタ第9番「黒ミサ」<br />2. アレクサンドル・スクリャービン:詩曲作品32第1番<br />3. フレデリック・ショパン:マズルカ第21番<br />4. フレデリック・ショパン:練習曲集作品10第8番<br />5. フレデリック・ショパン:バラード第1番<br />6. クロード・ドビュッシー:『子供の領分』より「人形のセレナーデ」L113-3<br />7. アレクサンドル・スクリャービン:3つの小品より第1番「練習曲」<br />8. モーリッツ・モシュコフスキー:練習曲作品72第11番<br />9. ロベルト・シューマン:『子供の憧憬』より「トロイメライ」<br /><br />・ピアノ:ヴラディミール・ホロヴィッツ<br /><br />・1965年5月9日、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。<br /><br /> <a target="_blank" name="amazletlink" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005S05J/furtwangler07-22/ref=nosim/">53年のシルバー・ジュビリー・コンサート</a>以来、12年もの沈黙を破り聴衆の前に現れた、ホロヴィッツの歴史的復帰コンサートの記録。編集版が他に存在する。今ではそちらの方が手に入りにくいかもしれない。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">復帰リサイタル、成功に終わる</span></strong><br /><br /> やはり、復帰リサイタルと言うこともあってか、全体的にところどころ危なっかしい。きくところによれば、この演奏会の開始は、1時間遅れたらしい。原因はもちろんホロヴィッツで、舞台袖のいすに座ったまま固まったとか何とか。12年もの間調う集の前から離れていたのだ無理もあるまい。ジャケットを見てわかるように、この大勢の聴衆の前で、上から下から横から凝視され1音1音を聴き逃すまいとする聴衆の前で、演奏するのだ。舞台は断頭台(拍手をもって執行猶予が言い渡される)と形容されるのもうなずけるというもので、場馴れしても緊張するというものである。開始前のざわめきが収録されており、「もしかしたら出てこないかもしれない」という不安を物語っている。<br /><br /> プログラムは、バッハの編曲物から始まる。この選曲にはわけがあると思う。どこかの資料を読み漁っていたら、ヨーロッパデビューが確かこの曲と他2曲のバッハのブゾーニの編曲物だたっと記憶している。初心に帰ると言うよりも、ある種の願かけと言ったところではなかろうか。肝心の演奏も注目したいところで、2小節目付近を派手に外している。某氏が指摘しているように、冷や汗ものと言う月並みの表現では収まらない緊張感にさいなまれただろう。しかしながら、見事に弾ききっている、流石である。昨今のバッハ演奏とはかけ離れたいわゆるロマン派様式の演奏で、ドラマ仕掛けで大柄かつ情緒的であるのが特徴である。ホロヴィッツにかかれば、たいていの曲はこの傾向になると言ってしまえばそれまでだが・・・。また、某氏が指摘する、原曲のオルガンの音曲のピアノにおける再現という意味では成功していると言えるのではなかろうか。<br /><br /> 波乱のバッハ=ブゾーニをこえると、リハビリが完了したのだろう、若干の堅さが完全に消え失せる。我々が待ち望んだホロヴィッツ! シューマンの幻想曲3楽章、スクリャービンの詩曲での緩やかな時間の流れ! そして黒ミサでの緊張感! どこまでも官能的でメランコリックで、枠にはまらないショパン! ただ、二枚目のショパン練習曲とバラードの一番では疲れが顕在化したのか、少々荒い。無編集版だからということで許せる範囲なのだけれども、特にバラードの1番は、ホロヴィッツの数あるバラードの一番の中でも悪い部類であろう。<br /> おそらく、この後に休憩が挟まれたのであろう。これ以後はホロヴィッツ本来の美質を大いに楽しめる。付属の子供の情景はセッション録音だろうか、ペダルから足を離す音で終了する。<br /><br />「歴史的価値がある」という文句に汚されがちなアルバムだが、そのような枕詞は必要ないほどに優れた演奏である。私はホロヴィッツ讃美者であるから★は若干甘めだが、4つ未満になることはない。<br /><br /> 完全に余談だが、この演奏会のチケット発売前夜、1000人を超えるファンが冷たい雨と強い風の中、カーネギー・ホールの回りの歩道に徹夜で並び、それを知ったホロヴィッツが、夫人のワンダに温かいコーヒーを手配させたというエピソードは有名だが、ワンダ夫人が配る際並んでいる人に「もう12時間待っているんです」と言われたのに対し、「私は12年待ったのよ」とワンダ夫人が返したという話は私のお気に入りである。<br /><br /> ホロヴィッツ生誕109周年記念寄稿。<br /><br /><div style="text-align: right;">★★★★★</div>
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ホロヴィッツ/ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン [完全版]

 ホロヴィッツの生前に発表されたアルバム『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』にまつわる音源のすべてをセットにしたアルバム。すべて既発の音源であるが、リマスターを施されての再発となった。そして、カーネギーホールセットで初出となった映像が、初の分売の運びとなった。あわせて「ヒストリック・リターン」(リマスター)の完全版がでるとのこと。「ヒストリック・リターン」では、無修正版の発売によって、蔵入りして... <div style="text-align: center;"><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200318234934e61.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200318234934e61.jpg" alt="horowitz on television alt" width="500" height="426" border="0" /></a></div><br /><br /> ホロヴィッツの生前に発表されたアルバム『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』にまつわる音源のすべてをセットにしたアルバム。すべて既発の音源であるが、リマスターを施されての再発となった。そして、カーネギーホールセットで初出となった映像が、初の分売の運びとなった。あわせて<a href="https://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-52.html" target="_blank" title="「ヒストリック・リターン」(リマスター)の完全版">「ヒストリック・リターン」(リマスター)の完全版</a>がでるとのこと。「ヒストリック・リターン」では、無修正版の発売によって、蔵入りしていた修正版(初めて世に出た「ヒストリック・リターン」の音源)が久しぶりに復活する。<br /><br /><table width:="" border="1"><tbody><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr> <td>SACDハイブリッド、<br />DVD</td><td><a href="https://amzn.to/2w8vkXF" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%2594%25E3%2582%25A2%25E3%2583%258E%25E4%25BD%259C%25E5%2593%2581%25E9%259B%2586_000000000017977%2Fitem_%25E3%2583%259B%25E3%2583%25AD%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A3%25E3%2583%2583%25E3%2583%2584%25EF%25BC%258F%25E3%2582%25AA%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2586%25E3%2583%25AC%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A3%25E3%2582%25B8%25E3%2583%25A7%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%2591%25EF%25BC%2599%25EF%25BC%2596%25EF%25BC%2598%25E3%2580%259C%25E3%2582%25A2%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2586%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25A1%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25A8%25E3%2583%2587%25E3%2582%25A3%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A7%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2593%25EF%25BC%25B3%25EF%25BC%25A1%25EF%25BC%25A3%25EF%25BC%25A4%25EF%25BC%258B%25EF%25BC%25A4%25EF%25BC%25B6%25EF%25BC%25A4%25EF%25BC%2589_6599188" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a 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世界で初めてのテレビ放映であるという点と、録音等の完成品に強い関心があった(当然だが)ホロヴィッツの意向もあって、テレビ用の映像やレコード用の録音の作成は入念だったらしく、リハーサルを兼ねてのリサイタルを1月2日に実施し、細部修正用の音声素材を集めるために翌3日にレコーディング・セッション(パッチ・セッション)を行うなどしている。収録本番2月1日にまつわる音源は、40分ほど収録可能なテープが計10本(半分は予備)残っており、ブックレットによれば、<br /><br /><blockquote><p>一本目のテープにはリハーサル、2本目から4本目には本番の模様が収録され、最後の1本には、本番の直後に行われたパッチ・セッションの模様が収録されている。</p></blockquote><br /> ホロヴィッツが放映や販売を許可したのは、これら音源や映像を編集したものである。ホロヴィッツがこだわりすぎたのか、放映を見て気が変わったのか、映像版とLPレコード用マスターは必ずしも同じではない。<br /><br /> 当該アルティメット・エディションに含まれる音源は、以下の5種類。パッチ・セッションや、2月1日のリハーサル音源は含まれていない。<br /><br /><table width:="" border="1"><tbody><tr><th>収録日など</th><th>CD</th><th>DVD</th><th>データ販売</th><th>備考</th></tr><tr> <td>最終編集版</td><td style="text-align: center;">〇</td><td style="text-align: center;">-</td><td style="text-align: center;">-</td><td>既にLPやCDとして出ていたものをDSD化(後述)</td></tr><tr> <td>1968年1月2日公演</td><td style="text-align: center;">〇</td><td style="text-align: center;">-</td><td style="text-align: center;">〇</td><td>リハーサルを兼ねたリサイタル実況録音。無修正。</td></tr><tr> <td>1968年2月1日公演</td><td style="text-align: center;">〇</td><td style="text-align: center;">-</td><td style="text-align: center;">〇</td><td>テレビカメラを入れての本番。無修正。</td></tr><tr> <td>映像用音声</td><td style="text-align: center;">-</td><td style="text-align: center;">〇</td><td style="text-align: center;">-</td><td>LP用マスター及び上記音源を編集して作成されたDVD用のステレオ音声</td></tr><tr> <td>本放送版音源?</td><td style="text-align: center;">-</td><td style="text-align: center;">〇</td><td style="text-align: center;">-</td><td>68年製ビデオテープについていた音声(本番、リハーサル等を編集か)</td></tr><tr></tr></tbody></table><br /><br /> データは、<a href="https://mora.jp/package/43000100/G0100034887800_176/" target="_blank" title="mora">mora</a>にて販売中。<br /> なお、すでに発売されていた「1月2日公演」と「2月1日公演」は、リマスターが施されており、<a href="https://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-740.html">カーネギーホール公演のセット</a>とは同演奏別音源。<br /><br /><h1>目次</h1><br /><a href="#CD1">CD1 最終編集版</a><br /><a href="#CD2">CD2 1968年1月2日公演</a><br /><a href="#CD3">CD3 1968年2月1日公演</a><br /><a href="#CD4">映像『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』</a><br /><br /><h1 id="CD1">CD1 最終編集版</h1><br /><br />1. フレデリック・ショパン:バラード第1番<br />2. フレデリック・ショパン:夜想曲第15番<br />3. フレデリック・ショパン:ポロネーズ第5番<br />4. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk380<br />5. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk55<br />6. ロベルト・シューマン:アラベスク<br />7. アレクサンドル・スクリャービン:12の練習曲作品8より第12番<br />8. ロベルト・シューマン:『子供の憧憬』よりトロイメライ<br />9. ヴラディミール・ホロヴィッツ:ビゼーの『カルメン』の主題による変奏曲<br /><br />・ピアノ:ヴラディミール・ホロヴィッツ<br /><br />1-9. 1968年1月2-3日、1968年2月1日、ニューヨーク、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">音源について:最終編集版と”本来の姿”「LP用マスター」は何処に</span></strong><br /><br /> 最終編集版は、厳密に言えば、1968年8月12日の発売以来、『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』の録音として長く親しまれてきたアルバムと同じ音源のもの<strong>ではない</strong>。『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』の「LP用マスター」をDSD化リマスターを施して完了するはずの仕事だが、いろいろと手を加えている。拍手を由来の正しいものと入れ替えたとブックレットにははっきりと書かれているが、それだけであればかなり細かい厳密な意味だが、それだけではないように思われる。私が言いたいのは、音楽自体が、これまでの『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』とは別物ではないか、というところである。気になるのが、ブックレット(ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン1968<br />アルティメイト・エディション[2015年DSDリマスター]、①アンドレアス・マイヤー「このアルバムについて」(2015年))の以下の記述。<br /><br /><div style="text-align: center;"><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201122150321e8b.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201122150321e8b.jpg" alt="①アンドレアス・マイヤー「このアルバムについて」(2015年)" width="500" height="417" border="0" /></a></div><br /><br /> ソニー・ミュージック・アーカイブに保管されているという「オリジナルの3トラック・アナログ・マスター」が何を指すのか。また、「LPの編集が厳密に踏襲されている」とはどういうことか。<br /><br /> そもそも、LPに採用された音源をDSD化したということであれば、文字どおり「LPに使用されたマスターテープを取り寄せてDSD化した」と書くのが自然だが、どうしてこういう書き方になったのだろうか。編集を「厳密に踏襲」をあるので、少なくとも、LPに使用されたマスターをそのままDSD化しているわけではないのである。これは、拍手の関係もあるのだろうが、それ部分以外のことにも言えるのではないか? アルバム全体の再制作に似た作業を行ったのではないだろうか?<br /><br /> 完全に推測であるが、アルバム全体の再制作に似た作業はおそらく、拍手の入れ替えから始まったのだと思う。編集で挿入された拍手が、別日(ヒストリック・リターンらしい)だったので、これを正しいものに入れ替えようとした。音楽「オリジナルの3トラック・アナログ・マスター」は、1月2,3日及び2月1日のリサイタルやリハーサルなどの演奏のテープを指し、加えて、何らかの理由で「LP用マスター」は使用せず、音楽においても、1月2日,3日及び2月1日の録音テープから、LPの音を聴きながら耳を頼りに編集したものが、完全版のこの「最終編集版」なのだろう。<br /><br /> 「ヒストリック・リターン」では、当時の実況録音でなかったという点を著名な音楽評論家が問題視してホロヴィッツを電話口で問い詰めており、ホロヴィッツ没後に無修正版の実況録音が販売された経緯がある。『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』でも同様に実際の姿を知りたいといった需要があると踏んでいたレーベル側は、「1月2日」や「2月1日」実演のDSD化販売が主目的で、最終編集版は、おまけ感覚で作ってもらったというのが内幕だったりするかもしれない。moraで取り扱い中の音源は、「1月2日」や「2月1日」のみであり、せっかく作った最終編集版は漏れている。ここにレーベル側の意向を読み取るのはうがちすぎた見方だろうか。正しいのだととしたら、それは少々見当違いではないだろうか。ホロヴィッツの芸術に触れてとりこになったその入り口は無数に存在するだろうが、「LP用マスター」をもとにした『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』がその入り口であったとする人は少なくないはずだ。『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』は、親しみやすい楽曲が並ぶとともに、その完成度の高さから評価されてきた歴史的名盤であり、求めるものといえば事実ではなく、手の入った「LP用マスター」がDSD化されてより鮮明な姿で現れる美しい虚像なのである。<br /><br /> さて、その肝心のLP用マスターだが、少なくとも行方不明というわけではなく、2013年にDVD用に編集された音声の一部として採用されている。DVDの音声編集は、Disc1から3を担当したマイヤー氏とは別のエンジニア、キストナー氏が担当しており、DVD用のステレオ音声を編集製作する際に「LP用マスター」を使用したと書いている。彼はDisc1において最終編集版を採用していると書いている(同上、②マーティン・キストナー「DVD化に当たってのノート」(2015年))が、採用していない可能性があるのは上で書いたとおり。<br /><br /><div style="text-align: center;"><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201122150352b02.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201122150352b02.jpg" alt="img594 - コピー" width="500" height="507" border="0" /></a></div><br /><br /> 私が「LP用マスター」を重視するのは、ホロヴィッツ本人が査閲した唯一の『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』の編集後音声であるためで、マイヤー氏の手腕の如何にかかわらず(腕は悪くないと思う。そっくりなのは確かだ)、いくら似ていようとも、素材をもとに新たに音声の編集したのであれば、別物と考えるべきである。楽譜の原典版における改版をめぐる一連の議論を知っているならば、ご理解いただけるかと思う。一方、以下収録の「1月2日公演」や「2月1日公演」はそもそも門外不出の録音として保管されていたはずのもので、いくら大芸術であろうとも、あくまで参考として扱うべきものであると思われる。これらが『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』の録音として出回るのは、ホロヴィッツの遺志に反するのではないだろうか、というのが私の思うところである。<br /><br /> 下でも書いたが、キストナー氏編集DVDステレオ音声『カルメン変奏曲』では、Disc1から3までのものとも別物と言わざるを得ないような部分があり、いよいよ「LP用マスター」での姿が気になるところで、いつかDSD化された姿で、データでのディスクでも形はどうでも構わないので、発売してくれないだろうかと思い願うばかりである。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">リマスターのほどは</span></strong><br /><br /> なお、さすがに音質は改善されており、ホールトーンを模した響きが排されて、音楽の見通しがよくなった。基がステレオだから、そもそも不満がなく、全く期待していなかったが、比べてみると違いははっきりとしている。響きを主としていた旧盤と比べて硬質なタッチを比較的重視する傾向であり、私自身の好みを言えば、音自体はこちらのが好きである。<br /><br /><br /><div style="text-align: justify;"><a target="_blank" href="https://blog-imgs-90.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20160305232101be1.jpg"><img alt="新しいビットマップ イメージ" src="https://blog-imgs-90.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20160305232101be1.jpg" width="273" height="158" border="0" align="right" /></a>  気になってしまうのがカルメン変奏曲。後半、第一主題がオクターブでとどろく直前の、音が素早く上下するところの最後、低音をうならせながらまっさかさまに落ちていく音階か、最低音のオクターブ(譜例右)が、不自然に落ちている。これも旧盤と比較すると鮮明な違いである。私ものものだけだろうか?</div><br /><br /><h1 id="CD2">CD2 1968年1月2日公演</h1><br />1. フレデリック・ショパン:ポロネーズ第5番<br />2. フレデリック・ショパン:夜想曲第15番<br />3. フレデリック・ショパン:バラード第1番<br />4. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk380<br />5. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk55<br />6. ロベルト・シューマン:アラベスク<br />7. アレクサンドル・スクリャービン:12の練習曲作品8より第12番<br />8. ロベルト・シューマン:『子供の憧憬』よりトロイメライ<br />9. ヴラディミール・ホロヴィッツ:ビゼーの『カルメン』の主題による変奏曲<br /><br />・ピアノ:ヴラディミール・ホロヴィッツ<br /><br />1-9. 1968年1月2日、ニューヨーク、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。<br /><br /><br /><h1 id="CD3">CD3 1968年2月1日公演</h1><br />1. フレデリック・ショパン:ポロネーズ第5番<br />2. フレデリック・ショパン:夜想曲第15番<br />3. フレデリック・ショパン:バラード第1番<br />4. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk380<br />5. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk55<br />6. ロベルト・シューマン:アラベスク<br />7. アレクサンドル・スクリャービン:12の練習曲作品8より第12番<br />8. ロベルト・シューマン:『子供の憧憬』よりトロイメライ<br />9. ヴラディミール・ホロヴィッツ:ビゼーの『カルメン』の主題による変奏曲<br />10. ロベルト・シューマン:『子供の憧憬』よりトロイメライ<br /><br />・ピアノ:ヴラディミール・ホロヴィッツ<br /><br />1-9. 1968年2月1日、ニューヨーク、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。<br /><br /><br /><h1 id="CD4">映像『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』</h1><br /><br />1. フレデリック・ショパン:バラード第1番<br />2. フレデリック・ショパン:夜想曲第15番<br />3. フレデリック・ショパン:ポロネーズ第5番<br />4. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk380<br />5. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk55<br />6. ロベルト・シューマン:アラベスク<br />7. アレクサンドル・スクリャービン:12の練習曲作品8より第12番<br />8. ロベルト・シューマン:『子供の憧憬』よりトロイメライ<br />9. ヴラディミール・ホロヴィッツ:ビゼーの『カルメン』の主題による変奏曲<br /><br />・ピアノ:ヴラディミール・ホロヴィッツ<br /><br />1-9. 1968年1月2-3日、1968年2月1日、ニューヨーク、カーネギーホールでのステレオライヴ録音。<br /><br /><br />
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シノーポリ/影のない女

 シノーポリによる『影のない女』全曲録音。リヒャルト・シュトラウスの楽劇録音の第三弾。廉価版の再発が一回あったきり、廃盤が続いているのではないか。 シノーポリは、大学では、心理学と脳外科を学んだということで、ロマン派楽劇では最も心理学らしく見えるR.シュトラウスの楽劇は、レコード会社としても広告が打ちやすく、取り上げやすかったのかもしれない。不妊、夫婦愛など、先に大流行した『ばらの騎士』とは違った、... <div style="text-align: center;"><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/2020110121325764c.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/2020110121325764c.jpg" alt="sinoppoli die frau ohne schatten" border="0" width="500" height="442" /></a></div><br /><br /> シノーポリによる『影のない女』全曲録音。リヒャルト・シュトラウスの楽劇録音の第三弾。廉価版の再発が一回あったきり、廃盤が続いているのではないか。<br /> シノーポリは、大学では、心理学と脳外科を学んだということで、ロマン派楽劇では最も心理学らしく見えるR.シュトラウスの楽劇は、レコード会社としても広告が打ちやすく、取り上げやすかったのかもしれない。不妊、夫婦愛など、先に大流行した『ばらの騎士』とは違った、もう少し年を重ね生活に入り込んだ男女の物語を、心理学的に手術するとなると、濃厚というか重厚というか、どうしようもない不可逆な不幸を露骨に見せるようなものになりそうだが、シノーポリの音楽裁きはさっぱりとしたもの。明晰を志したと評判のベームよりも透明度が高いのではないか。<br /><table width: 100% border="1"><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr><br /> <td>CD</td><td><a href="https://amzn.to/2THJxCP" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A5%25E3%2583%2588%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A6%25E3%2582%25B9%25E3%2580%2581%25E3%2583%25AA%25E3%2583%2592%25E3%2583%25A3%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25EF%25BC%25881864-1949%25EF%25BC%2589_000000000019384%2Fitem_%25E3%2580%258E%25E5%25BD%25B1%25E3%2581%25AE%25E3%2581%25AA%25E3%2581%2584%25E5%25A5%25B3%25E3%2580%258F%25E5%2585%25A8%25E6%259B%25B2-%25E3%2582%25B7%25E3%2583%258E%25E3%2583%25BC%25E3%2583%259D%25E3%2583%25AA%25EF%25BC%2586%25E3%2583%2589%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2587%25E3%2583%25B3%25E3%2580%2581%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A9%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2588%25E3%2580%2581%25E3%2583%2598%25E3%2583%2583%25E3%2583%2597%25E3%2583%258A%25E3%2583%25BC%25E3%2580%2581%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A5%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A1%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2584%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2591%25EF%25BC%2599%25EF%25BC%2599%25EF%25BC%2596-%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2586%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25AA%25EF%25BC%2589%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2593%25EF%25BC%25A3%25EF%25BC%25A4%25EF%25BC%2589_443292" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F958290%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a><br /></td></tr><tr><br /><td>データ販売</td><td>-</td></tr></table>
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ホロヴィッツ/スカルラッティソナタ集

 ホロヴィッツによるスカルラッティのアルバム。隠遁中セッション録音群の中の一枚。 ホロヴィッツは、録音の仕事を始めた時から、スカルラッティを取り上げており、入れ替わりもなくはなかった氏のレパートリーの中でも最後まで重きをなした作曲家であった。録音は巨匠の愛奏曲として、今日まで出た演奏会の実況録音も合わせると大変な数に上るが、このアルバムは普段取り上げない楽曲で構成されており、Kk466とKk481以外は、す... <a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201025165216bfd.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201025165216bfd.jpg" alt="horowitz scarlatti CD41" width="300" height="300" border="0" /></a><br /><br /> ホロヴィッツによるスカルラッティのアルバム。隠遁中セッション録音群の中の一枚。<br /> ホロヴィッツは、録音の仕事を始めた時から、スカルラッティを取り上げており、入れ替わりもなくはなかった氏のレパートリーの中でも最後まで重きをなした作曲家であった。録音は巨匠の愛奏曲として、今日まで出た演奏会の実況録音も合わせると大変な数に上るが、このアルバムは普段取り上げない楽曲で構成されており、Kk466とKk481以外は、すべて唯一の録音である。<br /><br /> 再発を繰り返しているアルバムだが、それぞれ微妙に中身が異なる(ソニークラシカルから出るホロヴィッツの再発アルバムはほとんど)。例えば<a href="https://amzn.to/34rNd1J" target="_blank" title="2020年に発売のもの">2020年に発売のもの</a>は、初出盤にいくつかの楽曲が加えられた仕様となっている。以下の曲目等は、オリジナル・ジャケット・コレクションに含まれる初出アルバムの姿に倣った。<br /><br /><a href="https://mora.jp/package/43000087/G010001812079L/" target="_blank" title="mora商品詳細">mora商品詳細</a><br /><br /><h1>曲目等</h1><br />1. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk33<br />2. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk54<br />3. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk525<br />4. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk466<br />5. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk146<br />6. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk96<br />7. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk162<br />8. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk474<br />9. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk198<br />10. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk491<br />11. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk481<br />12. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk391<br /><br />・ピアノ:ヴラディミール・ホロヴィッツ<br /><br />1-2. 1964年5月1日-18日、1964年9月24-28日、ニューヨーク、30番通りコロンビアスタジオでのセッションステレオ録音。<br />3. 1964年4月23日、ニューヨーク、30番通りコロンビアスタジオでのセッションステレオ録音。<br />4-11. 1964年5月1日-18日、1964年9月24-28日、ニューヨーク、30番通りコロンビアスタジオでのセッションステレオ録音。<br />12. 1964年4月23日、ニューヨーク、30番通りコロンビアスタジオでのセッションステレオ録音。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">ホロヴィッツのスカルラッティの美質</span></strong><br /><br /> ホロヴィッツのスカルラッティは、硬質なタッチから繰り出される歯切れの良い打鍵と、時折顔を出すロマンティックな詩情が魅力。「ホロヴィッツの超絶技巧や色の濃いロマンティックな作法は向かないが、スカルラッティは別」という人もおり、巨匠の愛奏曲と言うこともあって、ホロヴィッツのレパートリーの中では特別な地位を確立している。<br /><br /> 一般的なホロヴィッツの愛好家は、超絶的ロマン派の濃厚な悲劇からホロヴィッツに入って行き、演奏会の実況録音を耳にしながら、その愛着の程度を増していくわけだが、スカルラッティのソナタは、演奏会の冒頭に配されている事が多く、このアルバムを見るにつけ、何となく前座集のような感を抱かないわけではないと思う。優れた芸術には違いないが、比べるとどこか控え目で、食い足りない。というのも、普段ホロヴィッツがショパンやリスト、ラフマニノフの楽曲を取り上げる時とは、作法が目に見えて違うからで、この点から一行目の「スカルラッティは別」と言う見解が生まれるのである。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">ホロヴィッツ様式のバロック音楽</span></strong><br /><br /> ホロヴィッツのスカルラッティは、バッハと同世代の作曲家なので、ロマン派音楽成立よりも前の様式でもって接しなければならないという、当時からの慣習を遵守して音楽は作られているように思う(この手の配慮みたいなことは、バックハウス、ケンプ、ギーゼキングやカサドシュなどにもみられる)。スカルラッティが生きた17世紀に、鉄骨の入った巨大なグランドピアノは存在しなかった。当時の鍵盤楽器では、音を持続させる機能は乏しく、豊かな音を共振させる機能もなかったのである。ホロヴィッツにしてみれば「硬質なタッチから繰り出される歯切れの良い打鍵」は、美質である一方で、自己流の様式であり、演奏上の形式的な成立要件だったように思われる。<br /><br /> とはいえ、そもそも、現代ピアノで演奏しているわけなので、戦前においてもチェンバロでバロック期の音楽を取り上げていたランドフスカなどの演奏家が、どのような目でホロヴィッツの演奏を眺めていたかは定かではない。より古式の特徴を取り入れたグールドのバッハ演奏にしてもそうだが、実態は古楽器とグランドピアノの折衷で、再現派からすれば、グランドピアノのペダルを踏みまくり、凄まじいテンポルバートをバロック期音楽に導入した凡百の演奏家と大きな違いはなかったのではないかと思われる。凡百の演奏家の退屈な音楽とホロヴィッツらを分け隔てるのは、演奏自体の絶対的な質の差というほかないのだろう。<br /><br /> スカルラッティのソナタの大群を指して、しばしば「まるで、ピアノのために書かれたかのような」と評される。これには、前提としてピアノによるスカルラッティの名演の存在が必要だが、その筆頭にホロヴィッツのアルバムが含まれるに違いない。<div style="text-align: right;">★★★★★</div>
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ギレリス/コンプリートRCA & コロンビア・アルバム・コレクション

 エミール・ギレリスが、RCA、コロンビアレーベルに残した録音の全集セット。すべてステレオ録音。2020年10月15日現在、販売はmoraの非ハイレゾデータのみ。 ギレリスの録音全集は、ほかにもDGや露メロディアも企画している。DGは、ベートーヴェンやブラームスを中心に据えたドイツものの録音が大半を占める。メロディアは、ほぼすべてがロシア国内での演奏会の実況録音。RCAやコロンビアは、すべてセッションで製作されているが... <div style="text-align: center;"><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201015222018c1d.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201015222018c1d.jpg" alt="gilels RCA" width="500" height="382" border="0" /></a></div><br /><br /> エミール・ギレリスが、RCA、コロンビアレーベルに残した録音の全集セット。すべてステレオ録音。2020年10月15日現在、販売はmoraの非ハイレゾデータのみ。<br /><br /> ギレリスの録音全集は、ほかにも<a href="https://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-1009.html" target="_blank" title="DG">DG</a>や<a href="https://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-1085.html" target="_blank" title="露メロディア">露メロディア</a>も企画している。DGは、ベートーヴェンやブラームスを中心に据えたドイツものの録音が大半を占める。メロディアは、ほぼすべてがロシア国内での演奏会の実況録音。RCAやコロンビアは、すべてセッションで製作されているが、DGとは違い、まとまった録音の企画というよりも、訪米記念盤やソビエト連邦芸術家第一号としての名刺代わりと言った印象を受けるアルバムがそろっている。アメリカのファン向けの広告にはきっと鋼鉄のソ連式ピアニストみたいな事が書かれていただろうから、その期待を裏切らないような楽曲が選ばれたのだろう。チャイコフスキーやブラームスの協奏曲、リストのソナタなど、鋼鉄のタッチが存分に威力をふるう大柄な楽曲や厳しい音楽が並んでいるが、多彩なラインナップの割に遊びが少ない。小品は、ギレリスが有名にしたジロティによるバッハの編曲物だけ。また、バッハの第五フランス組曲がこの中では清澄な存在として際立っている。<br /><br /> ギレリスの演奏会の模様は、<a href="https://amzn.to/3m1VOhR" target="_blank" title="DGからでたシアトル・リサイタル">DGからでたシアトル・リサイタル</a>がよかった。モノラルでの録音だが、一枚ものでベートーヴェンからドビュッシーまで揃っていて、いろいろ楽しめる。なお、シアトル・リサイタルはDG等全集には含まれていない。<br /><br /><br /><table width:="" border="1"><tbody><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr> <td>CD</td><td><a href="https://amzn.to/2SYRIum" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%2594%25E3%2582%25A2%25E3%2583%258E%25E4%25BD%259C%25E5%2593%2581%25E9%259B%2586_000000000017977%2Fitem_%25E3%2582%25A8%25E3%2583%259F%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25AE%25E3%2583%25AC%25E3%2583%25AA%25E3%2582%25B9-RCA-%25E3%2582%25B3%25E3%2583%25AD%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2593%25E3%2582%25A2%25E9%258C%25B2%25E9%259F%25B3%25E5%2585%25A8%25E9%259B%2586-7CD_7168827" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F4305888%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" alt="" width="0" height="1" border="0" />TOWER RECORDS商品詳細ページ</a></td></tr><tr><td>データ販売</td><td><a href="https://mora.jp/artist/665231/" target="_blank" title="mora一覧ページ">mora一覧ページ</a></td></tr></tbody></table><br /><h1>目次</h1><br /><a href="#CD1">CD1 チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番</a><br /><a href="#CD2">CD2 ブラームス: ピアノ協奏曲第2番</a><br /><a href="#CD3">CD3 シューベルト: ピアノ・ソナタ第17番</a><br /><a href="#CD4">CD4 リスト: ピアノ・ソナタ、シューベルト: ピアノ・ソナタ第14番</a><br /><a href="#CD5">CD5 ショスタコーヴィチ: ピアノ・ソナタ第2番, バッハ: フランス組曲第5番</a><br /><a href="#CD6">CD6 ショパン: ピアノ協奏曲第1番</a><br /><a href="#CD7">CD7 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、バッハ=ジロティ:前奏曲ロ短調</a><br /><br /><h1 id="CD1">CD1 チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番</h1><br /><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201015223904674.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201015223904674.jpg" alt="gilels RCA CD1" width="250" height="250" border="0" align="right" /></a>1. ピョートル・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番<br /><br />・ピアノ:エミール・ギレリス<br /><br />・シカゴ交響楽団<br /><br />・指揮:フリッツ・ライナー<br /><br />1. 1955年10月29日、シカゴ、オーケストラ・ホールでのセッションステレオ録音。<br /><br /> <br /> <br /><br /><br /><h1 id="CD2">CD2 ブラームス: ピアノ協奏曲第2番</h1><br /><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201015223905bb5.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201015223905bb5.jpg" alt="gilels RCA CD2" width="250" height="250" border="0" align="right" /></a>1. ヨハネス・ブラームス:ピアノ協奏曲第2番<br /><br />・ピアノ:エミール・ギレリス<br /><br />・シカゴ交響楽団<br /><br />・指揮:フリッツ・ライナー<br /><br />1. 1958年2月8日、シカゴ、オーケストラ・ホールでのセッションステレオ録音。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><h1 id="CD3">CD3 シューベルト: ピアノ・ソナタ第17番</h1><br /><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201015223907cc7.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201015223907cc7.jpg" alt="gilels RCA CD3" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a>1. フランツ・シューベルト:ピアノ・ソナタ第17番D850<br /><br />・ピアノ:エミール・ギレリス<br /><br />1. 1960年1月16,20日、ニューヨーク、タウン・ホールでのセッションステレオ録音。<br /><br /> <br /> <br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><h1 id="CD4">CD4 リスト: ピアノ・ソナタ、シューベルト: ピアノ・ソナタ第14番</h1><br /><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201015223908e28.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201015223908e28.jpg" alt="gilels RCA CD4" width="250" height="251" border="0" align="right" /></a>1. フランツ・リスト:ピアノ・ソナタS178<br />2. フランツ・シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番D784<br /><br />・ピアノ:エミール・ギレリス<br /><br />1. 1964年12月24日,1965年1月5日、ニューヨーク、タウン・ホールでのセッションステレオ録音。<br />2. 1964年12月22,23日,1965年1月5日、ニューヨーク、タウン・ホールでのセッションステレオ録音。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><h1 id="CD5">CD5 ショスタコーヴィチ: ピアノ・ソナタ第2番, バッハ: フランス組曲第5番</h1><br /><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201015223910ca0.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201015223910ca0.jpg" alt="gilels RCA CD5" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a>1. ドミトリー・ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ第2番<br />2. ヨハン・セバスティアン・バッハ:フランス組曲第5番BWV816<br /><br />・ピアノ:エミール・ギレリス<br /><br />1. 1965年1月8日、ニューヨーク、カーネギーホールでのセッションステレオ録音。<br />2. 1960年2月25日、ニューヨーク、カーネギーホールでのセッションステレオ録音。<br /><br /> ショスタコーヴィチの録音を行った日には、当記事CD4の楽曲も収録している。ただし、前者の会場がカーネギーホールの一方で、後者はタウン・ホール。録音作業が一日かかる見込みにもかかわらず、どちらか一方の会場を午前中しか抑えることができず、やむなく移動した、というストーリーを想像してもみたが、単純な誤記かもしれない。<br /><br /> <br /><br /> <br /><h1 id="CD6">CD6 ショパン: ピアノ協奏曲第1番</h1><br /><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201015223911822.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201015223911822.jpg" alt="gilels RCA CD6" width="250" height="251" border="0" align="right" /></a>1. フレデリック・ショパン:ピアノ協奏曲第1番<br /><br />・ピアノ:エミール・ギレリス<br /><br />・フィラデルフィア管弦楽団<br /><br />・指揮:ユージン・オーマンディー<br /><br />1. 1964年12月31日、フィラデルフィア、タウン・ホールでのセッションステレオ録音。<br /><br /><br /><br /><br /> <br /><h1 id="CD7">CD7 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、バッハ=ジロティ:前奏曲ロ短調</h1><br /><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201015223913fca.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20201015223913fca.jpg" alt="gilels RCA CD7" width="250" height="251" border="0" align="right" /></a>1. ピョートル・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番<br />2. ヨハン・セバスティアン・バッハ:(アレクサンドル・ジロティ編曲): 平均率クラヴィーア曲集第10番BWV855aより前奏曲(ロ短調)<br /><br />・ピアノ:エミール・ギレリス<br /><br />・ニューヨーク・フィルハーモニック<br /><br />・指揮:ズービン・メータ<br /><br />1,2. 1979年11月14日、ニューヨーク、リンカーンセンター、エイブリー・フィッシャーホールでのステレオライヴ録音。<br /><br /><span style="font-size:large;"><strong>ジロティによるバッハのロ短調前奏曲について</strong></span><br /><br /> 知らないのは私だけかもしれないが、ジロティによるバッハのロ短調前奏曲というのは、どうも謎めいていて、そもそも楽譜が見つからなかった。IMSLPで空振りに終わること自体稀だが、アカデミーミュージックで検索してみても、それらしき楽譜は見つからなかった。動画投稿サイトではギレリスの演奏と相当程度類似した演奏があることから、流通しているのは間違いないのだが、どこで見落としたのやら。<br /><br /> 元曲は、バッハの作品の中でも一際著名な平均率クラヴィーア曲集第10番の前奏曲部分である。ジロティは、これの伴奏音階を切り取って、どこから持ってきたのかわからない旋律を乗せて一つの音楽としている。音は切り詰められており、余計な装飾を感じさせず、ギレリスの奥義を極めた演奏も手伝って緊迫した空間を作ることに成功しているため、あるカンタータと言われたら疑いもなく受け入れてしまうだろう。もともとこう言う曲なのではないかと思わせる力はあるが、原形をとどめていない。<br />
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ティーレマン/ブルックナー:交響曲第8番

 ティーレマンによるブルックナーの第八交響曲は、シュターツカペレ・ドレスデン、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に続いて三団体目との録音となります。名古屋で聴きましたが、満を持した大曲というよりも、少なくとの十年越しの付き合いということになるのか、シュターツカペレ・ドレスデン首席指揮者公演の際の全身全霊と比べれば、落ち着いて取り組んでいる印象を受けました。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の音の特... <a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200912122123ace.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200912122123ace.jpg" alt="thielemann bruckner 8 wiener" width="350" height="350" border="0" /></a><br /><br /> ティーレマンによるブルックナーの第八交響曲は、<a href="https://amzn.to/2D7U5qe" target="_blank" title="シュターツカペレ・ドレスデン">シュターツカペレ・ドレスデン</a>、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に続いて三団体目との録音となります。<a href="http://blog.livedoor.jp/musikvereinarchiv/archives/56060465.html" target="_blank" title="名古屋で聴きました">名古屋で聴きました</a>が、満を持した大曲というよりも、少なくとの十年越しの付き合いということになるのか、<a href="https://amzn.to/2D7U5qe" target="_blank" title="シュターツカペレ・ドレスデン首席指揮者公演">シュターツカペレ・ドレスデン首席指揮者公演</a>の際の全身全霊と比べれば、落ち着いて取り組んでいる印象を受けました。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の音の特徴と相まって、最も色彩が明るく、明晰といえるのではないでしょうか。<br /><br /> ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とは、全集制作を予定しているとのことで、既に完成しているシュターツカペレ・ドレスデン都の映像版全集との比較も楽しいでしょう。中でも、<a href="https://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-1144.html" target="_blank" title="シノーポリ時代よりシュターツカペレ・ドレスデンにおける伝統の変更が行われた第三番は、他の版と比べは印象が大きく異なる新ノーヴァク版を採用">シノーポリ時代よりシュターツカペレ・ドレスデンにおける伝統の変更が行われた第三番は、他の版と比べは印象が大きく異なる新ノーヴァク版を採用</a>しており、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団全集ではおそらくハース版を採用するため、より注目すべきものとなるでしょう。<br /><br /><br /><br /><table width:="" border="1"><tbody><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr><td>CD</td><td><a href="https://amzn.to/31AVgb6" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%2596%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2583%25E3%2582%25AF%25E3%2583%258A%25E3%2583%25BC-1824-1896_000000000019429%2Fitem_%25E4%25BA%25A4%25E9%259F%25BF%25E6%259B%25B2%25E7%25AC%25AC8%25E7%2595%25AA-%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25AA%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2586%25E3%2582%25A3%25E3%2582%25A2%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2586%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AC%25E3%2583%259E%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%2586%25E3%2582%25A6%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25AB_11177017" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5090614%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" alt="" width="0" height="1" border="0" />TOWER RECORDS商品詳細ページ</a></td></tr><tr><td>データ販売</td><td><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=886034196&vc_url=https%3A%2F%2Fwww.e-onkyo.com%2Fmusic%2Falbum%2Fsme886448549444%2F" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=886034196" height="1" width="0" border="0">e-onkyo商品詳細ページ</a></td></tr></tbody></table>
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ティーレマン/ニュルンベルクのマイスタージンガー [2019年、ザルツブルク復活音楽祭]

 profilレーベルより、シュターツカペレ・ドレスデン録音シリーズの一環として、2019年ザルツブルク復活音楽祭で催された『ニュルンベルクのマイスタージンガー』が登場です。ティーレマンの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』としては、ウィーン国立歌劇場との公演がソフト化されており、シェンクが舞台演出を行い、ティーレマンが振り、ウィーンが演奏するという、きわめて保守的な組み合わせが目を引きました。あれから18... <a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/202009121212517b6.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/202009121212517b6.jpg" alt="thielemann skd meistersinger 2019" border="0" width="500" height="439" /></a><br /><br /> profilレーベルより、シュターツカペレ・ドレスデン録音シリーズの一環として、2019年ザルツブルク復活音楽祭で催された『ニュルンベルクのマイスタージンガー』が登場です。ティーレマンの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』としては、ウィーン国立歌劇場との公演がソフト化されており、シェンクが舞台演出を行い、ティーレマンが振り、ウィーンが演奏するという、きわめて保守的な組み合わせが目を引きました。あれから18年がたちます。<br /> ザルツブルク復活音楽祭公演の目玉オペラは、毎年映像作品として世に出ていましたが、今年は音楽のみ。後で出てくるかもしれませんが、未来のことはわかりません。<br /><br /><table width: 100% border="1"><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr><br /> <td>CD</td><td><a href="https://amzn.to/31zDHIy" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%25AF%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B0%25E3%2583%258A%25E3%2583%25BC%25EF%25BC%25881813-1883%25EF%25BC%2589_000000000019275%2Fitem_%25E3%2580%258E%25E3%2583%258B%25E3%2583%25A5%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2599%25E3%2583%25AB%25E3%2582%25AF%25E3%2581%25AE%25E3%2583%259E%25E3%2582%25A4%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B8%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25AC%25E3%2583%25BC%25E3%2580%258F%25E5%2585%25A8%25E6%259B%25B2-%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25AA%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2586%25E3%2582%25A3%25E3%2582%25A2%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2586%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AC%25E3%2583%259E%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%2586%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A5%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2584%25E3%2582%25AB%25E3%2583%259A%25E3%2583%25AC%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2589%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2587%25E3%2583%25B3%25E3%2580%2581%25E3%2583%2584%25E3%2582%25A7%25E3%2583%2583%25E3%2583%259A%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25E3%2580%2581%25E4%25BB%2596%25EF%25BC%25882019-%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2586%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25AA%25EF%25BC%2589%25EF%25BC%25884CD%25EF%25BC%2589_11206970" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5100008%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a><br /></td></tr><tr><br /><td>データ販売</td><td>-</td></tr></table><br /><br /><h1>出演者等</h1><br /><br />・シュターツカペレ・ドレスデン<br /><br />・指揮:クリスティアン・ティーレマン<br /><br />・2019年春、ザルツブルク祝祭大劇場<br /><br /><span style="font-size:large;"><strong>「床にたたきつけられる小道具の音がよく響く」舞台録音の宿命</strong></span><br /><br /> マイクが舞台の雑音を拾って、ピークレベルが広がり、音楽の音量が相対的に小さくなる。これは再生する側(鑑賞者)は、出力音量をいじらない限り、とても小さい音で音楽を聴く羽目になることを意味する。この録音も多少その影響を被っているようだ。もともと大音量よりも、味わいを重視する方向の作品のため、影響は限定的だが、それでも少し気になった。<br /><br /> 舞台の雑音による音楽の毀損は、ティーレマンに限った話ではないが、ティーレマンの場合やたら多いように感じられ、ウィーン国立歌劇場での『トリスタンとイゾルデ』以来、実況録音と聞くたびにこの状態になっていないかどうか心配で、いらない緊張を強いられるわけである。そこのところ舞台監督は何とかならないのか。床にたたきつけられる小道具の音がよく響く、あの演出は必須なのかどうか、もう一度ご検討いただけませんか?
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キリル・ペトレンコ&ベルリン・フィル:コラボレーションのスタート

 キリルン・ペトレンコの音源ボックスセットが、ベルリン・フィル・レコーディングスから発売されます。本邦の音楽ファンにとって、初めてペトレンコに触れる機会といえば、バイロイト音楽祭の『ニーベルングの指環』の深夜生放送だったという敷居の高さで、続くベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者就任という報道に接して、ワグネリアンにとっては驚き、通ぶりを極めた音楽ファンの間では、知らないことが通のあかし... <div style="text-align: center;"><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200927171113ff6.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200927171113ff6.jpg" alt="petrenko bph2" width="600" height="378" border="0" /></a></div><br /> キリルン・ペトレンコの音源ボックスセットが、ベルリン・フィル・レコーディングスから発売されます。本邦の音楽ファンにとって、初めてペトレンコに触れる機会といえば、バイロイト音楽祭の『ニーベルングの指環』の深夜生放送だったという敷居の高さで、続くベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者就任という報道に接して、ワグネリアンにとっては驚き、通ぶりを極めた音楽ファンの間では、知らないことが通のあかしと言わんばかりに「誰?」というものだったと思われます。<br /><br /> 徐々にベールははがされつつあり、音楽はスラブ圏の特徴を持ち、バッハやモーツァルトよりも、近現代物のオペラをこなす先進性が、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の間では二重の意味で新鮮な才能と感じられたのではないでしょうか。<br /><br /> 例によって、データ販売が行われており、ブックレット付で約四割引きとなっております。モノが欲しい、箱でほしい、手で持ってみたいという需要もわかります。立派ですからね。<br /><br /><br /><br /><table width:="" border="1"><tbody><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr> <td>CD</td><td><a href="https://amzn.to/30cd5fM" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_-%25E3%2582%25AA%25E3%2583%25A0%25E3%2583%258B%25E3%2583%2590%25E3%2582%25B9%25EF%25BC%2588%25E7%25AE%25A1%25E5%25BC%25A6%25E6%25A5%25BD%25EF%25BC%2589_000000000065307%2Fitem_%25E3%2583%2599%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%259A%25E4%25BA%25A4%25E9%259F%25BF%25E6%259B%25B2%25E7%25AC%25AC9%25E7%2595%25AA%25E3%2580%258E%25E5%2590%2588%25E5%2594%25B1%25E3%2580%258F%25E3%2580%2581%25E7%25AC%25AC7%25E7%2595%25AA%25E3%2580%2581%25E3%2583%2581%25E3%2583%25A3%25E3%2582%25A4%25E3%2582%25B3%25E3%2583%2595%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25AD%25E3%2583%25BC%25EF%25BC%259A%25E4%25BA%25A4%25E9%259F%25BF%25E6%259B%25B2%25E7%25AC%25AC5%25E7%2595%25AA%25E3%2580%2581%25E7%25AC%25AC6%25E7%2595%25AA%25E3%2580%258E%25E6%2582%25B2%25E6%2584%25B4%25E3%2580%258F%25E3%2580%2581%25E4%25BB%2596-%25E3%2582%25AD%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25BB%25E3%2583%259A%25E3%2583%2588%25E3%2583%25AC%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B3%25EF%25BC%2586%25E3%2583%2599%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25AB%25EF%25BC%25885CD%25EF%25BC%258B2BD%25EF%25BC%2589_11242420" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5104947%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a></td></tr><tr><td>データ販売</td><td><a href="https://www.berliner-philharmoniker-recordings.com/petrenko-edition-1.html" target="_blank" title="ベルリン・フィル・レコーディングス">ベルリン・フィル・レコーディングス</a></td></tr></tbody></table>
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ケンプ/ヴィルヘルム・ケンプ・エディション

 ヴィルヘルム・ケンプが、DGなどに残した録音を集めたボックスセット。全集と言い切れなかったのは、巨匠の仕事が広範囲にわたるためだろう。広島公演は含まれたが、50年代に作られたDECCAへの録音は含まれていないようだ。なお、DECCAへの録音は全二枚、二枚(「バッハ名演集」、「シューベルト:ピアノ・ソナタ集」)ともmoraで取り扱い中。 独墺係を得意とし、世評も高く、録音はそれに集中しており、バッハ、ヘンデル、モー... <div style="text-align: center;"><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200921163730358.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200921163730358.jpg" alt="kempff dged2020" width="400" height="400" border="0" /></a></div><br /><br /> ヴィルヘルム・ケンプが、DGなどに残した録音を集めたボックスセット。全集と言い切れなかったのは、巨匠の仕事が広範囲にわたるためだろう。広島公演は含まれたが、<a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fnews%2Farticle%2F1003070001%2F" target="_blank" title="50年代に作られたDECCAへの録音">50年代に作られたDECCAへの録音</a>は含まれていないようだ。なお、DECCAへの録音は全二枚、二枚(<a href="https://mora.jp/package/43000006/00028948340484/" target="_blank" title="「バッハ名演集」">「バッハ名演集」</a>、<a href="https://mora.jp/package/43000006/00028948340491/" target="_blank" title="「シューベルト:ピアノ・ソナタ集」">「シューベルト:ピアノ・ソナタ集」</a>)ともmoraで取り扱い中。<br /><br /> 独墺係を得意とし、世評も高く、録音はそれに集中しており、バッハ、ヘンデル、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ブラームスなど。特にベートーヴェンは、ピアノ・ソナタ、協奏曲、ヴァオリン・ソナタ、トリオ、チェロ・ソナタなどだいたい揃う。2020年のベートーヴェン・イヤーを、後期ロマン派の香りを残す往年の渋い作法で偲んでみるのもいいかもしれない。なお、ピアノ・ソナタは、新旧二種揃い。<br /><br /><table width: 100% border="1"><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr><br /> <td>CD</td><td>Amazon商品詳細<br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%2594%25E3%2582%25A2%25E3%2583%258E%25E4%25BD%259C%25E5%2593%2581%25E9%259B%2586_000000000017977%2Fitem_%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2598%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25A0%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25B1%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2597%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25A8%25E3%2583%2587%25E3%2582%25A3%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A7%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%258880CD%25EF%25BC%2589_11172192" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5090198%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a><br /></td></tr><tr><br /><td>データ販売</td><td>-</td></tr></table><br /><br />ソロ楽曲については、<a href="https://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-739.html" target="_blank" title="こちら">こちら</a>で書いてます。
  • Date : 2020-09-21 (Mon)
  • Category : ケンプ
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クナッパーツブッシュ/ニュルンベルクのマイスタージンガー [1960年、バイロイト音楽祭]

 オルフェオ・バイロイト音楽祭シリーズより、1960年7月23日に、バイロイト音楽祭の一環として催された『ニュルンベルクのマイスタージンガー』公演の記録である。音質は、同時代の実況録音と同水準。加えて、当該レーベルのリマスターの傾向(分厚くやや高域より?)をもつ。 指揮を務めたクナッパーツブッシュの同曲の録音は、これを含めて4種類あるはずで、これは最後のもの。1. ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1951年)2... <div style="text-align: center;"><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200725171902b11.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200725171902b11.jpg" alt="kna meistersinger 1960" width="500" height="426" border="0" /></a></div><br /> オルフェオ・バイロイト音楽祭シリーズより、1960年7月23日に、バイロイト音楽祭の一環として催された『ニュルンベルクのマイスタージンガー』公演の記録である。音質は、同時代の実況録音と同水準。加えて、当該レーベルのリマスターの傾向(分厚くやや高域より?)をもつ。<br /><br /> 指揮を務めたクナッパーツブッシュの同曲の録音は、これを含めて4種類あるはずで、これは最後のもの。<br /><br />1. ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1951年)<br />2. バイロイト祝祭管弦楽団(1952年)<br />3. バイエルン国立歌劇場管弦楽団(1955年)<br />4. バイロイト祝祭管弦楽団(1960年)<br /><br /> なお、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのものは、巨匠唯一のワーグナー楽劇全曲セッション録音である。<br /><br /><br /><table width:="" border="1"><tbody><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr> <td>CD</td><td><a href="https://amzn.to/30Mjz4o" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%25AF%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B0%25E3%2583%258A%25E3%2583%25BC%25EF%25BC%25881813-1883%25EF%25BC%2589_000000000019275%2Fitem_%25E3%2580%258E%25E3%2583%258B%25E3%2583%25A5%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2599%25E3%2583%25AB%25E3%2582%25AF%25E3%2581%25AE%25E3%2583%259E%25E3%2582%25A4%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B8%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25AC%25E3%2583%25BC%25E3%2580%258F%25E5%2585%25A8%25E6%259B%25B2%25E3%2580%2580%25E3%2582%25AF%25E3%2583%258A%25E3%2583%2583%25E3%2583%2591%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2584%25E3%2583%2596%25E3%2583%2583%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A5%25EF%25BC%2586%25E3%2583%2590%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25AD%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2588%25E3%2580%2581%25E3%2582%25B0%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2589%25E3%2583%25AB%25E3%2580%2581%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2588%25E3%2582%25AC%25E3%2583%2583%25E3%2582%25BB%25E3%2583%25B3%25E3%2580%2581%25E4%25BB%2596%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2591%25EF%25BC%2599%25EF%25BC%2596%25EF%25BC%2590%25E3%2580%2580%25E3%2583%25A2%25E3%2583%258E%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25AB%25EF%25BC%2589%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2594%25EF%25BC%25A3%25EF%25BC%25A4%25EF%25BC%2589_6624640%3F" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F4038945%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" width="0" height="1" border="0" alt="" />TOWER RECORDS商品詳細ページ</a></td></tr><tr><td>データ販売</td><td>-</td></tr></tbody></table><br /><br /><h1>出演者等</h1><br />・ハンス・ザックス: ヨーゼフ・グラインドル<br />・ファイト・ポーグナー:テオ・アダム<br />・クンツ・フォーゲルザンク: <br />・コンラート・ナハティガル:エグモント・コッホ<br />・ジクストゥス・ベックメッサー:カール・シュミット=ヴァルター<br />・フリッツ・コートナー:ルートヴィッヒ・ウェーバー<br />・バルタザール・ツォルン:ハインツ・ギュンター・ツィマーマン<br />・ウルリヒ・アイスリンガー:<br />・アウグスティン・モーザー:<br />・ヘルマン・オルテル:<br />・ハンス・シュヴァルツ:<br />・ハンス・フォルツ:<br />・ヴァルター・フォン・シュトルツィング:ヴォルフガング・ヴィントガッセン<br />・ダーヴィッド:ゲルハルト・ストールツ<br />・エーヴァ:エリザベート・グリュンマー<br />・マグダレーネ:<br /><br />・バイロイト祝祭合唱団<br /><br />・合唱指揮:ヴィルヘルム・ピッツ<br /><br />・バイロイト祝祭管弦楽団<br /><br />・指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ<br /><br />・1960年7月23日、バイロイト祝祭歌劇場でのモノラルライヴ録音。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">クナのこぶしと優しさと</span></strong><br /><br /> 振り返るのも面倒なくらいに、クナッパーツブッシュとテンポの遅さはひとくくりにして記憶されている。遅いのはいつも通りのことで、悠然と言うべきか、実は時の方が止まっているのか、低速に関する非日常的体験を知りたければ、クナッパーツブッシュを当たるべきだ。「前奏曲」がねっとり開始されるのは事前の想像通り、第二幕の末尾乱闘がゆったりした様に彼らしさを見るも、有名な「徒弟の踊り」にいたっては、演者全員が乗り切れずに指揮者の拍を待っている瞬間すらある。ドイツ印象派であるとともに、バイロイトの伝統の継承者とされるこの人物の音楽がそれであるなら、遅ければ何でもいいということになるのだが、それだけではないのである。<br /><br /> ブラームスの第四交響曲を聴いた時にも感じたことを毎回書くが、クナッパーツブッシュは、部分によって扱いに極端な差が出る傾向にあり、気がある部分とそうでない部分で分けているのではないかと思われるほどである。上で挙げた部分は、魅力的ではないとは言えないが、音の波は寸分狂いなく感情の波と言っていいほどのものがあるわけで、こういう登場人物の気持ちに寄り添うところに私などは指揮者の優しさを見てしまう。ポーグナーの演説につける伴奏の心憎いばかりの表情、芸術の賛美と、愛娘を送り出す父親の何とも言えない優しさを、言葉では表すことが出来ない感情を補って余りあるし、第二幕のザックスによる「にわとこのモノローグ」で吐露される諦念の思い、感情が高ぶるのに応じて、新たな生活を始めようとする企てがあまりに非現実的であるという事実が胸に刺さる、その音楽、引き込まれるというほかないし、これら格別の時間には、舞台を想起させる力がある。<br /><br /> また、こういうところから、クナッパーツブッシュにとって『ニュルンベルクのマイスタージンガー』は、中世ニュルンベルク市民生活の中でも感情方面に焦点を当てた作品という見方が帰納される。他の指揮にくらべると遅めと感じる第二幕の駆け落ち未遂の場面も、この見方から見れば、感情のほとばしりではなく、歌試験などすっぽかしていっそ逃げ出したい、でも二人自身の心がそれを許さない、その葛藤を執拗な強弱の繰り返しで描くという、他では見られない劇になる。<br /><br /> 第三幕はほぼ全域が優れていると言っていいうえ、個々の歌手の熱演がひかる。ヴィントガッセンが演じるヴァルターがザックスに現れる時の、すがすがしい雰囲気など実によく描かれている。昨晩とは別人のようである。第4場の記憶は、ほぼ婚前のエーファの不安を演じるグリュンマーの熱演で占められている。この熱演で、何となく『細雪』の最後の場面を思い出した。もっとも、『細雪』では、当人は寡黙で不安が出るのは体調の方だが。<br /><br /><blockquote><p>けふもまた衣えらびに日は暮れぬ嫁ぎゆく身のそゞろ悲しき<br /><a href="https://amzn.to/2WVuIyD" target="_blank" title="谷崎潤一郎『細雪』">谷崎潤一郎『細雪』</a>より</p></blockquote><br /><br /> さて、ザックスが「ニュルンベルクの迷い」に言及するこの作品最大の政治的場面を捌くクナッパーツブッシュの指揮棒は実にあっさりとしたものだ。それに比べて、徒弟の踊りの後にくる全員での「目覚めよ朝が近づいている」の力強さは格別である。「迷い」など、そもそもなかった。<div style="text-align: right;">★★★★★</div>
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C.クライバー/トリスタンとイゾルデ[1973年,シュトゥットガルト国立歌劇場]

 1973年4月22日に催された、シュトゥットガルト国立歌劇場『トリスタンとイゾルデ』公演の記録。モノラル録音で、音質が良くないと古く聞こえるものだが、これは戦前のよう。 1973年にはウィーン国立歌劇場での『トリスタンとイゾルデ』公演があり、ますます勢いに乗るカルロスの躍動感に富む音楽裁きが最大の見もの。たしかに、ライブ、リゲンツァときて、大きな傷もない1976年のバイロイト公演がとどめを刺すのですが、トリス... <div style="text-align: center;"><a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200711185703396.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200711185703396.jpg" alt="CKleiber Tristan und Isolde [Stuttgart, 1973]" width="500" height="421" border="0" /></a></div><br /> 1973年4月22日に催された、シュトゥットガルト国立歌劇場『トリスタンとイゾルデ』公演の記録。モノラル録音で、音質が良くないと古く聞こえるものだが、これは戦前のよう。<br /> 1973年にはウィーン国立歌劇場での『トリスタンとイゾルデ』公演があり、ますます勢いに乗るカルロスの躍動感に富む音楽裁きが最大の見もの。たしかに、ライブ、リゲンツァときて、大きな傷もない1976年のバイロイト公演がとどめを刺すのですが、トリスタンにヴィントガッセンを配した当該公演も、ファンにとっては外せないのではないでしょう。しかし、内容は、クライバーとしては精彩を欠く印象です。もともとファン向けの録音一つかと思いますが、後回しにした方がよいかもしれません。<br /><br /><table width:="" border="1"><tbody><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr> <td>CD</td><td><a href="https://amzn.to/2C5je48" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%25AF%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B0%25E3%2583%258A%25E3%2583%25BC%25EF%25BC%25881813-1883%25EF%25BC%2589_000000000019275%2Fitem_%25E3%2580%258E%25E3%2583%2588%25E3%2583%25AA%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25B3%25E3%2581%25A8%25E3%2582%25A4%25E3%2582%25BE%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2587%25E3%2580%258F%25E5%2585%25A8%25E6%259B%25B2-%25E3%2582%25AB%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25AD%25E3%2582%25B9%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2590%25E3%2583%25BC%25EF%25BC%2586%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A5%25E3%2583%2588%25E3%2582%25A5%25E3%2583%2583%25E3%2583%2588%25E3%2582%25AC%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25E5%259B%25BD%25E7%25AB%258B%25E6%25AD%258C%25E5%258A%2587%25E5%25A0%25B4%25E3%2580%2581%25E3%2583%25AA%25E3%2582%25B2%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2584%25E3%2582%25A1%25E3%2580%2581%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2588%25E3%2582%25AC%25E3%2583%2583%25E3%2582%25BB%25E3%2583%25B3%25E3%2580%2581%25E4%25BB%2596%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2591%25EF%25BC%2599%25EF%25BC%2597%25EF%25BC%2593%25EF%25BC%2589%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2593%25EF%25BC%25A3%25EF%25BC%25A4%25EF%25BC%2589_2584478" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F2261649%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" width="0" height="1" border="0" alt="" />TOWER RECORDS商品詳細ページ</a></td></tr><tr><td>データ販売</td><td>-</td></tr></tbody></table><br /><br /><h1>出演者等</h1>
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フルトヴェングラー/ ベートーヴェン:交響曲第1番&第3番「英雄」

 EMIによる、リマスター事業の中の一枚。当初はベートーヴェン交響曲全集及びその他というラインナップだったが、結局EMI保有の音源がすべてリマスターされるに及んだ。当時の広告は、フルトヴェングラーの現代への影響を謳って新規層を狙う一方で、ジャケットは簡素を極めるなど、ちぐはぐな投資から、このレコード会社の末期を予感させるものがあったが(企画は国内盤のみで、イギリスの本体とは別の会社だろうが)、絶対に売れ... <a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200531115208b53.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200531115208b53.jpg" alt="furtwangler beethoven 1 3" border="0" width="350" height="350" /></a><br /><br /> EMIによる、リマスター事業の中の一枚。当初はベートーヴェン交響曲全集及びその他というラインナップだったが、結局EMI保有の音源がすべてリマスターされるに及んだ。当時の広告は、フルトヴェングラーの現代への影響を謳って新規層を狙う一方で、ジャケットは簡素を極めるなど、ちぐはぐな投資から、このレコード会社の末期を予感させるものがあったが(企画は国内盤のみで、イギリスの本体とは別の会社だろうが)、絶対に売れるという確信をもってこの報に接したものだった。フルトヴェングラーの音源は、引いては<a href="https://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-141.html" target="_blank" title="「バイロイトの第九」">「バイロイトの第九」</a>は、リマスター界の趨勢を担う存在なのである。<br /><br /> 前回のCD化は評判がよくなかったらしいが、今回は隙がなかった。録音時に使用したテープをもとに、巨大資本を背景にした評判の新技術の採用(DSDリマスター)、ハイレゾ仕様の媒体(SACDハイブリッド)でのリリースである。後に隆盛を極めるリマスター事業の一つの基準となり現在に至る。<br /><br /> 二種類あるSACDは、シングルレイヤーよりもハイブリッドの方が好まれ、この傾向を汲んだ採用と思われる。ハイブリッド盤は、CDプレイヤーで再生でき、根拠はともかくとして通常CDよりも高音質が約束されているように感じるのだ。<br /><br /> <a href="https://amzn.to/3etFrXk" target="_blank" title="リマスター音源を採用した通常CD盤のベートーヴェン交響曲全集セットが、EMIを継承したワーナーから発売">リマスター音源を採用した通常CD盤のベートーヴェン交響曲全集セットが、EMIを継承したワーナーから発売</a>されている。<br /><table width: 100% border="1"><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr><br /> <td>SACDハイブリッド</td><td><a href="https://amzn.to/3exU8c0" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%2599%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%25881770-1827%25EF%25BC%2589_000000000034571%2Fitem_%25E4%25BA%25A4%25E9%259F%25BF%25E6%259B%25B2%25E7%25AC%25AC%25EF%25BC%2593%25E7%2595%25AA%25E3%2580%258E%25E8%258B%25B1%25E9%259B%2584%25E3%2580%258F%25E3%2580%2581%25E7%25AC%25AC%25EF%25BC%2591%25E7%2595%25AA-%25E3%2583%2595%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B0%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25BC%25EF%25BC%2586%25E3%2582%25A6%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25AB%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2591%25EF%25BC%2599%25EF%25BC%2595%25EF%25BC%2592%25EF%25BC%2589_5977544" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F3705177%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a><br /></td></tr><tr><br /><td>データ販売(ハイレゾ)</td><td><a href="https://mora.jp/package/43000174/A10306F0000002OV25_96/?fmid=EDUNEWRL01" target="_blank" title="mora商品詳細ページ">mora商品詳細ページ</a></td></tr></table><br /><br /><h1>曲目等</h1><br />1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲第1番<br />2. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」<br /><br />・ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー<br /><br />1. 1952年11月24日,27-28日、ウィーン、楽友協会大ホールでのセッションモノラル録音。<br />2. 1952年11月26-27日、ウィーン、楽友協会大ホールでのセッションモノラル録音。<br /><br /> フルトヴェングラーの英雄交響曲の録音は、楽曲に人気があることもあって数多く残っている。見解として、フルトヴェングラーといえばライブ録音で、やはり手兵のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とのものが、状況としては最高峰というものがあり、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団であっても、(きわめて華麗な)傍流という言い方をする人もいる。「最高峰」の組み合わせは複数あり、加えて、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との実況録音も残っているうえ、「ウラニアのエロイカ」と呼ばれる著名な放送用音源がある中で、EMI制作の当該録音の立場は悪くなるばかりである。全集版エロイカ交響曲は、マイクと記録、その向こうにある永遠性を前にした巨匠の萎縮を記録するにとどまるのか。
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チェリビダッケ/ベルリオーズ:幻想交響曲

 チェリビダッケの幻想交響曲。同曲の録音は出ていたはずですが、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団との録音は、正規版初登場ではないでしょうか。例によって、楽団の自主レーベルからの登場します。2020年2月現在、配信サイトに掲載されておりませんが、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団自主制作レーベルから出た録音は、ボックスセットの音源も含め、見たところほとんどがデータ販売も行われており、この音源も同様の... <a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200529173411eac.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200529173411eac.jpg" alt="celibidache berlioz" width="350" height="350" border="0" /></a><br /><br /> チェリビダッケの幻想交響曲。同曲の録音は出ていたはずですが、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団との録音は、正規版初登場ではないでしょうか。例によって、楽団の自主レーベルからの登場します。2020年2月現在、配信サイトに掲載されておりませんが、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団自主制作レーベルから出た録音は、ボックスセットの音源も含め、見たところほとんどがデータ販売も行われており、この音源も同様の扱いとなるでしょう。<br /><br /><table width:="" border="1"><tbody><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr><td>ディスク<br />(CD)</td><td><a href="https://amzn.to/2wbTe4a" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%2599%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25AA%25E3%2582%25AA%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25BA%25EF%25BC%25881803-1869%25EF%25BC%2589_000000000021028%2Fitem_%25E5%25B9%25BB%25E6%2583%25B3%25E4%25BA%25A4%25E9%259F%25BF%25E6%259B%25B2-%25E3%2582%25BB%25E3%2583%25AB%25E3%2582%25B8%25E3%2582%25A6%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2581%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25AA%25E3%2583%2593%25E3%2583%2580%25E3%2583%2583%25E3%2582%25B1%25EF%25BC%2586%25E3%2583%259F%25E3%2583%25A5%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2598%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25AB%25EF%25BC%25881986%25EF%25BC%2589_10679742" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5024105%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" width="0" height="1" border="0" alt="" />TOWER RECORDS商品詳細ページ</a></td></tr><tr><td>データ販売(ハイレゾ)</td><td><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=886034196&vc_url=https%3A%2F%2Fwww.e-onkyo.com%2Fmusic%2Falbum%2Fwnr0787099974251%2F" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=886034196" height="1" width="0" border="0">e-onkyo商品詳細ページ</a></td></tr></tbody></table><br /><br /><h1>曲目等</h1><br /><br />
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ソコロフ/2019年演奏旅行(ベートーヴェン、ブラームスなど)

 DGのソコロフ・シリーズの第4弾は、欧州リサイタル実況録音集。ベートーヴェンのソナタよりも、ブラームスの後期小品集やベートーヴェンのバガテルの方に目が行ってしまいます。特にベートーヴェンの作品119は、同作品126よりも取り上げられる回数の少ない作品集であります。いったいどんな幻想を見せてくれるのでしょうか?仕様ページリンク CDAmazon商品詳細HMV商品詳細ページTOWER RECORDS商品詳細ページデータ販売e-onkyo...  DGのソコロフ・シリーズの第4弾は、欧州リサイタル実況録音集。ベートーヴェンのソナタよりも、ブラームスの後期小品集やベートーヴェンのバガテルの方に目が行ってしまいます。特にベートーヴェンの作品119は、同作品126よりも取り上げられる回数の少ない作品集であります。いったいどんな幻想を見せてくれるのでしょうか?<br /><br /><table width: 100% border="1"><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr><br /> <td>CD</td><td>Amazon商品詳細<br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%2594%25E3%2582%25A2%25E3%2583%258E%25E4%25BD%259C%25E5%2593%2581%25E9%259B%2586_000000000017977%2Fitem_%25E3%2582%25B0%25E3%2583%25AA%25E3%2582%25B4%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25BD%25E3%2582%25B3%25E3%2583%25AD%25E3%2583%2595%25E3%2580%259C%25E3%2583%2599%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25B3%25E3%2580%2581%25E3%2583%2596%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25A0%25E3%2582%25B9%25E3%2580%2581%25E3%2583%25A2%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2584%25E3%2582%25A1%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25EF%25BC%25882019%25E5%25B9%25B4%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25B4%25EF%25BC%2589%25EF%25BC%25882CD%25EF%25BC%258BDVD%25EF%25BC%2589_10785239" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5037976%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a><br /></td></tr><tr><br /><td>データ販売</td><td><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=886034196&vc_url=https%3A%2F%2Fwww.e-onkyo.com%2Fmusic%2Falbum%2Fuml00028948365722%2F" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=886034196" height="1" width="0" border="0">e-onkyo商品詳細ページ</a></td></tr></table><br />
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セル/ワーナー録音集[1934年から1970年まで]

 ソニー・クラシカルに続き、旧EMIに残したジョージセル・の録音の全集。最新のリマスター音源を使用とのこと。リマスター音源を大容量媒体で売るのが大流行りのため、一つの演奏でも音源が何種類か存在することとなり、いつリマスターした音源なのかがわかりづらい(フルトヴェングラーほどではないが)。問い合わせが多いのか、販売サイトでも確認できるようになった。仕様ページリンク CDAmazon商品詳細HMV商品詳細ページTO...  <a href="https://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-1180.html" target="_blank" title="ソニー・クラシカル">ソニー・クラシカル</a>に続き、旧EMIに残したジョージセル・の録音の全集。最新のリマスター音源を使用とのこと。リマスター音源を大容量媒体で売るのが大流行りのため、一つの演奏でも音源が何種類か存在することとなり、いつリマスターした音源なのかがわかりづらい(フルトヴェングラーほどではないが)。問い合わせが多いのか、販売サイトでも確認できるようになった。<br /><br /><table width: 100% border="1"><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr><br /> <td>CD</td><td>Amazon商品詳細<br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_Box-Set-Classical_000000000088040%2Fitem_%25E3%2582%25B8%25E3%2583%25A7%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B8%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25BB%25E3%2583%25AB%25EF%25BC%258F-%25E3%2583%25AF%25E3%2583%25BC%25E3%2583%258A%25E3%2583%25BC%25E9%258C%25B2%25E9%259F%25B3%25E9%259B%2586-1934%25E3%2580%259C1970%25EF%25BC%258814CD%25EF%25BC%2589_10858728" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5045000%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a><br /></td></tr><tr><br /><td>データ販売</td><td>-</td></tr></table><br /><br /><h1>目次</h1><br /><br /><hr size="1" /><div class="amachazl-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amachazl-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B079VD2YRP/furtwangler07-22/" name="amachazllink" rel="nofollow" target="_blank"><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/51JfJ5D4OuL._SL160_.jpg" alt="The Complete Columbia Album Collection" style="border: none;" /></a></div><div class="amachazl-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amachazl-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B079VD2YRP/furtwangler07-22/" name="amachazllink" rel="nofollow" target="_blank">The Complete Columbia Album Collection</a><div class="amachazl-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="https://amachazl.com/browse/B079VD2YRP/furtwangler07-22" title="The Complete Columbia Album Collection - 甘茶蔓 (amachazl)" rel="nofollow" target="_blank">amachazl</a></div></div><div class="amachazl-detail">George Szell<br />Sony Classic (2018-08-10)<br /></div><div class="amachazl-sub-info" style="float: left;"><div class="amachazl-link" style="margin-top: 5px"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B079VD2YRP/furtwangler07-22/" name="amachazllink" rel="nofollow" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amachazl-footer" style="clear: left"></div></div>
  • Date : 2020-04-18 (Sat)
  • Category : セル
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ラトル/ラインの黄金

 2020年現在、状況が不ぞろいのラトルの『ニーベルングの指環』の記録の一角をなすのが、この『ラインの黄金』である。すでにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との記録が複数あった『ワルキューレ』で、同楽団との録音が実施された。これを、楽団を統一しての『ニーベルングの指環』の完成を目指すという意思とみても不自然ではないだろう。楽しみです。仕様ページリンクCDAmazon商品詳細HMV商品詳細ページTOWER RECORDS商品詳... <a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200419104055dce.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200419104055dce.jpg" alt="rattle das rheingold" width="350" height="305" border="0" /></a><br /><br /> 2020年現在、状況が不ぞろいのラトルの『ニーベルングの指環』の記録の一角をなすのが、この『ラインの黄金』である。すでにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との記録が複数あった<a href="https://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-1251.html" target="_blank" title="『ワルキューレ』">『ワルキューレ』</a>で、同楽団との録音が実施された。これを、楽団を統一しての『ニーベルングの指環』の完成を目指すという意思とみても不自然ではないだろう。楽しみです。<br /><table width: 100% border="1"><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr><td>CD</td><td><a href="https://amzn.to/3biWQB2" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%25AF%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B0%25E3%2583%258A%25E3%2583%25BC%25EF%25BC%25881813-1883%25EF%25BC%2589_000000000019275%2Fitem_%25E3%2580%258E%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25B3%25E3%2581%25AE%25E9%25BB%2584%25E9%2587%2591%25E3%2580%258F%25E5%2585%25A8%25E6%259B%25B2%25E3%2580%2580%25E3%2583%25A9%25E3%2583%2588%25E3%2583%25AB%25EF%25BC%2586%25E3%2583%2590%25E3%2582%25A4%25E3%2582%25A8%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25B3%25E6%2594%25BE%25E9%2580%2581%25E4%25BA%25A4%25E9%259F%25BF%25E6%25A5%25BD%25E5%259B%25A3%25E3%2580%2581%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A9%25E3%2583%2583%25E3%2583%25AC%25E3%2580%2581%25E3%2583%2580%25E3%2583%2583%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A5%25E3%2580%2581%25E4%25BB%2596%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2592%25EF%25BC%2590%25EF%25BC%2591%25EF%25BC%2595%25E3%2580%2580%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2586%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25AA%25EF%25BC%2589%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2592%25EF%25BC%25A3%25EF%25BC%25A4%25EF%25BC%2589_6622174%3F" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F4038365%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a><br /></td></tr><tr><br /><td>データ販売</td><td><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=886034196&vc_url=https%3A%2F%2Fwww.e-onkyo.com%2Fmusic%2Falbum%2Fnxa900133%2F" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=886034196" height="1" width="0" border="0">e-onkyo商品詳細ページ</a></td></tr></table><br /><br /><h1>出演者等</h1><br /><br /><br /><br /><hr size="1" /><div class="amachazl-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amachazl-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B084QM57WC/furtwangler07-22/" name="amachazllink" rel="nofollow" target="_blank"><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/41nnsIDgD1L._SL160_.jpg" alt="Wagner: Die Walküre" style="border: none;" /></a></div><div class="amachazl-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amachazl-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B084QM57WC/furtwangler07-22/" name="amachazllink" rel="nofollow" target="_blank">Wagner: Die Walküre</a><div class="amachazl-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="https://amachazl.com/browse/B084QM57WC/furtwangler07-22" title="Wagner: Die Walküre - 甘茶蔓 (amachazl)" rel="nofollow" target="_blank">amachazl</a></div></div><div class="amachazl-detail">Richard Wagner, Katherine Broderick, Stuart Skelton, Eva-Maria Westbroek, Eva Vogel, Sir Simon Rattle, Anna Gabler, ennifer Johnston, Anna Lapkovskaja, Symphonieorchester Des Bayerischen Rundfunks<br />Br Klassiks (2020-04-17)<br /></div><div class="amachazl-sub-info" style="float: left;"><div class="amachazl-link" style="margin-top: 5px"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B084QM57WC/furtwangler07-22/" name="amachazllink" rel="nofollow" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amachazl-footer" style="clear: left"></div></div>
  • Date : 2020-04-04 (Sat)
  • Category : ラトル
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ラトル/ワルキューレ [2019年、BRSO]

 ラトルの『ワルキューレ』は、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者時代をやっていた時に、二回収録している。一つは、舞台上演で、もう一つは、演奏会形式だった。第一幕のみの演奏会形式公演も行っているところ、ラトルも立派なワグネリアンである。バイエルン放送交響楽団とは、すでに『ラインの黄金』の録音を製作している。録音愛好家から見れば、これをもって、「ラトルの指環」シリーズは、ベルリン・フィルハ... <a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/202004041104128c9.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/202004041104128c9.jpg" alt="rattle walkure" width="350" height="350" border="0" /></a><br /><br /> ラトルの『ワルキューレ』は、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者時代をやっていた時に、二回収録している。一つは、<a href="https://amzn.to/3bNGDDG" target="_blank" title="舞台上演">舞台上演</a>で、もう一つは、<a href="https://www.digitalconcerthall.com/ja/concert/2580" target="_blank" title="演奏会形式">演奏会形式</a>だった。<a href="https://www.digitalconcerthall.com/ja/concert/23468" target="_blank" title="第一幕のみの演奏会形式公演">第一幕のみの演奏会形式公演</a>も行っているところ、ラトルも立派なワグネリアンである。バイエルン放送交響楽団とは、すでに<a href="https://amzn.to/2UFvfUv" target="_blank" title="『ラインの黄金』の録音を製作">『ラインの黄金』の録音を製作</a>している。録音愛好家から見れば、これをもって、「ラトルの指環」シリーズは、<a href="https://www.digitalconcerthall.com/ja/concert/103" target="_blank" title="ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との『神々の黄昏』">ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との『神々の黄昏』</a>とウィーン国立歌劇場での『ジークフリード』を合わせれば完成したわけだが、ゆくゆくは、同じオーケストラで統一した一連の『ニーベルングの指環』の完成を目指すのでしょう。<br /><br /><table width:="" border="1"><tbody><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th></tr><tr> <td>CD</td><td><a href="https://amzn.to/2UEFnwY" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%25AF%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B0%25E3%2583%258A%25E3%2583%25BC%25EF%25BC%25881813-1883%25EF%25BC%2589_000000000019275%2Fitem_%25E3%2580%258E%25E3%2583%25AF%25E3%2583%25AB%25E3%2582%25AD%25E3%2583%25A5%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AC%25E3%2580%258F%25E5%2585%25A8%25E6%259B%25B2-%25E3%2582%25B5%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25A2%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%25A9%25E3%2583%2588%25E3%2583%25AB%25EF%25BC%2586%25E3%2583%2590%25E3%2582%25A4%25E3%2582%25A8%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25B3%25E6%2594%25BE%25E9%2580%2581%25E4%25BA%25A4%25E9%259F%25BF%25E6%25A5%25BD%25E5%259B%25A3%25E3%2580%2581%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2586%25E3%2583%25A5%25E3%2582%25A2%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25B1%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25E3%2583%25B3%25E3%2580%2581%25E3%2582%25B8%25E3%2582%25A7%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25A0%25E3%2582%25BA%25E3%2583%25BB%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25B6%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A9%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2589%25E3%2580%2581%25E4%25BB%2596%25EF%25BC%25882019-%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2586%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25AA%25EF%25BC%2589%25EF%25BC%25884CD%25EF%25BC%2589_10738940" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5028753%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a></td></tr><tr><td>データ販売</td><td><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=886034196&vc_url=https%3A%2F%2Fwww.e-onkyo.com%2Fmusic%2Falbum%2Fnxa4035719001778%2F" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=886034196" width="0" height="1" border="0" alt="" />e-onkyo商品詳細ページ</a></td></tr></tbody></table><br /><br /><h1>出演者等</h1><br /><br /><hr size="1" /><div class="amachazl-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amachazl-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0155F6VUM/furtwangler07-22/" name="amachazllink" rel="nofollow" target="_blank"><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/51Zq-Ij-0FL._SL160_.jpg" alt="リヒャルト・ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」序夜「ラインの黄金」[2CDs]" style="border: none;" /></a></div><div class="amachazl-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amachazl-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0155F6VUM/furtwangler07-22/" name="amachazllink" rel="nofollow" target="_blank">リヒャルト・ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」序夜「ラインの黄金」[2CDs]</a><div class="amachazl-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="https://amachazl.com/browse/B0155F6VUM/furtwangler07-22" title="リヒャルト・ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」序夜「ラインの黄金」[2CDs] - 甘茶蔓 (amachazl)" rel="nofollow" target="_blank">amachazl</a></div></div><div class="amachazl-detail">ミヒャエル・ヴォッレ, クリスティアン・ファン・ホーン, ベンジャミン・ブルンス, ブルクハルト・ウルリッヒ, エリザベート・クルマン, バイエルン放送交響楽団, サイモン・ラトル, リヒャルト・ワーグナー<br />BR KLASSIK (2015-10-28)<br /></div><div class="amachazl-sub-info" style="float: left;"><div class="amachazl-link" style="margin-top: 5px"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0155F6VUM/furtwangler07-22/" name="amachazllink" rel="nofollow" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amachazl-footer" style="clear: left"></div></div>
  • Date : 2020-04-04 (Sat)
  • Category : ラトル
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ティーレマン/メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」

 プフィッツナーの交響曲と同様、今のところデータ販売限定音源。曲目等Complete Orchestral Recorposted with amazlet at 19.11.04Christian Thielemann Deutsche Grammophon (2019-03-14)売り上げランキング: 22,998Amazon.co.jpで詳細を見る... <a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/201911040948593c4.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/201911040948593c4.jpg" alt="thielemann mendelssohn synphony 4" width="350" height="350" border="0" /></a><br /><br /><br /> プフィッツナーの交響曲と同様、今のところデータ販売限定音源。<br /><br /><h1>曲目等</h1><br /><br /><br /><hr size="1" /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07KZKCY6M/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51CFr9lmhuL._SL160_.jpg" alt="Complete Orchestral Recor" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07KZKCY6M/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Complete Orchestral Recor</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 19.11.04</div></div><div class="amazlet-detail">Christian Thielemann <br />Deutsche Grammophon (2019-03-14)<br />売り上げランキング: 22,998<br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07KZKCY6M/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div>
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ティーレマン/影のない女 [2019年、ウィーン国立歌劇場]

 ティーレマンの新譜は、『影のない女』。映像で出ているザルツブルク音楽祭とは別の公演です。グールド、ニールランド、ステンメ、コッホとおなじみの顔触れ。皇后役のニールランドは、前回バラクの妻としての出演でした。2019年5月25日に開催された『ウィーン国立歌劇場創建150年記念コンサート』。この記念すべき日を飾ったのがリヒャルト・シュトラウスの歌劇《影のない女》でした。(TOWER RECORDSより)Amazon商品詳細HMV商... <a href="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200311211747b91.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-137.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20200311211747b91.jpg" alt="thielemann die frau ohne 2019" border="0" width="400" height="364" /></a><br /><br /> ティーレマンの新譜は、『影のない女』。映像で出ているザルツブルク音楽祭とは別の公演です。グールド、ニールランド、ステンメ、コッホとおなじみの顔触れ。皇后役のニールランドは、前回バラクの妻としての出演でした。<br /><br /><blockquote><p>2019年5月25日に開催された『ウィーン国立歌劇場創建150年記念コンサート』。この記念すべき日を飾ったのがリヒャルト・シュトラウスの歌劇《影のない女》でした。(<a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5028749%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDSより</a>)</p></blockquote><br /><br /><a href="https://amzn.to/2wWN7AO" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A5%25E3%2583%2588%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A6%25E3%2582%25B9%25E3%2580%2581%25E3%2583%25AA%25E3%2583%2592%25E3%2583%25A3%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25EF%25BC%25881864-1949%25EF%25BC%2589_000000000019384%2Fitem_Die-Frau-Ohne-Schatten-Thielemann-Vienna-State-Opera-S-gould-Nylund-Herlitzius-W-koch-Stemme_10766212" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5028749%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a><br /><br /><h1>出演者等</h1><br /><br /><br />・ウィーン国立歌劇場合唱団<br /><br />・合唱指揮:トーマス・ラング<br /><br />・ウィーン国立歌劇場管弦楽団<br /><br />・指揮:クリスティアン・ティーレマン<br /><br />・2019年5月25日、ウィーン国立歌劇場でのステレオライヴ録音。<br /><br /><hr size="1" /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007DCHZ1A/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51AzxpwYMeL._SL160_.jpg" alt="Die Frau Ohne Schatten [Blu-ray] [Import]" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007DCHZ1A/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Die Frau Ohne Schatten [Blu-ray] [Import]</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 20.03.11</div></div><div class="amazlet-detail">Opus Arte (2012-03-26)<br />売り上げランキング: 210,389<br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007DCHZ1A/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div>
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パッパーノ/ワルキューレ

 ロイヤル・オペラハウスで催されたパッパーノのワルキューレが発売されるようです。Amazon商品詳細HMV商品詳細ページTOWER RECORDS商品詳細ページ... <a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/202002231805044d4.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/202002231805044d4.jpg" alt="pappano walkure" width="350" height="409" border="0" /></a><br /><br /> ロイヤル・オペラハウスで催されたパッパーノのワルキューレが発売されるようです。<br /><br /><a href="https://amzn.to/32k35Rf" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%25AF%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B0%25E3%2583%258A%25E3%2583%25BC%25EF%25BC%25881813-1883%25EF%25BC%2589_000000000019275%2Fitem_Die-Walkure-K-warner-Pappano-Royal-Opera-House-Skelton-Magee-Stemme-Lundgren-Connolly_10672562" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5024400%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" width="0" height="1" border="0" alt="" />TOWER RECORDS商品詳細ページ</a><br />
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ケンペ/ローエングリン

 バイロイトでローエングリンのステレオ実況録音を残しているケンペのEMIセッション録音版のローエングリン。凄まじく豪華な歌手陣は、このころのオペラセッション録音の特徴ではあるが、バス、バリトンの豪華さは比類なきものではなかろうか。テルラムントにフィッシャー=ディースカウを起用するとはまたずいぶんと贅沢だ。 ワーグナー指揮者としてのケンペは、これが日本で発売された際にはかなり叩かれたらしいが、どう考えて... <div><a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/202002010942178a1.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/202002010942178a1.jpg" alt="kempe lohengrin sacdh" width="350" height="350" border="0" /></a></div><br /> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005HMKGH8/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">バイロイトでローエングリンのステレオ実況録音</a>を残しているケンペの<a href="https://blog.fc2.com/tag/EMI" class="tagword">EMI</a>セッション録音版のローエングリン。凄まじく豪華な歌手陣は、このころのオペラセッション録音の特徴ではあるが、バス、バリトンの豪華さは比類なきものではなかろうか。テルラムントにフィッシャー=ディースカウを起用するとはまたずいぶんと贅沢だ。<br /><br /> ワーグナー指揮者としてのケンペは、これが日本で発売された際にはかなり叩かれたらしいが、どう考えても的外れな評であって、一幕への前奏曲を聴けばわかるはずである。あのディミエンドは、この曲を知り尽くし、オーケストラを精緻に動かすことができた者でなければできまい。一方本場では結構な人気であったらしく、<a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fsearch%2Fmusic%2Fadv_1%2Fcategory_1%2Fgenre_%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25B7%25E3%2583%2583%25E3%2582%25AF_700%2Fkeyword_%25E3%2582%25B1%25E3%2583%25B3%25E3%2583%259A%2B%25E3%2583%25AF%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B0%25E3%2583%258A%25E3%2583%25BC%2Ftarget_CLASSIC%2Ftype_sr%2F%3F" target="_blank" title="主要楽劇は大体記録が残っている">主要楽劇は大体記録が残っている</a>ようだ。そもそも、ローエングリンの世界初ステレオセッション録音に起用されたという事実だけでも、その人気ぶりは察せられるではなかろうか?<br /> <a href="https://amzn.to/2GFY0sn" target="_blank" title="作曲家生誕200周年記念EMIボックス">作曲家生誕200周年記念EMIボックス</a>では、ローエングリン枠として採用収録された。<br /> 2020年には、<a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5018555%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" width="0" height="1" border="0" alt="" />TOWER RECORDS企画盤としてリマスターSACDハイブリッド仕様で再発</a>。<br /><br /><h1>出演者等</h1><br />・ローエングリン:ジェス・トーマス<br />・エルザ・フォン・ブラバント:エリザベス・グリュンマー<br />・フリードリ・フォン・テルラムント:ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ<br />・オルトルート:クリスタ・ルードビッヒ<br />・国王の軍令使い:オットー・ヴィナー<br /><br />・ウィーン国立歌劇場合唱団<br /><br />・合唱指揮:リヒャルト・ロスマイヤー<br /><br />・ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ルドルフ・ケンペ<br /><br />・1962年、1963年、Theater an der Wienにおけるセッションステレオ録音。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">セッション版ケンペのローエングリン</span></strong><br /><br /> <br /><div style="text-align: right;">★★★★</div><hr size="1" /><br /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4276355753/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51ahrSxpa3L._SL160_.jpg" alt="オペラ対訳ライブラリー ワーグナー/ローエングリン(単行本)" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4276355753/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">オペラ対訳ライブラリー ワーグナー/ローエングリン(単行本)</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 20.02.01</div></div><div class="amazlet-detail">ワーグナー <br />音楽之友社 <br />売り上げランキング: 360,795</div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4276355753/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div>
  • Date : 2020-02-01 (Sat)
  • Category : ケンペ
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カラヤンの60年代 【未完、随時更新】

 全82枚に及ぶ、1960年代にDGに向けに製作されたカラヤンの録音集成である。巨大ブックレットと、録音記録のコピー数枚が付録として付いている。録音記録のコピーは、一見ただの汚い紙なので、捨てられないように気を付けてください。 レコード会社はインターネットを介した音源のデジタルデータ配信が流行りにのり、2015年には、アマゾンよりこのセットの音源のを開始した(ただし4分割)。ブックレットもついているとのこと。... <div style="text-align: center;"><a href="https://blog-imgs-115.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20180505135830321.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-115.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20180505135830321.jpg" alt="Folder_20180505135830321.jpg" width="500" height="500" border="0" /></a></div><br /><br /> 全82枚に及ぶ、1960年代にDGに向けに製作されたカラヤンの録音集成である。巨大ブックレットと、録音記録のコピー数枚が付録として付いている。録音記録のコピーは、一見ただの汚い紙なので、捨てられないように気を付けてください。<br /><br /> レコード会社はインターネットを介した音源のデジタルデータ配信が流行りにのり、<a href="http://amzn.to/2EiZvKV" target="_blank" title="2015年には、アマゾンよりこのセットの音源のを開始した">2015年には、アマゾンよりこのセットの音源のを開始した</a>(ただし4分割)。ブックレットもついているとのこと。時代を先取りするのが好きだったカラヤンらしい配信方法である。<br /><br /> 箱物セットの流行も行くところまで行ったようで、カラヤンの60年台を<strong>含む</strong>、巨大セット<a href="http://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-1156.html" target="_blank" title="カラヤンのDG,DEECA音源全集">カラヤンのDG,DEECA音源全集</a>が発売された。<br /><br /><a href="https://amzn.to/2PwKMSG" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a target="_blank" href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=http%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F3089320%2FKarajan-1960s-%25EF%25BC%25BB82CD%25EF%25BC%258BBOOK%25EF%25BC%25BD%25EF%25BC%259C%25E5%25AE%258C%25E5%2585%25A8%25E9%2599%2590%25E5%25AE%259A%25E7%259B%25A4%25EF%25BC%259E"><img alt="" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" width="1px" height="1px" border="0" />TOWER RECORDS 商品詳細ページ</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=http%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2582%25AB%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25A4%25E3%2583%25B3%25E3%2580%2581%25E3%2583%2598%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2599%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A9%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%25881908-1989%25EF%25BC%2589_000000000213588%2Fitem_%25E3%2582%25AB%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25A4%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%2591%25EF%25BC%2599%25EF%25BC%2596%25EF%25BC%2590%25EF%25BD%2593%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2598%25EF%25BC%2592%25EF%25BC%25A3%25EF%25BC%25A4%25EF%25BC%2589_5024534" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><br /><h1>カラヤンの再考に</h1><br /><br /> カラヤンの60年代は、言わずと知れた楽団の帝王が、本当に帝王であった時代である。ヨーロッパ半島の主要歌劇場をを支配していた絶頂期に当たる。体調はそうでもなかったようだが。<br /> 今回のセットは1960年代にDGに残したすべての交響曲と管弦楽曲、協奏曲を集めたもの。各CDを放送する紙のケースは、オリジナルジャケット仕様で、裏面も発売当初の姿を再現。<br /> ただし、オペラ楽劇は入っておらず、<a href="http://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-161.html" target="_blank" title="別の箱に収められている">別の箱に収められている</a>。なお、カラヤンが60年代にDGおよびDECCAに残したオペラ・楽劇は、以下の通り。<br /><br /><table width="650" cellspacing="1" cellpadding="1" border="1" align="center"><caption>60年代のオペラ録音(セッション)一覧</caption><thead><tr><th scope="col">作曲家名</th><th scope="col">作品名</th><th scope="col">管弦楽団</th><th scope="col">録音年</th></tr></thead><tbody><tr><td>J.シュトラウス二世</td><td style="text-align: center;"><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=http%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A5%25E3%2583%2588%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A6%25E3%2582%25B9%25E3%2580%2581%25E3%2583%25A8%25E3%2583%258F%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%2592%25E4%25B8%2596%25EF%25BC%25881825-1899%25EF%25BC%2589_000000000020589%2Fitem_%25E5%2596%259C%25E6%25AD%258C%25E5%258A%2587%25E3%2580%258E%25E3%2581%2593%25E3%2581%2586%25E3%2582%2582%25E3%2582%258A%25E3%2580%258F%25E5%2585%25A8%25E6%259B%25B2-%25E3%2582%25AC%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2591%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A9%25E3%2583%25BC%25E3%2583%259E%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B9%25E4%25BB%2598%25E3%2581%258D-%25E3%2580%2580%25E3%2582%25AB%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25A4%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%2586%25E3%2582%25A6%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25AB%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2592%25EF%25BC%25A3%25EF%25BC%25A4%25EF%25BC%2589_2508326" target="_blank" title="こうもり">こうもり</a></td><td>ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団</td><td>1960</td></tr><tr><td>ヴェルディ</td><td style="text-align: center;"><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=http%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2587%25E3%2582%25A3%25EF%25BC%25881813-1901%25EF%25BC%2589_000000000018199%2Fitem_%25E3%2580%258E%25E3%2582%25AA%25E3%2583%2586%25E3%2583%25AD%25E3%2580%258F%25E5%2585%25A8%25E6%259B%25B2%25E3%2580%2580%25E3%2582%25AB%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25A4%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%2586%25E3%2582%25A6%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25AB%25E3%2580%2581%25E3%2583%2587%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25BB%25E3%2583%25A2%25E3%2583%258A%25E3%2582%25B3%25E3%2580%2581%25E3%2583%2586%25E3%2583%2590%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2587%25E3%2582%25A3%25E3%2580%2581%25E4%25BB%2596%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2591%25EF%25BC%2599%25EF%25BC%2596%25EF%25BC%2591%25E3%2580%2580%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2586%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25AA%25EF%25BC%2589%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2592%25EF%25BC%25A3%25EF%25BC%25A4%25EF%25BC%2589_2675310" target="_blank" title="オテロ">オテロ</a></td><td>ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団</td><td>1961</td></tr><tr><td>レオンカヴァッロ</td><td style="text-align: center;"><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=http%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%2525E3%252583%25259E%2525E3%252582%2525B9%2525E3%252582%2525AB%2525E3%252583%2525BC%2525E3%252583%25258B-1863-1945_000000000021764%2Fitem_%2525E6%2525AD%25258C%2525E5%25258A%252587%2525E3%252580%25258E%2525E3%252582%2525AB%2525E3%252583%2525B4%2525E3%252582%2525A1%2525E3%252583%2525AC%2525E3%252583%2525AA%2525E3%252582%2525A2%2525E3%252583%2525BB%2525E3%252583%2525AB%2525E3%252582%2525B9%2525E3%252583%252586%2525E3%252582%2525A3%2525E3%252582%2525AB%2525E3%252583%2525BC%2525E3%252583%25258A%2525E3%252580%25258F%2525E5%252585%2525A8%2525E6%25259B%2525B2%2525E3%252580%252580%2525E3%252582%2525B3%2525E3%252583%252583%2525E3%252582%2525BD%2525E3%252583%252583%2525E3%252583%252588%2525E3%252580%252581%2525E3%252583%252599%2525E3%252583%2525AB%2525E3%252582%2525B4%2525E3%252583%2525B3%2525E3%252583%252584%2525E3%252582%2525A3%2525E3%252580%252581%2525E3%252582%2525B0%2525E3%252582%2525A7%2525E3%252583%2525AB%2525E3%252583%252595%2525E3%252582%2525A3%2525E3%252580%252581%2525E4%2525BB%252596%2525E3%252580%252580%2525E3%252582%2525AB%2525E3%252583%2525A9%2525E3%252583%2525A4%2525E3%252583%2525B3%2525EF%2525BC%252586%2525E3%252583%25259F%2525E3%252583%2525A9%2525E3%252583%25258E%2525E3%252583%2525BB%2525E3%252582%2525B9%2525E3%252582%2525AB%2525E3%252583%2525A9%2525E5%2525BA%2525A7_991604%2Fref%2F932637_6" target="_blank" title="カヴァレリア・ルスティカーナ">カヴァレリア・ルスティカーナ</a></td><td>ミラノ・スカラ座管弦楽団</td><td>1965</td></tr><tr><td>マスカーニ</td><td style="text-align: center;"><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=http%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25AA%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25AB%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A1%25E3%2583%2583%25E3%2583%25AD%25EF%25BC%25881857-1919%25EF%25BC%2589_000000000019395%2Fitem_%25E6%25AD%258C%25E5%258A%2587%25E3%2580%258E%25E9%2581%2593%25E5%258C%2596%25E5%25B8%25AB%25E3%2580%258F%25E5%2585%25A8%25E6%259B%25B2%25E3%2580%2580%25E3%2583%2599%25E3%2583%25AB%25E3%2582%25B4%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2584%25E3%2582%25A3%25E3%2580%2581%25E3%2582%25BF%25E3%2583%2583%25E3%2583%2587%25E3%2582%25A4%25E3%2580%2581%25E4%25BB%2596%25E3%2580%2580%25E3%2582%25AB%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25A4%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%2586%25E3%2583%259F%25E3%2583%25A9%25E3%2583%258E%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25AB%25E3%2583%25A9%25E5%25BA%25A7%25E7%25AE%25A1_932637" target="_blank" title="道化師">道化師</a></td><td>ミラノ・スカラ座管弦楽団</td><td>1965</td></tr><tr><td>ワーグナー</td><td style="text-align: center;"><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=http%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%2525E3%252583%2525AF%2525E3%252583%2525BC%2525E3%252582%2525B0%2525E3%252583%25258A%2525E3%252583%2525BC_000000000019275%2Fitem_%2525E3%252580%25258E%2525E3%252583%25258B%2525E3%252583%2525BC%2525E3%252583%252599%2525E3%252583%2525AB%2525E3%252583%2525B3%2525E3%252582%2525B0%2525E3%252581%2525AE%2525E6%25258C%252587%2525E7%252592%2525B0%2525E3%252580%25258F%2525E5%252585%2525A8%2525E6%25259B%2525B2%2525E3%252580%252580%2525E3%252582%2525AB%2525E3%252583%2525A9%2525E3%252583%2525A4%2525E3%252583%2525B3%2525EF%2525BC%252586%2525E3%252583%252599%2525E3%252583%2525AB%2525E3%252583%2525AA%2525E3%252583%2525B3%2525E3%252583%2525BB%2525E3%252583%252595%2525E3%252582%2525A3%2525E3%252583%2525AB%2525EF%2525BC%252588%2525EF%2525BC%252591%2525EF%2525BC%252594%2525EF%2525BC%2525A3%2525EF%2525BC%2525A4%2525EF%2525BC%252589_694259" target="_blank" title="ニーベルングの指環">ニーベルングの指環</a></td><td>ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団</td><td>1966~70</td></tr></tbody></table><br /><br /> さて、「カラヤンが最も凄かったのは60年代だ」という評は、ネットを少し徘徊すれば五萬と出てくるもので、その全貌を俯瞰するにいい機会だと思った。というわけで、不定期更新の連載という形で書いていこうかと思う。素人だからできる見切り発車の企画である。<a title="ブラームスの一番" href="http://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-311.html">ブラームスの一番</a>と、<a title="シュトラウスのワルツ、ポルカ集" href="http://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-250.html">シュトラウスのワルツ、ポルカ集</a>、<a title="アンダとのブラームスのピアノ協奏曲2番" href="http://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-249.html">アンダとのブラームスのピアノ協奏曲2番</a>は、すでに書いたが、今聴いてどういった感想が出るのだろうか? という興味があるのでまた書こうと思う。<br /><br /> どうやら、すべてがすべて高い品質を保っているわけではないらしく、中にはカラヤンの体調を気にしてしまうような出来栄えの録音が含まれている。録音日程を見るだけでも、そのスケジュールの過密さはうかがえるので、無理はないということなのか。無論、シベリウスの交響曲のように、比類なき完成度の高さを誇る傑作もあるわけだが。<br /><br /><h1>目次</h1><br /><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/dp/B00S9OABCQ/ref=as_li_ss_il?pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_p=5913561685812762583&pd_rd_wg=hdBe9&pf_rd_r=3KFFNP196C85T8XFTPBA&pf_rd_s=desktop-sx-bottom-slot&pf_rd_t=301&pd_rd_i=B00S9OABCQ&pd_rd_w=lVQ7h&pf_rd_i=karajan+60&pd_rd_r=21fc8c4e-56c7-40c7-8a49-4c12372e9885&ie=UTF8&qid=1530802439&sr=2&linkCode=li3&tag=furtwangler07-22&linkId=ba1a25f1ca34d08a76429c914c11b7f1" target="_blank"><img src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=B00S9OABCQ&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=furtwangler07-22" alt="" border="0" align="right" /></a><img src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=li3&o=9&a=B00S9OABCQ" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" width="1" height="1" border="0" /><br /><br /><a href="#CD1">CD1 R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』</a><br /><a href="#CD2">CD2 ブラームス、ドヴォルザーク:舞曲集</a><br /><a href="#CD3">CD3 リスト管弦楽曲集</a><br /><a href="#CD4">CD4 バレエ音楽集</a><br /><a href="#CD5">CD5 モーツァルト:レクイエム</a><br /><a href="#CD6">CD6 ベートーヴェン:交響曲第1,2番</a><br /><a href="#CD7">CD7 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」</a><br /><a href="#CD8">CD8 ベートーヴェン:交響曲第4番</a><br /><a href="#CD9">CD9 ベートーヴェン:交響曲第5番</a><br /><a href="#CD10">CD10 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」</a><br /><br /><a href="#CD11">CD11 ベートーヴェン:交響曲第7番</a><br /><a href="#CD12">CD12 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」</a><br /><a href="#CD13">CD13 ベートーヴェン:交響曲第8,9番「合唱」</a><br /><a href="#CD14">CD14 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番</a><br /><a href="#CD15">CD15 ストラヴィンスキー:春の祭典</a><br /><a href="#CD16">CD16 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」</a><br /><a href="#CD17">CD17 ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」</a><br /><a href="#CD18">CD18 ドビュッシー、ラヴェル管弦楽曲集</a><br /><a href="#CD19">CD19 ブラームス:交響曲第1番</a><br /><a href="#CD20">CD20 ブラームス:交響曲第2番</a><br /><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A2%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%81%8C%E8%AA%87%E3%82%8B60%E5%B9%B4%E4%BB%A3%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-Philharmoniker-Schurhoff-Pantscheff-Steinmassl/dp/B00ISSBZMI/ref=as_li_ss_il?s=dmusic&ie=UTF8&qid=1530802142&sr=1-1-mp3-albums-bar-strip-0&keywords=karajan+60&linkCode=li3&tag=furtwangler07-22&linkId=ffde8733c4065f381e081c38c65fb45c" target="_blank"><img src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=B00ISSBZMI&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=furtwangler07-22" alt="" border="0" align="right" /></a><img src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=li3&o=9&a=B00ISSBZMI" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" width="1" height="1" border="0" /><br /><a href="#CD21">CD21 ブラームス:交響曲第3番、ハイドン変奏曲</a><br /><a href="#CD22">CD22 ブラームス:交響曲第4番</a><br /><a href="#CD23">CD23 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲</a><br /><a href="#CD24">CD24 ブラームス:ドイツ・レクイエム</a><br /><a href="#CD25">CD25 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲</a><br /><a href="#CD26">CD26 ベルリオーズ:幻想交響曲</a><br /><a href="#CD27">CD27 シベリウス:交響曲第5番、『タピオラ』</a><br /><a href="#CD28">CD28 シベリウス:交響曲第4番、『トゥオネらの白鳥</a><br /><a href="#CD29">CD29 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集(1-3)</a><br /><a href="#CD30">CD30 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集(4-6)</a><br /><br /><a href="#CD31">CD31 J.S.バッハ:管弦楽組曲第2,3番</a><br /><a href="#CD32">CD32 シューベルト:未完成交響曲、ベートーヴェン序曲集</a><br /><a href="#CD33">CD33 モーツァルト:交響曲第29,33番</a><br /><a href="#CD34">CD34 バルトーク:管弦楽のための協奏曲</a><br /><a href="#CD35">CD35 モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク、他</a><br /><a href="#CD36">CD36 モーツァルト:ディベルティメントK334</a><br /><a href="#CD37">CD37 R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』</a><br /><a href="#CD38">CD38 ラヴェル:『展覧会の絵』,ボレロ</a><br /><a href="#CD39">CD39 ブルックナー:交響曲第9番</a><br /><a href="#CD40">CD40 ヘンデル:合奏協奏曲1</a><br /><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3-60s-Vol-3-%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A2%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%81%8C%E8%AA%87%E3%82%8B60%E5%B9%B4%E4%BB%A3%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3/dp/B00ISS9F34/ref=as_li_ss_il?s=dmusic&ie=UTF8&qid=1530959892&sr=1-3-mp3-albums-bar-strip-0&keywords=karajan+60&linkCode=li3&tag=furtwangler07-22&linkId=b217ed44c6be24e747aedca0f346e2dc" target="_blank"><img src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=B00ISS9F34&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=furtwangler07-22" alt="" border="0" align="right" /></a><img src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=li3&o=9&a=B00ISS9F34" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" width="1" height="1" border="0" /><br /><a href="#CD41">CD41 モーツァルト:ディベルティメント集1</a><br /><a href="#CD42">CD42 ヨハン・シュトラウス父子ワルツ集</a><br /><a href="#CD43">CD43 シベリウス管弦楽名曲集</a><br /><a href="#CD44">CD44 チャイコフスキー:交響曲第4番</a><br /><a href="#CD45">CD45 チャイコフスキー:交響曲第5番</a><br /><a href="#CD46">CD46 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番</a><br /><a href="#CD47">CD47 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲</a><br /><a href="#CD48">CD48 リムスキー=コルサコフ:『シェヘラザード』</a><br /><a href="#CD49">CD49 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番</a><br /><a href="#CD50">CD50 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲</a><br /><br /><a href="#CD51">CD51,52 ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス</a><br /><a href="#CD52">CD53,54 ハイドン:オラトリオ『天地創造』</a><br /><a href="#CD53">CD55 チャイコフスキー:序曲『1812年』、他</a><br /><a href="#CD54">CD56 チャイコフスキー:弦楽セレナード、『くるみ割り人形』組曲</a><br /><a href="#CD55">CD57 オペラ序曲、間奏曲集</a><br /><a href="#CD56">CD58 シベリウス:交響曲第6,7番</a><br /><a href="#CD57">CD59 モーツァルト:ディベルティメント集2</a><br /><a href="#CD58">CD60 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番</a><br /><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A2%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%81%8C%E8%AA%87%E3%82%8B60%E5%B9%B4%E4%BB%A3%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-Philharmoniker-Schurhoff-Pantscheff-Steinmassl/dp/B00ISSAQTG/ref=as_li_ss_il?s=dmusic&ie=UTF8&qid=1530959892&sr=1-4-mp3-albums-bar-strip-0&keywords=karajan+60&linkCode=li3&tag=furtwangler07-22&linkId=0d0cfc8402c67633637d1addb3ab9c9e" target="_blank"><img src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=B00ISSAQTG&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=furtwangler07-22" alt="" border="0" align="right" /></a><img src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=li3&o=9&a=B00ISSAQTG" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" width="1" height="1" border="0" /><br /><a href="#CD59">CD61 ヘンデル:合奏協奏曲2</a><br /><a href="#CD60">CD62 ヘンデル:合奏協奏曲3</a><br /><a href="#CD61">CD63 リスト:『前奏曲』、スメタナ:『我が祖国』より</a><br /><a href="#CD62">CD64 モーツァルト:ホルン協奏曲集</a><br /><a href="#CD63">CD65 ロッシーニ:弦楽のためのソナタ集</a><br /><a href="#CD64">CD66 プロコフィエフ:交響曲第5番</a><br /><a href="#CD65">CD67 ヘンデル:合奏協奏曲4</a><br /><a href="#CD66">CD68 シューベルト:交響曲第9番D944</a><br /><a href="#CD67">CD69 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲、他</a><br /><a href="#CD68">CD70 ベートーヴェン:『ウェリントンの勝利』、行進曲集</a><br /><br /><a href="#CD69">CD71 ベートーヴェン:序曲集</a><br /><a href="#CD70">CD72 ベートーヴェン:序曲集</a><br /><a href="#CD71">CD73 ヨハン・シュトラウス兄弟ワルツ名曲集</a><br /><a href="#CD72">CD74 スッペ:序曲集</a><br /><a href="#CD73">CD75 バルトーク:弦楽とチェレスタのための音楽、ストラヴィンスキー:『アポロン』</a><br /><a href="#CD74">CD76 弦楽合奏編曲集</a><br /><a href="#CD75">CD77 オネゲル:交響曲集</a><br /><a href="#CD76">CD78 『アダージョ』</a><br /><a href="#CD77">CD79 ストラヴィンスキー:管弦楽協奏曲集</a><br /><a href="#CD78">CD80 ベートーヴェン:『エグモント』</a><br /><br /><a href="#CD79">CD81 R.シュトラウス:協奏曲集</a><br /><a href="#CD80">CD82 J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集</a><br /><br /><h1 id="CD1">CD1 R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』</h1><br /><h1 id="CD2">CD2 ブラームス、ドヴォルザーク:舞曲集</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20121210221405.jpg"><img alt="2" src="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20121210221405.jpg" width="250" height="254" border="0" align="right" /></a><br />1. ヨハネス・ブラームス:ハンガリー舞曲第1番<br />2. ヨハネス・ブラームス:ハンガリー舞曲第5番<br />3. ヨハネス・ブラームス:ハンガリー舞曲第17番<br />4. ヨハネス・ブラームス:ハンガリー舞曲第3番<br />5. ヨハネス・ブラームス:ハンガリー舞曲第1番<br />6. ヨハネス・ブラームス:ハンガリー舞曲第20番<br />7. ヨハネス・ブラームス:ハンガリー舞曲第19番<br />8. ヨハネス・ブラームス:ハンガリー舞曲第18番<br />9. アントニン・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲作品46第1番<br />10. アントニン・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲作品72第2番<br />11. アントニン・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲作品46第3番<br />12. アントニン・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲作品72第8番<br />13. アントニン・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲作品46第7番<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />1-13. 1959年9月4日、ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッションステレオ録音。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">豪華絢爛アンコールピースの応酬</span></strong><br /><br /> ハンガリー舞曲は、かつてアンコールピースとしてよく演奏された曲だが、今ではガラ系の演奏会で見たり見なかったりする程度である。ブラームスの出世は、『ドイツ・レクイエム』の成功で大きな転換点を迎えたが、それまではハンガリー舞曲のブラームスとして活動していたほどだった。コンサートホールでは、振るわなくなったが、これは活躍の場をテレビのクラシック風BGMに移したと言うべきだろう。ハンガリー舞曲第5番という名前を知らなくとも、その第一主題はぼくらの耳に残っている。<br /> とはいえ、ハンガリー風の民謡をもとにした舞曲集は、無論フランツ・リストのハンガリー狂詩曲集的な意味での民謡であるから、<a href="https://amzn.to/2KcTF4Q" target="_blank" title="バルトークの敵視する">バルトークの敵視する</a>都会が言うところの田舎風趣味に迎合するものである。彼は、通俗的に流布するハンガリー舞曲の第5番の旋律を巷で聴きつければ、はらわたが煮えくり返る思いをしたのかもしれない。ドヴォルザークのスラヴ舞曲も似たような境遇にある。<br /><br /> そんな中で、ノスタルジーの方面で本気で愛好している節のあった、ジョージ・セルと言う指揮者もいる。普段は、ストイックで怜悧な味のする音楽をやるので、非常に目立つのである。妥協を知らない芸術家の例の通り、彼も衝突ばかりしていた人だから、バルトークが何と言おうと、忘れられない感動をスラヴ舞曲集に見ていたに違いない。繰り返すが、これら楽曲は、耳に残るのである。結局彼は、全集を二度製作した。<br /><br /> 近年では、<a href="https://amzn.to/2G3O9gM" target="_blank" title="アバドがハンガリー舞曲の全集のアルバムを制作している">アバドがハンガリー舞曲の全集のアルバムを制作している</a>。彼はムソルグスキーやロッシーニのルネサンスをやっていたと記憶しているが、このルネサンスの一環として企画製作したのかもしれない。<br /> 古典音楽の演奏は、例外なく過去の作品の今日的意義を問うという前提の上に成り立っているが、現代の聴衆に問うその動機は、時代や人によってもさまざまである。アバドの言い分を、私が勝手に解釈して書いてみよう、「現代の偏見は、流行していた当時の実績を無視することで成り立っている。労働に疲れ果てた人々は、休日の公園で茶を飲み憩い、野外演奏会でハンガリー舞曲の5番を聴き、世の憂いを一時忘れ、明日への英気を養っていたのである」云々。<br /><br /> カラヤンにセルの郷愁があるはずもなく、アバド的再検討事業を思いつくには、初演からの時間の開きが狭すぎる。伝統的アンコールピース集として、このアルバムが製作されたのは1959年。もちろん関係者一同バルトークの苦言を知らないわけではない。その一方で、これら楽曲集の人気を放置しておくのはもったいない。人気先行での選曲は、別におかしなところは何もない。アンコールピースに採用した<a href="https://amzn.to/2G3NGLy" target="_blank" title="チェリビダッケ(シュトラウス兄弟のピツィカート・ポルカと並べて披露している)">チェリビダッケ(シュトラウス兄弟のピツィカート・ポルカと並べて披露している)</a>だってここの住人である。<br /><br /> さて、カラヤンの舞曲集は、人気のアンコールピースと言う見方のもとにつくられている。追求したのは、オーケストラの機能性の誇示だろうか。もともと、楽譜からしてシンバルやトライアングル、ティンパニーが活躍する派手なもので、カラヤン流の力押しは聴いていて本当に疲れる。しかも、もともと濃厚な旋律にたっぷりと糖蜜をかけてくるのだから、胸やけがするようだ。そういうものを少しでも減退させているのが、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の機能性だろう。たとえテンポが変わったとしても一糸乱れぬリズムの正確な打点、弦の躍動、そして、統御された旋律の長短が、むき出しの甘さの世界を、一定の形を与えて料理へと変える手際の良さがある。<br /><br /> それでも、目の前に繰り広げられている音楽は、栄養のことなど一切考えない甘味とアクセントとしてのコーヒーが添えられるというテーブルを連想さす(たまに無性に手を出したくなる点までそっくりである)。冒頭の第5番など非常に調子が良い、3曲目まではなかなか楽しい、5曲聴けば腹いっぱい、残り8曲はどうしましょうかと、買い過ぎたケーキ(賞味期限などない)に途方に暮れる思い出がよみがえるようである。さいわいな事に、音楽データに賞味期限はない。<br /><br /> かつてカラヤンは、ティーレマンに「クオリティを保て」と語ったらしい。駆け出しのころのカラヤンは、経営上の問題に悩まされた。聴衆は、ベートーヴェンが好きな層だけで成り立っているわけではない。即売り上げに直結するレパートリーしか選べなかった。そういう中で抜きんでるには、目に見えるまでクオリティを上げ、上げたところで保つ必要がある。見ている人は見ているものだから。<br /> ハンガリー舞曲やスラヴ舞曲の代表的な名演として、興味のある方は手にとるべきものと言えよう。人気のアルバムらしく、<a href="https://amzn.to/2Kbjt0V" target="_blank" title="Originalsシリーズから再発されている">Originalsシリーズから再発されている</a>。<div style="text-align: right;">★★★★</div><h1 id="CD3">CD3 リスト管弦楽曲集</h1><a href="https://blog-imgs-115.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_201807072001019b1.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-115.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_201807072001019b1.jpg" alt="karajan liszt 1 60s" width="250" height="254" border="0" align="right" /></a><br />1. リスト:交響詩『マゼッパ』<br />2. リスト:ハンガリー狂詩曲第5番<br />3. リスト:ピアノと管弦楽のためのハンガリー幻想曲<br />4. リスト:ハンガリー狂詩曲第4番<br /><br />・ピアノ:シューラ・チェルカスキー(3)<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・セッションステレオ録音。<br /><br /><h1 id="CD4">CD4 バレエ音楽集</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130510150305.jpg"><img alt="karajan chopin" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130510150305.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・ドリーブ:「コッペリア」組曲<br />・ショパン(ダグラス編曲):バレエ音楽「レ・シルフィード」<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・1961年4月25-28日、ベルリン、イエスキリスト教会でのセッションステレオ録音。<br /><br /> 現代からみると変わった選曲であるようにおもえるが、どうだろうか。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">カラヤンのバレエ組曲の録音</span></strong><br /><br /> カラヤンのバレエ、バレエ組曲の録音は、チャイコフスキーの3大バレエのものがあまりにも有名であろう。完成度もそれに見合ったものである。それ以外だと、ジゼルやダフニスとクロエの組曲、それと、春の祭典くらいだったと思う。春の祭典はともかく、それ以外の演奏する上でのアプローチは似たようなもので、とにかく豪華に、それでいてべたつかせずに、管弦楽の威力を発揮させることを忘れずに、といったところである。<br /> コッペリアでは、ワーグナーの楽劇で見つけられそうな力の凝集が見受けられたりする。こういう処理を見ると、「カラヤンはこういった曲でも容赦しないのだな」とおもう。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">ショパンの管弦楽編曲</span></strong><br /><br /> カラヤン以外ではおそらくだれも録音していない、もしくは、レコードとして販売されていても完全に忘れられている曲集であると思う。ハンガリー狂詩曲の管弦楽版を取り上げたり、当該曲を録音してみたりと、カラヤンの好みはよくわからない部分がある。<br /> さてこの曲は、例えばワルツの7番を下敷きにしたであろうものは、チェロのソロが冒頭に追加されていて、なかなか凝ってはいるのだが、やはり、ショパンの原曲にみられる、ある種の加速感が薄れているように思える。流石に華やかさはこちらの方が数段上であるのだが。<br /> 演奏手法はコッペリアと同じ。<br /><br />演奏会で取り上げられる回数は少ないけれども、カラヤンに救われましたな。例の未完成交響曲のアルバムより楽しめた。<div style="text-align: right;">★★★★</div><br /><h1 id="CD5">CD5 モーツァルト:レクイエム</h1><br /><a href="https://blog-imgs-115.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20180707200059eba.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-115.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20180707200059eba.jpg" alt="karajan mozart requiem 60s" width="250" height="254" border="0" align="right" /></a><br />・ソプラノ:ビルマ・リップ<br />・アルト:ヒルデ・レッセル=マイダン<br />・テノール:アントン・デルモータ<br />・バス:ヴァルター・ベリー<br />・オルガン:ヴォルフガング・マイヤー<br /><br />・ウィーン楽友協会合唱団<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・セッションステレオ録音。<br /><br /> カラヤンは、ベートーヴェンの交響曲やブラームスの交響曲と同様、モーツァルトのレクイエムを10年おきに録音している。これはその第一回目にあたる。後の録音と比べて人気があるようで、<a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=http%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%25A2%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2584%25E3%2582%25A1%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25EF%25BC%25881756-1791%25EF%25BC%2589_000000000018888%2Fitem_%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25AF%25E3%2582%25A3%25E3%2582%25A8%25E3%2583%25A0%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2591%25EF%25BC%2599%25EF%25BC%2596%25EF%25BC%2590%25EF%25BC%2589%25E3%2580%2581%25E3%2582%25A2%25E3%2583%2580%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B8%25E3%2583%25A7%25E3%2581%25A8%25E3%2583%2595%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25AC-%25E3%2582%25AB%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25A4%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%2586%25E3%2583%2599%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25AB%25E3%2580%2581%25E3%2583%25AA%25E3%2583%2583%25E3%2583%2597%25E3%2580%2581%25EF%25BC%25B2-%25E3%2583%259E%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2580%25E3%2583%25B3%25E3%2580%2581%25E3%2583%2587%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25A2%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25BF%25E3%2580%2581%25E3%2583%2599%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25BC_649915" target="_blank" title="オリジナルシリーズにも採用された。">オリジナルシリーズにも採用された。</a><br /><br /><h1>ベートーヴェン交響曲全集</h1><br /><br /> カラヤンのベートーヴェン交響曲全集収録はこれで二度目。代表的な全集は以下の通りである。<br /><br /><table width="500" cellspacing="1" cellpadding="1" border="1"><thead><tr><th scope="col"></th><th scope="col">オーケストラ</th><th scope="col">録音年</th><th scope="col">備考</th></tr></thead><tbody><tr><td>1</td><td>フィルハーモニア管弦楽団</td><td>1951-1955</td><td><a href="http://amzn.to/2qFgVdT" target="_blank" title="EMI">EMI</a></td></tr><tr><td>2</td><td>ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団</td><td>1961-1963</td><td>当セット所収</td></tr><tr><td>3</td><td>ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団</td><td>1970-1977</td><td>カラヤンの70年代所収</td></tr><tr><td>4</td><td>ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団</td><td>1977</td><td><a href="http://amzn.to/2pblTwJ" target="_blank" title="東京公演">東京公演</a></td></tr><tr><td>5</td><td>ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団</td><td>1981</td><td>カラヤンの80年代所収</td></tr></tbody></table><br /><br /> この60年代全集は、昨今の<a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F4252759%3Fkid%3Dpafvc" target="_blank" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" alt="" width="0" height="1" border="0" />ハイレゾ(ブルーレイ・オーディオ等)</a>及び<a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%2599%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%25881770-1827%25EF%25BC%2589_000000000034571%2Fitem_%25E3%2583%2598%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2599%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A9%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25AB%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25A4%25E3%2583%25B3-%25E3%2583%2599%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25AB-%25E4%25BA%25A4%25E9%259F%25BF%25E6%259B%25B2%25E5%2585%25A8%25E9%259B%2586%25E3%2583%2587%25E3%2583%25A9%25E3%2583%2583%25E3%2582%25AF%25E3%2582%25B9LP%25E3%2582%25BB%25E3%2583%2583%25E3%2583%2588-8%25E6%259E%259A%25E7%25B5%2584-180%25E3%2582%25B0%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25A0%25E9%2587%258D%25E9%2587%258F%25E7%259B%25A4%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25B3%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2589_9058006" target="_blank" title="LP化">LP化</a>需要を受けて、リマスターを施され、様々な媒体で再発されている。<br /><br /><br /><br /><div style="margin-bottom:0px;" class="amazlet-box"><div style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;" class="amazlet-image"><a target="_blank" name="amazletlink" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000056OBA/furtwangler07-22/ref=nosim/"><img style="border: none;" alt="Symphonies (Complete)" src="http://ec2.images-amazon.com/images/I/51WWhqcSqoL._SL500_AA300_.jpg" /></a></div><div style="line-height:120%; margin-bottom: 10px" class="amazlet-info"><div style="margin-bottom:10px;line-height:120%" class="amazlet-name"><a target="_blank" name="amazletlink" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000056OBA/furtwangler07-22/ref=nosim/">Symphonies (Complete)</a><div style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%" class="amazlet-powered-date">posted with <a target="_blank" title="amazlet" href="http://www.amazlet.com/">amazlet</a> at 13.04.03</div></div><div class="amazlet-detail"><br />Dg Imports (1999-07-01)<br />売り上げランキング: 1,859</div><div style="float: left;" class="amazlet-sub-info"><div style="margin-top: 5px" class="amazlet-link"><a target="_blank" name="amazletlink" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000056OBA/furtwangler07-22/ref=nosim/">Amazon.co.jpで詳細を見る</a><br /><a target="new" href="http://click.linksynergy.com/fs-bin/click?id=Ahv2ESFAe9I&subid=&offerid=131139.1&type=10&tmpid=1161&RD_PARM1=http%253A%252F%252Fwww.hmv.co.jp%252Fartist_%2525E3%252583%252599%2525E3%252583%2525BC%2525E3%252583%252588%2525E3%252583%2525BC%2525E3%252583%2525B4%2525E3%252582%2525A7%2525E3%252583%2525B3%2525EF%2525BC%2525881770-1827%2525EF%2525BC%252589_000000000034571%252Fitem_%2525E4%2525BA%2525A4%2525E9%25259F%2525BF%2525E6%25259B%2525B2%2525E5%252585%2525A8%2525E9%25259B%252586%2525E3%252580%252580%2525E3%252582%2525AB%2525E3%252583%2525A9%2525E3%252583%2525A4%2525E3%252583%2525B3%2525EF%2525BC%252586%2525E3%252583%252599%2525E3%252583%2525AB%2525E3%252583%2525AA%2525E3%252583%2525B3%2525E3%252583%2525BB%2525E3%252583%252595%2525E3%252582%2525A3%2525E3%252583%2525AB%2525EF%2525BC%252588%2525EF%2525BC%252591%2525EF%2525BC%252599%2525EF%2525BC%252596%2525EF%2525BC%252590%2525E5%2525B9%2525B4%2525E4%2525BB%2525A3%2525EF%2525BC%252589%2525EF%2525BC%252588%2525EF%2525BC%252595%2525EF%2525BC%2525A3%2525EF%2525BC%2525A4%2525EF%2525BC%252589_901422">HMV 商品詳細ページ</a><br /><a target="_blank" href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=http%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F54254%2FBeethoven%25EF%25BC%259A-The-9-Symphonies"><img alt="" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" width="1px" height="1px" border="0" />TOWER RECORDS 商品詳細ページ</a></div></div></div><div style="clear: left" class="amazlet-footer"></div></div><br /><br /><h1 id="CD6">CD6 ベートーヴェン:交響曲第1,2番</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130414225011.jpg"><img alt="karajan beethoven 1,2" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130414225011.jpg" width="250" height="254" border="0" align="right" /></a><br />1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲第1番<br />2. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲第2番<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />1. 1961年12月27-28日、ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッションステレオ録音。<br />2. 1961年12月30日,1962年1月22日、ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッションステレオ録音。<br /><br /> ベートーヴェンの1,2番交響曲とハイドンの交響曲との類似は、きっと、当時の音楽の常識から、その裏をかいて客を驚かしていたという試みにあるのではなのではないかと思っている。200年前の音楽ファンだって、現代の僕らと同様に、第一主題とか展開部という言葉を知らなくても、そういう風に音楽が進んでいくことは体で覚えていたい違いないのである。この話は確かに、ハイドン大好きの<a href="https://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-category-39.html" target="_blank" title="ラトル">ラトル</a>の受け売りだが、こう言う話を聴いた後にハイドンを聴くと、何でもなかったところがちょっと違って見えるから面白い。ウィットとも言えないし、いたずらとも言えないし、むき出しの個性を投げつける図々しさもない、ただ、裏表のない面白さ、そういうものがハイドンの交響曲にはある。振り返って、ベートーヴェンのハイドン的面白さは、師のハイドンに及ぶものではないが、ベートーヴェンに欠けていた師の卓越した常識把握の力に代わって、若々しい勢いが備わっている。<br /><br /> 若々しい勢い。カラヤンは、こういうところを本当によくとらえている。ベートーヴェンと言えば、短調の楽曲ばかり話題になるが、それを感じとるために、この名演を試してみたはいかがだろうか。カラヤンのような健康的な音楽をやる人が、ベートーヴェンの長調楽曲を料理すると、特にアレグロ楽章などは体操選手がからだ全体をめいっぱい使った演舞みたいな表現が出てきて気持ちいい。病苦と聴衆の無理解に苦しんだベートーヴェン像がしばらく見えなくなるほどだ。<br /><br /> 前回の全集とは、もう根本的に違うという感のある仕上がりだが、やはり、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるところが大きいのだろう。ヴァイオリンは輝くよう、木簡群はとろけるようである。実現される音量幅の大きさと安定感は、長調楽曲のアレグロ楽章で健康的な力強さを助長するのはもちろんのこと、緩徐楽章に現れる天気の良い日を結晶化したみたいな朗らかな歌の数々も、安定した和音の中で気持ちよく安らぐように揺れている。<br /><br /> ベートーヴェンという反抗の宿命を負った楽聖と言うイメージとは離れるのかもしれないが、彼もそれなりに人生を楽しんでいたということを改めて示したと言う顔も持合せているのがこの全集の特徴の一つと言えよう。1,2番はその代表的な一片だ。聴いた後の気分は実に爽快である。<br /><div style="text-align: right;">★★★★</div><br /><h1 id="CD7">CD7 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130414225402.jpg"><img alt="karajan beethoven 3" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130414225402.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・1962年11月10-15日、ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッションステレオ録音。<br /><br /> <br /> カラヤンは、ベートーヴェンを指揮するに当たっては、特有の甘美でオペラ的な歌い回しを、わざとかどうかは知らないが排している。これは第九も例外ではないので、興味深いのだが、こと3番に至っては、その限りではない。これもまた興味深い。(つづく)<br /><br /><h1 id="CD8">CD8 ベートーヴェン:交響曲第4番</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130414225403.jpg"><img alt="karajan beethoven 4" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130414225403.jpg" width="250" height="254" border="0" align="right" /></a><br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・1962年3月14日、11月9日、ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッションステレオ録音。<br /><br /> かなりの期間をまたいでの録音。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><h1 id="CD9">CD9 ベートーヴェン:交響曲第5番</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130414225012.jpg"><img alt="karajan beethoven 5" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130414225012.jpg" width="250" height="256" border="0" align="right" /></a><br /><br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・1962年3月9-12日、ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッションステレオ録音。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><h1 id="CD10">CD10 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130414225013.jpg"><img alt="karajan beethoven 6" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130414225013.jpg" width="250" height="254" border="0" align="right" /></a><br /><br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・1962年2月13-15日、ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッションステレオ録音。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">カラヤン流郊外散策</span></strong><br /><br /> カラヤンのベートーヴェン交響曲の中で最も酷にかたられる録音である。「スポーツカーで田舎をかっ飛ばす」といった趣旨だったと思う。Wikipediaによると、R.シュトラウスは、ドン・ファンの初演後、「半数は喝采したものの、残り半数からは野次が飛んだ。」という事態を見て、「シュトラウスは彼の内なる音楽の声を聞いたことを知って、「多数の仲間から気違い扱いされていない芸術家など誰もいなかったことを十分に意識すれば、私は今や私が辿りたいと思う道を進みつつあると知って満足している」」と語ったらしい。<br /><br /> カラヤンの一楽章は、よく言われるようにテンポが速い。しかしながら、カラヤンのこの楽章の特徴的な点は、それよりも推進力にあると思う。この現象はカラヤンのウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのモーツァルト交響曲40番や、60年代のアイネ・クライネ・ナハトムジークでも見受けられる現象である。田園交響曲では、カラヤンは例の執拗な繰り返しの部分で、徐々に音量を上げていくかどうか、それ以上になにか仕掛けを施し、聴き手はその推進力によって煽られるのである。(つづく)<br /><div style="text-align: right;">★★★★</div><br /><h1 id="CD11">CD11 ベートーヴェン:交響曲第7番</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130414225403.jpg"><img alt="karajan beethoven 7" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130414225403.jpg" width="250" height="254" border="0" align="right" /></a><br />・ベートーヴェン:交響曲第7番<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・1962年3月13,14日、ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッションステレオ録音。<br /><br /> 四楽章の冒頭の処理は、カラヤン以外では見たことがない。最初の合奏の後に、装飾音のように、すぐにティンパニーが続き、それがまた細かいというもので、これは気をつけていなくても耳に付く。冒頭の形と言えばよいのだろうか、これはくどいほど繰り返し、覚えてしまうほどに登場してくるもので、出てきては音楽を引き締める。これは、数あるベートーヴェンの作曲語法でもおなじみといってもいいようなもので、たいていの演奏家は、意義はともかく、リズムの形はそろえて提出するものかと思われる。しかしながら、カラヤンの冒頭の場合は、そうではなくて、次に現れる冒頭と同じ形の部分では、比較的一般的な最初の合奏とティンパニーの間があるとともに、ティンパニーの音もそれほど細かくない。推測するに、序奏という位置づけなのだろう。<br /><br /> このように一瞬にして始まるわけだが、(つづく)<br /><br /><h1 id="CD12">CD12 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」</h1><br /><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130528213126.jpg"><img alt="karajan beethoven 9" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130528213126.jpg" width="250" height="254" border="0" align="right" /></a><br />・ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」(第1楽章から第3楽章まで)<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・セッションステレオ録音。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><h1 id="CD13">CD13 ベートーヴェン:交響曲第8,9番「合唱」</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20121223233108.jpg"><img alt="Herbert von Karajan - Beethoven Symphonie Nr. 8 & 9(Finale)" src="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20121223233108.jpg" width="246" height="249" border="0" align="right" /></a><br />・ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」(第4楽章のみ)<br />・ベートーヴェン:交響曲第8番<br /><br />・ソプラノ:グンドゥラ・ヤノヴィッツ<br />・アルト:ヒルデ・レッセル=マイダン<br />・テノール:ヴァルデマール・クメント<br />・バス:ヴァルター・ベリー<br /><br />・ウィーン楽友合唱団<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・1962年1月23日、ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッションステレオ録音。(8番)<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">カラヤンの力の発散とベートーヴェンの天井知らずの生命力が見事に一致した決定的名演</span></strong><br /><br /> このベートーヴェン交響曲全集の中では一番のお気に入りであると同時に、8番の決定的な演奏である。この演奏の魅力を簡単に言えば、体を動かした後のそう快感を味わえるということであろう。カラヤンのベートーヴェン交響曲は、管弦楽にそれが内包する熱気とか活力とか、そういったものを発散させる機会としてとらえているきらいがあって、8番においてはその方針が見事にはまっている。例えば、一楽章の展開部(一楽章の展開部!)、4楽章の執拗に繰り返される強拍を伴った動機は、迫力よりも、音量を絞りださんとする強い意思を感じ、それに気圧されるのだ。まるで管弦楽の限界に挑戦しているかのような、というのは言い過ぎではない。いうまでもなく、これは”そういう表現”である。甘美なフレーズの甘さも、さわやかな熱さをたたえたこの曲の雰囲気を汚さない程度に収まっている理想的なものである。<br /><br /> 後年、同じ組み合わせでのこの曲の演奏は徐々にスピードが上がっていくのはそういう意志が演奏面に影響が及んだ結果であろうか? ただ、私が好きなスピード感はこのころのみである。後年のものは、私にとっては、早すぎる。<br /><br /> それにしても、この曲の1楽章の展開部の素晴らしさといったら、どうやって表したらよいものだろうか? 作曲者がこの曲を気に入っていたという言がWikipediaにあったが、うなずける話である。<br /><h1 id="CD14">CD14 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20121230211851.jpg"><img alt="Richter,Karajan/Tchaikovsky:Piano Concerto No. 1" src="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20121230211851.jpg" width="251" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲1番<br /><br />・ピアノ:スビャトスラフ・リヒテル<br /><br />・ウィーン交響楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・セッションステレオ録音。<br /><br /> チャイコフスキー、ピアノ協奏曲1番の録音は多いけれども、これはその代表的な一枚と見なされている。カラヤンにしては珍しく、オーケストラがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ではなく、ウィーン交響楽団である。<a target="_blank" name="amazletlink" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002GKRT0Q/furtwangler07-22/ref=nosim/">オリジナルス・シリーズから復刻盤</a>が出ている。<br /><strong><span style="font-size:large;"><br />スタンダードではないが、奇怪なものでもない</span></strong><br /><br /> この演奏は、もう一つの代表的な録音であろう、<a target="_blank" name="amazletlink" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000V2RWCG/furtwangler07-22/ref=nosim/">ホロヴィッツ盤(モノラル)</a>と対極をなす演奏ではなかろうか。冒頭からしてそうで、カラヤンの濃厚な歌い回しと、リヒテルのピアノをスクラップにせんとばかりの打鍵を期待したのだが、空振り。しっかりと、しっとりと歌う。その後も、展開こそあるものの、他と比較して非常に内面に耽溺するようなよわよわしい音楽をつくっていく。たしかに、そのように聴き取れるので、表現としては成功しているのであろう。おそらく、この大向かいをうならす曲を玄人向けに洗いなおしたのであろう。なるほど見通しは良くなった。一楽章の冒頭、いわゆる「ロシアの大平原」と称される旋律が禁欲的(?)である点も納得がいく。独立したものとして、これ以降と切り離して演奏されがち、例えば、先のホロヴィッツ盤では「一方そのころ…」という形で序曲から移行していくような作りとなっているのだが、このリヒテル盤では全体の一部としたといえよう。ただ、無理やりこじんまりさせた感もなくはない。<br /><br /> 音楽づくりでほかと比べて大きく特異な点は一楽章までである。2楽章3楽章とだんだんと熱を帯びてゆき、特に3楽章はきらびやかな管弦楽と、打楽器的なタッチで重音が高速で飛びまわるピアノが堪能できる豪壮華美のお手本とも言うべきものである。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の特徴的な弦の音こそないものの、カラヤンはどこで振ってもカラヤンの音を出せるのかと思わせられる。俯瞰してみると、暗から明への筋道をつくってみたかったのかなと思った。<div style="text-align: right;">★★★★</div><br /><h1 id="CD15">CD15 ストラヴィンスキー:春の祭典</h1><br />・ストラヴィンスキー:春の祭典<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・セッションステレオ録音。<br /><br /><br /><br /><h1 id="CD16">CD16 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」</h1><br /><h1 id="CD17">CD17 ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」</h1><br /><h1 id="CD18">CD18 ドビュッシー、ラヴェル管弦楽曲集</h1><br /><h1>&gt;ブラームス交響曲全集</h1><br /><br /> ブラームスの第一交響曲は、カラヤンが客演先で披露する楽曲の筆頭、いわば名刺代わりであった。<br /><br /><table width="500" cellspacing="1" cellpadding="1" border="1"><caption>カラヤンのブラームス交響曲全集録音(DG所収)一覧</caption><thead><tr><th scope="col"></th><th scope="col">オーケストラ</th><th scope="col">録音時期</th><th scope="col">備考</th></tr></thead><tbody><tr><td>1</td><td>ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団</td><td>1964</td><td>当セット所収</td></tr><tr><td>2</td><td>ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団</td><td><a href="https://amzn.to/2JUBQT2" target="_blank" title="1978">1978</a></td><td>カラヤンの70年代所収</td></tr><tr><td>3</td><td>ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団</td><td><a href="https://amzn.to/2web3iv" target="_blank" title="1987-1989">1987-1989</a></td><td>カラヤンの80年代所収</td></tr></tbody></table><br /><br /><strong><span style="font-size:large;">ブラームス - カラヤンにとっての汲みつくせない問題</span></strong><br /><br /> 私は指揮者でもなければコンサートマスターでもないので体感している話ではなく本の受け売りのだが、ブラームスの管弦楽曲の音の調整は比較的難しいことらしい。誰の本かと言えば<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4480423923/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4480423923&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">吉田秀和氏のもの</a><img alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=4480423923" width="1" height="1" border="0" />。具体的には、ハイドンの主題による変奏曲をさして「指揮者の力量を図るのと同じように、管弦楽団の力を知る上にも、この曲は最適の作品となっている。」としているものや、ブラームスのオーケストラ曲の響き「は室内楽と管弦楽の混ざりあったようなもので、同じ時代に行きながらも、ブラームスはヴァーグナーとちがって、金管の使い方などが古風で、それだけに、木管が非常に重視されていた。それは誰しも知っている。だが、その木管の音色が、ブラームスではずいぶん地味な、艶消しをしたようなものであることには、必ずしも誰も気が付いているわけではない。」と書き、中央ヨーロッパの管弦楽団の音色に実際にあたるべきと言ったような微妙な問題に至るものもある。前者のような手元の問題も、後者のようないわゆる伝統に関する問題も、いずれにしてもブラームスの音の絶対性が微妙な位置にあるとはっきり感じるところに端を発しているように感じる。思えば単純に聴く方からしても、どちらかというと響きに過剰に敏感だった<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000VQXY8I/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B000VQXY8I&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">チェリビダッケのもの、特に4番</a><img alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B000VQXY8I" width="1" height="1" border="0" />が飛びぬけてうまいことや、ティーレマンにしても<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B005D4Y522/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B005D4Y522&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">ベートーヴェン</a><img alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B005D4Y522" width="1" height="1" border="0" />より<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00M14IFRI/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B00M14IFRI&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">ブラームス</a><img alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B00M14IFRI" width="1" height="1" border="0" />という感はある(もっとも、ティーレマンはワーグナーにしてもブラームスにしてもベートーヴェンの管弦楽法から大きく離れることはしなかったと<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00GIPMCJI/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B00GIPMCJI&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">言っている</a><img alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B00GIPMCJI" width="1" height="1" border="0" />が)のはその証左と言えるのかも知れない。<br /><br /> 懐の深いひなびた音色は、難渋な憤怒と隣り合わせになっている音響の一方で、ブラームスの音楽はまた、その旋律も魅力である。<br /> ドヴォルザークのくずかごを漁れば交響曲が一つ出来上がると言ったり、ヨハン・シュトラウス二世の美しく青きドナウを称賛したりする、ハンガリー舞曲集を作るなど、ブラームスにはごく一般的な意味でのメロディー愛好家的な側面があったらしい。そういうところは交響曲をざっと眺めてみるだけでわかることであり、交響曲の1番四楽章、ヴィオラが入るところなど、特にこのカラヤンのものでは最も印象的な場面の一つであろう。<br /><br /> こういう風に書いていくと、20世紀有数の音響家であり、旋律家であったカラヤンにはうってつけの作曲家であるのだが、案外にその出来栄えは不安定である。例によって十年後とこに録音をしているが、安定しない。どこかのインタビューでカラヤンは楽譜を見るたびに新しい発見があると言っていたが、これは別に勉強家であるところを見せつめようとして言っていたのではなく、本当にそう感じていたのではないかと思う。<br /><br /> カラヤンのブラームスは、大きくわければ響きのバランスを統御しつくすことに注力した50年代60年代のものと、いわゆる「うねり」を再確認する<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B001DCQI8C/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B001DCQI8C&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">70年代</a><img alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B001DCQI8C" width="1" height="1" border="0" />以降に分けられる。どちらが正しいのか、これはやってみないとわかるものではないと実際にやってみたのだろう。もしかしたら、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00N4479N0/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B00N4479N0&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">フルトヴェングラーの即興的荒れ狂い</a><img alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B00N4479N0" width="1" height="1" border="0" />がブラームスの目指していたところなのかもしれない、だからそのフルトヴェングラーの設計図である楽曲の構成に従ったうねりによる音楽構成も採用して見る価値があるのではないか? 実際そこまではやらなかったにしろ、カラヤン的なあまりにカラヤン的な仕上げが施されつくされている<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00IRHGY8U/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B00IRHGY8U&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">50年代</a><img alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B00IRHGY8U" width="1" height="1" border="0" />(4番はカラヤンのブラームスの中で最高の出来であるように思う)、60年代のブラームスと比べると、それ以降のものは楽々と旋律が呼吸しているように感じられるのである。その一方で音響はむやみに膨らみ続けた。どうも、あの音ふくらみがブラームスには不可欠の要素であるということは生涯信じ続けていたことは確からしいのだが、それでも定まらなかったのはやはり、カラヤンにとってブラームスは汲みつくせない問題とうつっていたからではあるまいか。<br /><br /> カラヤンの60年代のブラームス交響曲全集は、ブラームスの音楽とは何かという問いの答えを見ることができる玄関口にあたるわけである。フィルハーモニア時代から、ブラームスの音響の形を実現しようとしているところは垣間見えていて、それはほとんど出来上がってすらいた(<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00114LF4E/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B00114LF4E&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのもの</a><img alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B00114LF4E" width="1" height="1" border="0" />は、ベートーヴェンの交響曲7番のこともあって、例外と見た方が妥当のように感じる)。あの高貴で瑞々しいブラームス。フィルハーモニア管弦楽団と、録音設備がとらえた音響であろうが、やはり魅力的であることに変わりない。あのひなびた部分をここまで透明で、それでいて元の味わいを消すことなく提出してみせたカラヤンの手腕を私は称賛したい。<br /><br /> おそらく、あの手法をそのままベルリン・フィルハーモニー管弦楽団でやった。ここはやはりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、フルトヴェングラーの薫陶を受けた暗い霧と強い高弦が織りなす不安な濃厚な、かおりが充満する世界である。重心が一段階下がっている感じ。最も成功しているのは一番。この一番は、数多くあるカラヤンのブラームスの一番の中で最も精巧に制御されているものでもある。横の隙無く、滞りなく。<br /><h1 id="CD19">CD19 ブラームス:交響曲第1番</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130528213124.jpg"><img alt="karajan brahms 1" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130528213124.jpg" width="250" height="254" border="0" align="right" /></a><br />・ブラームス:交響曲1番<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><h1 id="CD20">CD20 ブラームス:交響曲第2番</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130528213045.jpg"><img alt="karajan brahms 2" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130528213045.jpg" width="250" height="254" border="0" align="right" /></a><br />・ブラームス:交響曲2番<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><h1 id="CD21">CD21 ブラームス:交響曲第3番、ハイドン変奏曲</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130528213044.jpg"><img alt="karajan brahms 3" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130528213044.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・ブラームス:交響曲3番<br />・ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><h1 id="CD22">CD22 ブラームス:交響曲第4番</h1><br /><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130528213043.jpg"><img alt="karajan brahms 4" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130528213043.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・ブラームス:交響曲4番<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><h1 id="CD23">CD23 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130116214857.jpg"><img alt="Chrisian Ferras,Herbert von Karajan - Brahms Violinkonzert" src="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130116214857.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲<br /><br />・ヴァイオリン:クリスティアン・フェラス<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・ベルリン、イエス・キリスト教会でセッションステレオ録音。<br /><br /> カラヤンは60年代のすべてのヴァイオリン協奏曲を、フェラスとともに録音している。こういうこだわりがあると、カラヤンの好みが最優先されているような気がしないでもなくて、ワイセンベルクや、このフェラスはまさにそのような雰囲気があると思う。いや、一番の有名な録音がカラヤンとの共演盤であるというだけの話で、両者とも実力の程はなかなかにあるわけだが。だからこそ、カラヤンは共演者に選んだのだ。<br /> 例によって、注目はカラヤンの伴奏に目が行きがちになる。ブラームスのヴァイオリン協奏曲の録音は結構あるけれども、これほどに管弦楽が分厚く鳴り響くブラームスのヴァイオリン協奏曲はもう二度と現れないのではあるまいか?<br /><br /> 実はブラームスのヴァイオリン協奏曲の存在を意識しだしたのは、ティーレマンが伴奏を担当しているバティアシヴィリ盤からで、発売前にオイストラフ盤や当演奏等を聴いて予習したりしていたのである。ヴァイオリンソロの冒頭の処理の差にはかなり驚かされた。バティアシヴィリ盤の後では、この2者は、言葉は悪いがどん臭い。これは技術の進歩が達成したものであろうかと思われる。2者とも結構苦しそうに弾いていたりするのだ。この話題はこの辺にしておいて、フェラスの演奏の方にうつる。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">たっぷりとしたブラームスのヴァイオリン協奏曲</span></strong><br /><br /> たっぷりとして聞こえるのは、カラヤンの伴奏の分厚さだけではない。顕著にその傾向が表れるのは、三楽章で、第一主題のレガートは上で挙げた三者の中で一番多い。リズム強調を少なからず行っている演奏が多い中で、これを聴くとやたら図体が大きく聴こえる。1楽章では、柔らかい歌としてこの特徴は捉えられる。<div style="text-align: right;">★★★★</div><br /><h1 id="CD24">CD24 ブラームス:ドイツ・レクイエム</h1><br /><h1 id="CD25">CD25 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130116213949.jpg"><img alt="Christian Ferras,Herbert von Karajan - Sibelius Violin Concerto" src="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130116213949.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲<br />・シベリウス:交響詩「フィンランディア」<br /><br />・ヴァイオリン:クリスティアン・フェラス<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br /> カラヤンのシベリウスへの傾注は異常で、質の高さは60年代の交響曲の中では最も高いのではなかろうかと思うほどである。特に交響曲七番である。反射的に「この交響曲の決定的な演奏」と反射的に評してしまいそうになる出来栄えである。大いなる始まりを予感する、または、新時代の夜明けを思わせるクライマックスをはじめ、それに至るまでの構成感、フレージングに至ってはこれ以上を望むべくもない仕上がりである。そういったものを聴いていると、自然に同作曲家の作品に期待が高まるというものである。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">力強いヒロイックなフェラスと、巨大な書割としてのカラヤン</span></strong><br /><br /> 一楽章、遠くを見るというよりは、その場で歌うという始まりである。胴を響かせるはっきりとした歌である。フェラスの歌は、明らかに歌ってのだが、荒削りな部分があって、それが熱くさせるものをもっているようだ。最後はやや味気なく終わるが、それ以外はなかなかの仕上がりである。<br /> 二楽章、カラヤンのオーケストラが雄弁である。ソリストより雄弁である。だが、その中でのフェラスの役割は、オペラ楽劇での歌手が管弦楽の中で果たす役割に近い。場を広げ、その中で、ソリストを活躍させるということである。カラヤンの雄弁さは、やや具体性を欠くように設計されているのだ。だから雄弁であっても漠然としていて、ソリストが目立つという仕組みになっている。<br /> 三楽章は、颯爽と流れていくバティアシヴィリのものとは全く違う、しっかりと刻みつけていく、堂々とした仕上がりである。テンポは遅めで、リズムは跳ねるというよりは踏みしめるといった具合である。美しさよりも、迫力を前に出した演奏であるかと思う。遅いテンポながら、熱気がにじみ出る。チャイコフスキーで急にとってつけたようにギアを変えるということもない。<br /><br /> カラヤンとの一連の協奏曲の仕事の中で、最もフェラスが世にたたきつけた仕事ではあるまいか。<br /><br /> フィンランディアは、このページのシベリウス管弦楽曲集の方に回すことにしたので、そちらを見ていただきたい。<br /><br /> 星の数は4.5の四捨五入。<div style="text-align: right;">★★★★★</div><br /><h1 id="CD26">CD26 ベルリオーズ:幻想交響曲</h1><br /><h1 id="CD27">CD27 シベリウス:交響曲第5番、『タピオラ』</h1><br /><h1 id="CD28">CD28 シベリウス:交響曲第4番、『トゥオネらの白鳥</h1><br /><h1 id="CD29">CD29 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集(1-3)</h1><br /><br />1. ヨハン・セバスティアン・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番<br />2. ヨハン・セバスティアン・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番<br />3. ヨハン・セバスティアン・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />1-3. 1964年8月17-24日、セント・モーリッツ、ヴィクトリアコンサートザールでのセッションステレオ録音。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">セント・モーリッツでの恒例行事</span></strong><br /><br /><h1 id="CD30">CD30 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集(4-6)</h1><br /><a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/202001112209012f5.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/202001112209012f5.jpg" alt="Karajan CD30 Bach Brandenburgische Konzert Nr 4, 5 6" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />1. ヨハン・セバスティアン・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番<br />2. ヨハン・セバスティアン・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番<br />3. ヨハン・セバスティアン・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />1. 1964年8月17-24日、セント・モーリッツ、ヴィクトリアコンサートザールでのセッションステレオ録音。<br />2. 1964年8月17-24日、セント・モーリッツ、ヴィクトリアコンサートザールでのセッションステレオ録音。<br />3. 1965年2月22日、セント・モーリッツ、ヴィクトリアコンサートザールでのセッションステレオ録音。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">カラヤンのバッハ演奏 - 時代と個性</span></strong><br /><br /> 批評文におけるカラヤンのバッハ演奏が、無傷で終わることはほとんどない。『マタイ受難曲』などは、<a href="https://amzn.to/35JEyoS" target="_blank" title="失笑ものと言う書き方">失笑ものと言う書き方</a>までされている。指揮者の存命時代から続く伝統みたいなものだ。これで紙幅を稼ぐのである。周知の通り、バッハ存命時代の音楽環境についての研究が進み、いわゆる古楽器によるピリオド奏法以外の演奏は、すべてバッハの意図からほど遠いものと大きく分類された。カラヤンのバッハ演奏の世評は、自動的に良い演奏とされている一群からまた一回り距離をとることとなったわけである。もちろん、ブランデンブルク協奏曲とて例外ではない。<br /><br /> かつて<a href="https://amzn.to/380JiYz" target="_blank" title="名盤として君臨していたリヒター">名盤として君臨していたリヒター</a>すら旧時代の産物とされている現在では、カラヤンの演奏はゲテモノ扱いしても異議を唱えられる環境ではなくなった。とはいえ、「エレキギターで平均率」よりはバッハの意図に近く、楽器云々にしても、当時の常識的範囲に収まっているわけである。時代を代表する演奏として、個性的な味のある演奏として、また、大指揮者カラヤン個人の業績の一部として、これからも生き続けていくことだろうかと思われる。<br /><br /> カラヤンのバロック好きは、レパートリーから察せられるが、興味は純粋に音楽的なものだったようだ。やっていることと言えば、弦楽群の重く分厚い和声が広げられたドイツ式のソステヌートの世界で、カラヤン氏一流のレガートを響かせ、その脇でチェンバロがサン、サン、と時を刻む。極端に言えば、オペラ間奏曲を扱うようなものである。カラヤンは、オーケストラを駆使して、聴く者の心を一刺しにするようなバロックの旋律をたっぷりと歌いたい。<br /><br /> バロックという古い時代について、その演奏上の慣行から、精神的風土についてまで研究している人からすれば、何を勘違いしているのかと言う演奏かもしれないし、ほとんど知らない私からしても、本来はこう言うものではないだろうという感じはする。しかし、<a href="https://amzn.to/37SXTWb" target="_blank" title="ベルリン古学アカデミーによる優れた演奏">ベルリン古学アカデミーによる優れた演奏</a>や、<a href="https://amzn.to/380JiYz" target="_blank" title="リヒターの名盤">リヒターの名盤</a>を聴いた後に、カラヤンを聴くと、すごく落ち着いた気分になる事は告白しておかなければならない。今あげた三者の中では、最もテンポを遅く取っているために、そう聞こえるのだろうが、このテンポ設定によって、バッハの対位法によって束ねられている延々と続く旋律が、何となくくつろいで聴こえるからかもしれない。最大の聴きものは、第6番の第一楽章だろう。やまびこみたいに輪唱が続く楽曲だが、よく響くカラヤンのやり方だと、反響の中にいるみたいである。もともとこれを意図して書かれたかのようでおもしろい。<div style="text-align: right;">★★★★</div><h1 id="CD31">CD31 J.S.バッハ:管弦楽組曲第2,3番</h1><br /><a target="_blank" href="https://blog-imgs-63.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/31.jpg"><img alt="karajan 60" src="https://blog-imgs-63.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/31.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・バッハ:管弦楽組曲2番BWV1067<br />・バッハ:管弦楽組曲3番BWV1068<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・セッションステレオ録音。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">管弦楽組曲2番</span></strong><br /><br /> <a title="カラヤン公式ホームページ" href="http://www.karajan.org/jart/prj3/karajan/main.jart?reserve-mode=active&rel=en">カラヤン公式ホームページ</a>というものがあって、そこには演奏会の記録があったり、録音記録があったり、その演奏会評の切り抜きまであったりする。そういうものは、ただ眺めているだけでも楽しいものであるが、例えば、ベートーヴェンの交響曲をさかのぼってみたり、ブルックナーの交響曲をさかのぼってみたりするとそれらを初めて取り上げた演奏会全体のプログラムを見ることができる。それで、よく見かけるのである、バッハの管弦楽組曲2番を。<br /><br /> これは多いに違いないと思って、この曲で全演奏会の記録を絞ってみるた。すると、1555回もの演奏会において、この曲を取り上げていたということになっていた。これは、カラヤンが演奏会や歌劇場ででベートーヴェンの楽曲を取り上げた回数の約2倍にあたる数字で、カラヤンが催した演奏会の回数は3198回であるらしいから、その49.6%つまり、約半数において取り上げていたということになる。バッハの管弦楽曲2番は、カラヤンの愛奏曲である。(つづく)<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">管弦楽組曲3番</span></strong><br /><br /> 一方で、3番は演奏会で取り上げられた形跡がない。<br /><h1 id="CD32">CD32 シューベルト:未完成交響曲、ベートーヴェン序曲集</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/32.jpg"><img alt="32.jpg" src="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/32.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・シューベルト:交響曲8番「未完成」<br />・ベートーヴェン:フィデリオ序曲<br />・ベートーヴェン:レオノーレ序曲3番<br />・ベートーヴェン:コリオラン序曲<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・1964年10月27日、ベルリン、イエスキリスト教会でのセッションステレオ録音。(シューベルト)<br />・1965年9月21,22日、ベルリン、イエスキリスト教会でのセッションステレオ録音。(ベートーヴェン)<br /><br /> シューベルトの未完成交響曲と、ベートーヴェンの序曲をセットにしたアルバム。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">不慣れ故の慎重さがたたったか</span></strong><br /><br /> カラヤンのシューベルトの交響曲は、全集を残しているEMIのものの方が有名であろうか。DGには、60年代ではこの未完成交響曲と、9番を残している。<br /> さて、これの出来栄えの方は、カラヤンにしては少々堀が浅いように感じなくもない。木管がソロで登場する場面のバックの管弦楽、その後の多声部のからみは、全ての楽器を大きく歌わせているので、カラヤンを聴いている気分になるが、全体的には慎重である。<br /> この傾向は、チャイコフスキーの悲愴交響曲にも若干あらわれていたので、リハーサル不足の不慣れを想像させられる。こういう表現かしら? いまのところ、ベートーヴェンや、ブラームスの初録音に比べると明らかに雄弁さに欠けると言わざるを得ない。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">これもカラヤン。ベートーヴェン序曲集</span></strong><br /><br /> フィデリオ序曲は、ひどく遅く感じたので、よく聴くヨッフムのものとタイムを比べてみると30秒も違った。遅く感じるわけである。例によって音が分厚いことと相まって、ティンパニーのシンコペーションが前に出てくるので、ひどくゆったりとした印象を受けることも、ひどく遅く感じた原因だろう。重厚と言うより若干だらしないといった雰囲気である。<br /> ただ、コーダは快速でしめる。まぁ、悪くない出来だが、カラヤンならもっと質を上げられたと思う。<br /><br /> レオノーレ3番は、フィデリオ序曲と同じ印象。<br /><br /> コリオラン序曲は、なかなかの出来栄えである。付属のブックレットによると、序曲3曲で、2日(未完成交響曲は1日)使ったようだが、おそらく、(これは完全な妄想だが…)コリオランでこだわりすぎて、上二つの序曲に時間が回らなかったのではないかと思う。<br /> 演奏時間は9分! ベームは8分30秒。遅い。しかしながら、だらだらと音を垂れ流していくような演奏にも関わらず、緊張感がすんでのところで持続している。フレーズ処理や細部、クレシェンドの手入れ具合も上二つに比べると多いように感じる。<br /> 最後の3音の間は特筆ものである。<br /><br /> コリオランがなかったら星2つだっただろう。<div style="text-align: right;">★★★</div><br /><h1 id="CD33">CD33 モーツァルト:交響曲第29,33番</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130426130858.jpg"><img alt="karajan mozart 29 33" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130426130858.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・モーツァルト:交響曲29番<br />・モーツァルト:交響曲33番<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・1965年、セッションステレオ録音。<br /><br /> 単品では、<a target="_blank" href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3035490&pid=881759051&vc_url=http%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F2451618%2FMozart%25EF%25BC%259A-Late-Symphonies-No-29%2C-No-32-No-33%2C-No-35-No-36%2C-No-38-No-41"><img alt="" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=3035490&pid=881759051" width="1px" height="1px" border="0" />70年代の後期交響曲とセットのもの</a>が一番手に入りやすい。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">モーツァルトを聴く喜びのひとつ</span></strong><br /><br /> 結構大きく出た見出しなのだが、最初に置くつもりだったものはもっと過激で、「モーツァルトを聴く喜びを最大限に具象化した傑作」というものだった。かなり甘美で緩徐な音楽で、カラヤンのアプローチもそうなのだが、殊に29番の冒頭、後ろでそれを柔らかく包むように登ってくる弦の音と、主題が徐々に混ざる様を聴いて、私はほとんど取りみだしまったのである。こういう経験はしたことが無かった。しかし私は立ち止まる。モーツァルトを聴くと言うことに私がこれまで見出してきたものもの、例えば、アバドのセレナーデにおける質感や、カラヤンのジュピター交響曲で見出した美点を早々容易に捨て去って、この感覚のみを最上のものと見なして筆を進めると言うのは、少々やり過ぎの感があったからである。<br /> 極めて個人的な御託はともかく、ロココな甘さをたたえた演奏という点ではこれ以上ないものではなかろうか。カラヤン的爽快感も備えていることは言うまでもない。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">カラヤンの33番</span></strong><br /><br /> 33番は、まったく集めるつもりがないのに増えていった楽曲で、クライバーが好んで取り上げていたり、ヨッフムが来日公演で取り上げていたりしたこともその要因の一つである。激戦地だったりするのだろうか。<br />一番個性的なのはヨッフムで、二楽章の最後で、楽節を感じさせないような歌い回しと音の鳴らし方で閉めている。この部分が妙に耳に張り付いている。本当にこの人は何をするかわからない。<br /> クライバーのものは、やはり躍動感という点ではずば抜けていて、フレーズがどこかに飛んで行きそうになることがしばしばである。<br /> カラヤンは、上でも書いたようなロココな甘さを基調としつつ、管弦楽の威力の横への発散を行っているのかと思う。一般的には運動的な動きをしているのかもしれないが、クライバーを聴いた後では大人しく感じてしまう。3人の中では最もまじめな印象を受ける。<br /><div style="text-align: right;">★★★★★</div><br /><h1 id="CD34">CD34 バルトーク:管弦楽のための協奏曲</h1><br /><h1 id="CD35">CD35 モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク、他</h1><h1 id="CD35">CD35 モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク、ディヴェルティメントK287</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130527142939.jpg"><img alt="karajan 60 35" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130527142939.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・モーツァルト:セレナーデ13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」<br />・モーツァルト:ディベルティメント15番<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・セッションステレオ録音。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">劇的なアイネ・クライネ・ナハトムジーク</span></strong><br /><br /> 吉田秀和のおなじみ世界の指揮者にカラヤンのモーツァルト評をみてみると、「(作為の跡はないのだが、)あらかじめ用意された写真の像が鮮やかに浮かび上がってきたといってもよいような、そういう矛盾した感想を与える余地があったことも事実である。(吉田秀和著 世界の指揮者 筑摩書房 p.336-337)」という記述がある。これはカラヤンの50年代あたりのモーツァルトに関する評の一部である。確かに29番の素晴らしさは、その自然さにあることは間違いない。だが、吉田氏が言うところの用意された写真こと繊密な設計図は、あったのだろうけれども、見えなかった。言われてみると、確かに、よどみがなさすぎる感はある。そこも魅力なのだけれども。<br /><br /> だがアイネ・クライネ・ナハトムジークでは、だいぶ様相が違っていて興味深い。一楽章で顕著な傾向で、ここでは第一主題に何度か再帰するのだが、最後の回帰はまるで凱旋のような登場をする。短調に変調した後に第一主題に回帰するのだから、自然とそう聴こえるのかもしれないのだが、29番の時と比べるとかなり自己主張が激しいように感じる。肉感的とすら感じたほどである。二,三楽章はロココに徹するが、四楽章がまた興味深い。短調になる部分では丸で40番の一部を切り取ったかのような表情をつける。<br /> セレナーデというよりも、交響曲のような劇性を感じさせる演奏である。<br /><h1 id="CD36">CD36 モーツァルト:ディベルティメントK334</h1><br /><h1 id="CD37">CD37 R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』</h1><br /><h1 id="CD38">CD38 ラヴェル:『展覧会の絵』,ボレロ</h1><br /><h1 id="CD39">CD39 ブルックナー:交響曲第9番</h1><br /><h1 id="CD40">CD40 </h1><br /><h1 id="CD41">CD41 モーツァルト:ディベルティメント集1</h1><br /><h1 id="CD42">CD42 ヨハン・シュトラウス父子ワルツ集</h1><br /><h1 id="CD43">CD43 </h1><br /><h1 id="CD44">CD44 チャイコフスキー:交響曲第4番</h1><br /><h1 id="CD45">CD45 チャイコフスキー:交響曲第5番</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-63.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20140226145653d80.jpg"><img alt="Folder_20140226145653d80.jpg" src="https://blog-imgs-63.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20140226145653d80.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・チャイコフスキー:交響曲5番<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・セッションステレオ録音。<br /><br /> カラヤン、60年代の再録音。<br /><br /> チャイコフスキーの交響曲は<a target="_blank" href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=http%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F1900669"><img alt="" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" width="1px" height="1px" border="0" />ムラヴィンスキーがDGに残した有名なセッション録音</a>があれば足りると言うくらいに疎い。べつに嫌いというわけではなくて、あれば何の気になしに楽しんでしまうのだろうけれども、集めようと言う気が起きないと言うだけの話である。無論これはムラヴィンスキーの録音の出来が非常に良いということもまた理由の一つに挙げられよう。というわけで、まとまったチャイコフスキーの交響曲の聴き比べをするのはこれが初めてなのである。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">演奏家の強み、作曲者ではないということ</span></strong><br /><br /> 作曲者は、言うまでもなくその作品の質を上げるために、優れた旋律を用意するのだけれども、自作自演するにあたって、とっておきの旋律を思い切り強調して演奏するということができるだろうか、と考えるとなかなか難しいように感じる。自分の考えた旋律をこれでもかという風に聴かせるのである。その点、他人が考えた旋律を歌うと言うのは、その魅力を十全に伝えるにあたって、やれることはすべてできる点で、有利と言えば有利である。<br /> チャイコフスキーは、ピアノ協奏曲の1番やヴァイオリン協奏曲、バレエ曲のいくつかを簡単に眺めてみるだけでも、その旋律の美しさ、広く人を捉える良さが目に入ってくるもので、どうあがいてもその旋律美のようなものに目を向けなければならなくなってくる。ムラヴィンスキーは、<a target="_blank" href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=http%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F3202006%2FTchaikovsky%25EF%25BC%259A-Piano-Concerto-No-1%2C-Symphony-No-6--Pathetique-"><img alt="" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" width="1px" height="1px" border="0" />リヒテルとのピアノ協奏曲1番</a>の冒頭、まるでロシアの大平原のような息の長い雄大な旋律を、その雄大さという点よりも優美さに着目した歌い回しをしていることからも察せられるように、搦め手を加えたものとなっているように感じられる。<br /> この指揮者はどちらかと言うと、厳格な構成感といったものがその厳しい楽団の響きと鋭い音楽づくりをするのでそちらのほうばかり目が行く。だが実を言うと、これはムラヴィンスキーの厳格のリリシズムとでも言うべき美学の結果なのかもしれないのである。<a target="_blank" href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=http%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F2925673"><img alt="" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" width="1px" height="1px" border="0" />このボックス</a>の中に、タンホイザーのヴェヌスベルクの音楽がある。私にとってほとんどショッキングな出来事だったのだが、ここにおけるいつものレニングラード交響楽団の音で繰り出される官能性の高さは、他とは一線を画しているように思えるのである。つまり、チャイコフスキー他を取り上げるにあたって、色というものをある程度抑えた、その手のリリシズムを選択したと言ってもよいのではなかろうか。おそらくこれが、からめ手を使った理由の最たるものであって、ムラヴィンスキーの音楽の統一感の源泉の一つだ。「一つの曲を練り上げるにあたって一つ一つの旋律楽句は要素である」ここまでは演奏家の誰もが考えることであるが、それをどうくみ上げていくかにあたって、一つの理念、イメージが無ければ成らない。チャイコフスキーの交響曲におけるムラヴィンスキーのイメージは、詩的に峻厳なものであるように思われる。<br /> カラヤンにとってチャイコフスキーという作曲家は比較的重要だったということは、その録音数からみても疑いのないことである。後期の交響曲は、ベートーヴェンの交響曲やブラームスの交響曲と同じく約10年ごとに録音をしなおしているし、バレエ組曲の再録音も行っているくらいである。単に人気のある作曲家だからという理由で取り上げていたわけではないかと思われる。<br /> カラヤンと言えば、このページでも度々触れているとおり、その音とともに、その節回しという点においても非常に際立った特徴を持っている。カラヤン・アーチと呼ばれているらしい、カラヤン流の大柄な歌い回しは、スメタナのモルダウの第一主題や、ジョセフ・シュトラウスの天体の音楽で大活躍をしている。一方で、そう言った大柄な節回しを全く封印したのが、ベートーヴェン交響曲である。これらの曲の具体的な話は、それぞれの項ですることとして、私がここで言いたいのは、カラヤンが節回しを形成するにあたっては、例えば、曲の性質をいくらか吟味してから行っているという点である。もっとも、歌う、歌わせることに関して非常な手腕をもったカラヤンが、歌について何の考えを持っていなかったというのがおかしな話であるのだけれども。<br /> チャイコフスキーにおけるカラヤンの節回しに対する接し方は、例えばオペラの見せ場における大柄なものが基本としてあるわけで、ベートーヴェンのそれとは大きく違う。これは一聴してわかることであるから別に問題でもなんでもないが、もっと聴いてみると、その大柄な節回しにしても、非常に慎重な幅の取り方と言えばよいのだろうか、存在感の示し方と言えばよいのだろうか、そう言ったことを感じるのである。ことにチャイコフスキーの旋律であるから、あんまりに存在感を大きくすると楽曲の中で浮きすぎてしまうことは、この大指揮者にとってわかりきったことであったのだが、そうはいってもこの旋律美を殺してしまうのはいかがなものか、こういう一般的苦悩が前に立ちはだかった結果であろう。これら調整の基本となったのは、やはり楽曲ということになると思う。カラヤンのチャイコフスキーは文学的である。これはドイツ指揮者のチャイコフスキーの演奏の伝統、知らず知らずの間に出来上がった慣習とも言えるようなものかもしれないもので、古くは<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B004BWOK9A/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B004BWOK9A&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">フルトヴェングラー</a><img style="border:none !important; margin:0px !important;" alt="" src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B004BWOK9A" width="1" height="1" border="0" />、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000CSUWJO/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B000CSUWJO&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">ベーム</a><img style="border:none !important; margin:0px !important;" alt="" src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B000CSUWJO" width="1" height="1" border="0" />は聴いたことが無いのでよくわからないが、<a title="ティーレマン" target="_blank" href="http://www.digitalconcerthall.com/ja/concert/2540/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%83%B3-%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9%E5%AE%A4%E5%86%85%E5%90%88%E5%94%B1%E5%9B%A3-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%89-%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%BC-%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%B3-%E3%83%94%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC">ティーレマン</a>においてもその傾向が強いのである。いずれにせよ、構成感という点はともかくとして、構築感が現れなければどうにもならないのが、ベートーヴェンがいわゆる英雄交響曲あたりでおそらく図らず創始した音楽の文学的(物語的というくらいの意味である)側面である。その文学的側面というものは、非常に抽象的な物言いで申し訳ないが、音楽の効果上の、聴覚上の前後関連における相当因果関係の妥当性によって担保されているわけだから、ある旋律がでしゃばって出てくるとなると、たちまち失敗するという非常に綱渡りのものでもある。カラヤンの慎重な大柄な立ち回りは、おそらくここに由来する。<br /> こういう音楽の作り方がカラヤンには見られない現象ではあるまいかという言があるかもしれないが、傑作録音であるシベリウスの交響曲7番はその延長線上にあるから、チャイコフスキーだけでもって現れた特性とも言えない。<br />作曲者の自作自演から大変なところまで来てしまった。肝心のカラヤンは、何を描こうとしていたか。<br /><br /><br /><br /><h1 id="CD46">CD46 リムスキー=コルサコフ:『シェヘラザード』</h1><br /><h1 id="CD47">CD47 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130116213448.jpg"><img alt="Christian Ferras,Herbert von Karajan - Beethoven Violinkonzert" src="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130116213448.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲<br /><br />・ヴァイオリン:クリスティアン・フェラス<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・1967年1月25,26日、ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッションステレオ録音。<br /><br /> フェラスとの有名ヴァイオリン協奏曲シリーズ。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">可もなく不可もない</span></strong><br /><br /> フェラスのヴァイオリンについてだが、はっきり言って、よくわからなかった。いや、だめだと言っているわけではない。歌う部分はあまり大げさにではないが、歌うし、他の演奏家で感じるような、曲の魅力を伝えていることは間違いない。<br /> 気になるのは、音が多くなる部分では急に機械的な処理にきこえたり、こなしているというような感触になったりとどうしても感じてしまうからである。慎重な面が前に出てしまったのか?まぁ、意図なのだろうが、よくわからないというのが正直なところである。<br /><br /> カラヤンの伴奏はブラームスの協奏曲のような分厚さはない。同曲の分厚さ加減で言えば、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B007TB45TA/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B007TB45TA&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">コーガン、ジルヴェストリ盤</a><img style="border:none !important; margin:0px !important;" alt="" src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B007TB45TA" width="1" height="1" border="0" />の方が上であろう。<br /> 方針は、曲が持つ構えの大きい部分を主眼に置いた伴奏である。この曲の管弦楽は、伴奏然とした伴奏なので、そこまで派手なことはできないということもあってか、カラヤンの協奏曲での存在感の示し方からすれば、おとなしい方だと思う。<br /><br />「結局どうなんですが?」ときかれたら、「悪くはない」と返答するだろう。<div style="text-align: right;">★★★</div><br /><h1 id="CD48">CD48 </h1><br /><h1 id="CD49">CD49 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番</h1><h1 id="CD49">CD49 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130212112316.jpg"><img alt="Folder_20130212112316.jpg" src="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130212112316.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲1番<br /><br />・ピアノ:クリストフ・エッシェンバッハ<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・1966年11月30日-12月1日、ベルリン、イエスキリスト教会でのセッションステレオ録音。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">慎重かつカンタービレ</span></strong><br /><br /> エッシェンバッハというピアニストを聴いたのはこれが初めてで、技術的に堅実なケンプと言った印象を受けた。ケンプと言っても、その傾向があると言うだけで、達観したいわば聖人の様な雰囲気さえ感じるまでは当然至っていはいないし、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B006BR0ZPQ/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B006BR0ZPQ&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">ケンプの同曲</a><img style="border:none !important; margin:0px !important;" alt="" src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B006BR0ZPQ" width="1" height="1" border="0" />とは似ていない。<br /> <a target="_blank" href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=http%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F3180824%2F%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A5%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2599%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25EF%25BC%259A-%25E5%258D%25B3%25E8%2588%2588%25E6%259B%25B2%25E9%259B%2586-%2528Op-90%2C-Op-142%2529%25EF%25BC%259C%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25AF%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25B3%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2589%25E9%2599%2590%25E5%25AE%259A%25EF%25BC%259E"><img alt="" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" width="1px" height="1px" border="0" />シューベルトの即興曲</a>が出ているとのこと。食指が伸びるのは当然の成り行きと言えよう。<br /><br /> そのエッシェンバッハのベートーヴェンの協奏曲1番は、良くも悪くも堅実であると思う。ベートーヴェンのピアノ協奏曲1番と言えば、私の中では<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000001GXL/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B000001GXL&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">ミケランジェリ、ジュリーニ盤</a><img style="border:none !important; margin:0px !important;" alt="" src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B000001GXL" width="1" height="1" border="0" />が何よりもすぐれたものと考えていて、それは同曲の録音の全体からすれば「熱気にかける」という評もあるかもしれないものだが、このエッシェンバッハは、それよりも、慎重であるために、溌溂とした雰囲気は薄い。だからと言って、この演奏を切り捨てるわけにはいかない。エッシェンバッハは、いわば吟遊詩人の様な音楽を示すのである。全体的にそのような傾向だが、その傾向が如実に表れるのは、1楽章の6分40秒付近であろうか。比較的遅めのテンポをさらに少しおさえ、持ち前の柔らかい歌に集中させる。フレージングと音の肌触りの良さだけでいえばトップクラスに属する処理ではなかろうか?<br /><br /> カラヤンの伴奏は、朗々としたピアノと対照的にエネルギッシュなものである。対比したかったのだろうか?<br /><div style="text-align: right;">★★★★</div><br /><h1 id="CD50">CD50 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲</h1><br /><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130609234517.jpg"><img alt="feras karajan tchaikovsky" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130609234517.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲<br />・チャイコフスキー:イタリア奇想曲<br /><br />・ヴァイオリン:クリスティアン・フェラス<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・1965年11月(協奏曲)、1966年10月(奇想曲)、ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッションステレオ録音。<br /><br /> チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を初めて聴いた時は、ヴァルディの作品かと思ったものである。いうまでもなく、一楽章のメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とならんで有名な部分を聴いての話だ。まぁ、それしか覚えていなかったわけで、つまるところ、私はこの曲のよい聴き手とは言い難い。三大ヴァイオリン協奏曲はなにかと言われたら、ベートーヴェン、シベリウス、ブラームスと答えるような人間に、このジャンルの醍醐味がわかるはずもないのである。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">図体で気押すヴァイオリン</span></strong><br /><br /> それはともかく、この項はフェラスの演奏についての項である。<br /> フェラスというヴァイオリニストは、少なくとも優れた音楽家であるが、技術がファンタジーに追いついていない。この考えというか、妄想は、フェラスの演奏を初めて聴いた時からあって、最初は、この当時の技術水準云々ということで片づけていたのだが、どうやらそうでもないらしい。多分、こういうフェラスについて書くのはこれで最後だろうから、簡単に書いておこうと思う。フェラスの発する灼熱は、技術的な困難へ立ち向かうことから発せられるか、それとも、フェラスの意図から生まれるものなのか、ということを考えながら聴いていると、技術的に問題ない(と思われる)個所で、楽器の胴を極限まで太くならそうとする姿が浮かび上がってくる。場所にもよるのだけれども、これらは単に響かせようとするだけにとどまるものではないようだ。実のところ、やろうとしていたことは、カラヤンと同じだったのかもしれぬ。<br /><br /> 一楽章や、三楽章の速い部分では、明後日の方向え勢いを投げるがごとくかき鳴らす。猛烈な足掻きである。一楽章の有名な部分を管弦楽へ橋渡しする部分では、もはや前後のことを考えていないとすら思える。だが、何とかなってしまうから「優れた音楽家」とかいた。二楽章の抒情的な部分では、カラヤン張りの横の響きがと特徴的。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">カラヤン的佳演</span></strong><br /><br /> イタリア奇想曲は、今回が初めて。奇想的な部分は、最後の3分だったので少々面食らった。ここでカラヤンは、例の大きな管弦楽団体を上下させてリズムを切っていく。それ以外はあまり覚えていない。<div style="text-align: right;">★★★★</div><br /><h1 id="CD51">CD51,52 ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス</h1><br /><h1 id="CD52">CD53,54 ハイドン:オラトリオ『天地創造』</h1><br /><h1 id="CD53">CD55 チャイコフスキー:序曲『1812年』、他</h1><br /><h1 id="CD54">CD56 チャイコフスキー:弦楽セレナード、『くるみ割り人形』組曲</h1><br /><h1 id="CD55">CD57 オペラ序曲、間奏曲集</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130328135553.jpg"><img alt="kARAJAN 60 57" src="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130328135553.jpg" width="250" height="254" border="0" align="right" /></a><br />・ヴェルディ:椿姫より、三幕への前奏曲<br />・マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナより、間奏曲<br />・レオンカヴァッロ:道化師より、間奏曲<br />・ムソルグスキー:ホヴァーンシチナより、間奏曲<br />・プッチーニ:マノン・レスコーより、間奏曲<br />・シュミット:ノートルダムより、間奏曲<br />・マスネ:タイスより、瞑想曲<br />・ジョルダーノ:フェドラより、間奏曲<br />・フランチェスコ:アドリアーナ・ルクヴルールより、間奏曲<br />・ヴォルフ=フェラーリ:マドンナの宝石より、間奏曲<br />・マスカーニ:友人フリッツより、間奏曲<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・セッションステレオ録音。<br /><br /> 甘美な旋律に耽溺するアルバムである。一般にカラヤン嫌いとして有名な宇野氏が、ベートーヴェンを散々貶した後に、オペラの間奏曲やロンドンでの公演をほめているおかげか否かは知らないが、このオペラ間奏曲集としては異例のロングセラーを誇っている。おそらく、オペラ間奏曲集で騒がれるのはカラヤンだけである。<br /><br /> 内容はやはり質の高さはうかがえるものの、カラヤンの仕事の中で際立って質の高いものとは言えない。しかしながら、相性は抜群である。どこかで聴いたことがある旋律(タイスの瞑想曲等)が、大きな呼吸の歌で大柄にうたわれる、それもあの音で! いや、むしろ、弱音の繊細な表現に目を向けるべきであろう。椿姫の3幕への前奏曲に代表される弱音が主体の曲は、室内楽的な精妙な質感でもって、甘美な旋律が歌われる。実に耽美的である。<div style="text-align: right;">★★★★</div><br /><h1 id="CD56">CD58 シベリウス:交響曲第6,7番</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130708161934.jpg"><img alt="Folder_20130708161934.jpg" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130708161934.jpg" width="250" height="252" border="0" align="right" /></a><br />・シベリウス:交響曲6番<br />・シベリウス:交響曲7番<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッションステレオ録音。<br /><br /> カラヤン管弦楽録音の最高峰。<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B002GKRTA6/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B002GKRTA6&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">オリジナルスシリーズからも再発されている</a><img style="border:none !important; margin:0px !important;" alt="" src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B002GKRTA6" width="1" height="1" border="0" />。<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B002GKRTA6/ref=as_li_ss_il?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B002GKRTA6&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22"><img alt="" src="http://ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=B002GKRTA6&Format=_SL160_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=furtwangler07-22" border="0" align="right" /></a><img style="border:none !important; margin:0px !important;" alt="" src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B002GKRTA6" width="1" height="1" border="0" /><br /><br /><br /><strong><span style="font-size:large;">シベリウスは冷たい?</span></strong><br /><br /> もう数年くらい前の話になるが、いつものように某大手音楽映像ソフト販売店で商品を漁っていたら、隣にいた人が、「今日は暑いからシベリウスでひんやりと行きましょうかね?」と話しかけてきた。隣にいた人が話しかけてきたというだけでも結構なことだが、年も大分離れていた人だったので、心底驚いたが、顔を見ると、愛嬌に満ちた人のよさそうな顔をしていたのと、私はクラシック音楽のことではめったに人と話す機会がないので、「ランランは映像で見るのが一番ですね」だとか、「アルゲリッチは昔すごくきれいだったよね」だとか他愛もない話をして楽しんだ。他にも話題はあったかもしれないが覚えていない。今思えば、私はとてつもない適応力を示したものである。最終的にその人の良さそうな人は「かみさんに怒られそうだけど、男だから(全集ボックスを)買っちゃう」とか言って、EMIのボックスだったかと思うが、それをもってレジに向かっていった。面白い人である。<br /><br /> その奇妙な感興によった会話が行われた時分、私はシベリウスに興味などさっぱり無く、どんな曲を書いているかも知らず、時折シベリウスの名前を見ても「新ウィーン楽派の1人かしら」という始末だったので、「シベリウス→ひんやり」という話はピンとくるどころか、それ以前の段階だった。だが、今思い返すと、なかなかに興味深い足掛かりではないかと思うようになってきたのである。<br /><br /><br /> 最後の5分間は、カラヤンの管弦楽演奏上、最も芸術的手腕が成功した例のひとつである。<br />シベリウスも、「暗から明」というものに取りつかれていたようだが、同じような悩みを持ったドイツの作曲家のブルックナーもまたそうだった。シベリウスがブルックナーについてどのような考えをもっていたかはしらないが、この演奏をきいた限りでは、この「暗から明」という形式において、シベリウスはブルックナーの仕事の終点から仕事を始めたといってもよいと思う。特に7番は、行くところまで行っている。傑作だと思う。<br />(作文中)<br /> 高弦の哀歌も憂愁まで下りて来た。すると下の方から、聴き手のしびれた感覚を豊かな楽想が受け止める。このことを感じ始めたあたりから、高弦が名残惜しそうな歌を奏で、消えて行く。ここからの和声のみの移ろいで、我々は、曙光のようなものを頭の中で見る。(つづく)<br /><br /><div style="text-align: right;">★★★★★</div><br /><h1 id="CD57">CD59 モーツァルト:ディベルティメント集2</h1><br /><h1 id="CD58">CD60 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130620130456.jpg"><img alt="karajan 60 anda brahms" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130620130456.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・ブラームス:ピアノ協奏曲2番<br /><br />・ピアノ:ゲザ・アンダ<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・1967年10月18-20日、ベルリン、イエスキリスト教会でのセッションステレオ録音。<br /><br /> カラヤンのブラームスのピアノ協奏曲の録音は、これだけだろうか。単品では<a target="_blank" href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3035490&pid=881759051&vc_url=http%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F1070313%2FBrahms%25EF%25BC%259A-Piano-Concerto-No-2-Op-83%3B-Grieg%25EF%25BC%259A-Piano-Concerto-Op-16---Geza-Anda%2528p%2529%2C-Herbert-von-Karajan%2528cond%2529%2C-BPO%2C-etc"><img alt="" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=3035490&pid=881759051" width="1px" height="1px" border="0" />オリジナルスシリーズ</a>からグリーグのピアノ協奏曲(指揮はクーベリック)とのカップリングで再発されている。<br /><strong><span style="font-size:large;"><br />カラヤンのブラームス観にアンダが熱情を添える<br /></span></strong><br /> カラヤンとアンダの組み合わせは、ザルツブルク音楽祭の記録で見ることができる。なので、急に組まれたとか、そういうわけでもないようである。そこでは、バルトークのピアノ協奏曲3番を取り上げていて、不朽の名演であるフリッチャイとのものには劣るものの、存在感を示すには十分の演奏であった。<br /><br /> <a target="_blank" href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=http%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F3210081%2F%25E3%2583%2596%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25A0%25E3%2582%25B9%25EF%25BC%259A-%25E3%2583%2594%25E3%2582%25A2%25E3%2583%258E%25E5%258D%2594%25E5%25A5%258F%25E6%259B%25B2%25E7%25AC%25AC2%25E7%2595%25AA%25EF%25BC%259C%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25AF%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25B3%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2589%25E9%2599%2590%25E5%25AE%259A%25EF%25BC%259E"><img alt="" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" width="1px" height="1px" border="0" />アンダは、フリッチャイともこの曲を録音し</a>ていて、いやがおうにも比較されるわけであるのだが、簡単に言えば、フリッチャイとのものは、即興性の強い力押しの演奏であるのに対し、カラヤンは、繊密な計算のもと、ブラームスのロマンを組み上げていくといった趣である。<br /> フリッチャイ、アンダのペアは、<a target="_blank" href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=http%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F53575%2FBartok%25EF%25BC%259A-The-Piano-Concertos-No-1-No-3-%25281959-60%2529---Geza-Anda%2528p%2529%2C-Ferenc-Fricsay%2528cond%2529%2C-Berlin-Radio-Symphony-Orchestra"><img alt="" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" width="1px" height="1px" border="0" />バルトークの協奏曲</a>からも察せられるとおり、いわゆる乾燥した燃焼度が、その持ち味であるわけなので、ああなるのも致し方ないというものではある。とくに飛ばすということはないが、若干の手元の不備などいざ知らず突き進む様は圧巻である。計算なしに突き進んでいると言っているわけではない。<br /> カラヤンの方は、これはカラヤンのブラームス観が作用しているのであろうが、漠然と横に広がるといった具合で、アンダは、一楽章や二楽章ではそれなりに燃焼するわけだけれども、フリッチャイのものと比べると、かなり丁寧で抒情的な仕上がりを見せる。<br /> アンダの歌は、リヒテルの系統のもので、あれほどに強い吸引力はないが、くせのない歌である。どちらかというと、アンダは、強く弾く場面で強い個性が現れる。<br /><br /> 毎回書いているような気がするのだけれども、この曲のピアノパートは、聴いている以上に難しい。嫌がらせとしか見えない部分もあって、永遠に触れたくない譜面である。ただ、作り出される曲想は、ゆったりと漠然としていて、豊かな事情感をもつという、結果的にピアノ協奏曲という名人芸の披露の場へのアンチテーゼとなった作品でもある。これは一聴して明らかな話であることは、多くの人に同意いただけるかと思う。だが、苦渋の発露というか、そういった場面では、ブラームスは、聴き手にも譜面上でも難渋な場面をつくる。こういう場面は、ブラームスの交響曲1番でもあったはずで、このことから、ブラームスという作曲家は、演奏会会場で難技巧に悪戦苦闘する姿(ブラームスのピアノ協奏曲は、初演の際すべて作曲者自身がピアノパートを担当したから、この場合は自身が)も計算に入れていたのではないかと思える部分もある。全てさらりと弾いてしまうのも考えようである。<br /><br /> 最後に、カラヤンの管弦楽について書いておく。いろいろ聴いて回って、再びこれを聴くと、その管弦楽の雄弁さに驚かざるを得ない。金管、高弦どれをとっても他の演奏とは一段その存在感が違う。ただ、これはカラヤンがアンダを食っているという話ではなくて、やはりこういうところはさすがオペラの達人といったところだが、そのさじ加減は「オーケストラは、重要な役割を担う」ところで留まる。三楽章はブラームス的ロマンの極みである。それとともに、一見して派手(これはカラヤンの手癖のようなものであろう)だが、派手さを前面に出すというものでもなく、いわゆるカラヤンのブラームス観の中に収まっている。<br /><br /> 名演である。今回の星の数は5つとだいぶ悩んだ。<div style="text-align: right;">★★★★</div><br /><br /><h1 id="CD59">CD61 </h1><br /><h1 id="CD60">CD62 </h1><br /><h1 id="CD61">CD63 リスト:『前奏曲』、スメタナ:『我が祖国』より</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130613122926.jpg"><img alt="Folder_20130613122926.jpg" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130613122926.jpg" width="250" height="252" border="0" align="right" /></a><br />・リスト:交響詩「前奏曲」<br />・リスト:ハンガリー狂詩曲2番<br />・スメタナ:交響詩「我が祖国」より、高い城、モルダウ<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・<br /><br /><br /><br /><br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000001GQA/ref=as_li_ss_il?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B000001GQA&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22"><img alt="" src="http://ws.assoc-amazon.jp/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=B000001GQA&Format=_SL160_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=furtwangler07-22" border="0" align="right" /></a><img style="border:none !important; margin:0px !important;" alt="" src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B000001GQA" width="1" height="1" border="0" /><br /> 人気のある演奏らしく、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000001GQA/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B000001GQA&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">オリジナルス</a><img alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B000001GQA" width="1" height="1" border="0" />シリーズから復刻されている。但し、カップリングは若干異なる。<br /> アルバムの内容から察するに、ハンガリーものを掛け合わせたものかと思われる。民族音楽の研究でも有名なバルトークの批判が有名だが、まぁ、それは詳しい人に任せる。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">カラヤンの愛奏曲?</span></strong><br /><br /> 私の興味を引くのはそちらではなくて、カラヤンの選曲にある。カラヤンの70年台の曲目が公開されて、より一層見えてくるのは、カラヤンのリストへの愛着である。大物指揮者がヨハン・シュトラウスを振ると大騒ぎになるが、リストを振ったところで対して話題にはならない。一部の有名曲はたいてい誰もが演奏会の事情から手を出さざるを得ないから話題にならない。また、そもそも、知名度の低い曲は、誰も振らないから話題にもならないのである。<br />そのなかで、カラヤンのリストの管弦楽曲のレパートリーの広さは異常といえる。カラヤンを除くと、最近ベルリン・フィルハーモニーでティーレマンが取り上げたくらいである。ティーレマンの方が辺境度は高かったが、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が取り上げるのはカラヤン以来数十年ぶりであることからも、選曲のこだわりが伝われば幸いである。資料が乏しいので、一年で何回ということは言えないが、感覚的に頻度が少ないのは確かである。<br /><br /> カラヤンが残したリストの楽曲は、ざっと見わたすと、ハンガリー狂詩曲数曲と、前奏曲、交響詩「マゼッパ」、メフィストワルツ、ハンガリー幻想曲、といったところである。ハンガリー狂詩曲の2番は、映像もあったはずで、他に撮るものがあっただろうと思わなくもない。<br />有名曲(なのです)がずらりと並んでいるが、ハンガリー狂詩曲5番なんて、リストが重要なレパートリーであるピアノですら全集を求めないと聴くことができないもので、つまり、無名といっても差し支えない曲である。カラヤンの選曲たまにこういうものがあって面白い。小品にも手を抜かなかったとよく言われるが、実のところはカラヤンが録音演奏したかったから、出来が良いのではないかしら。<br /><strong><span style="font-size:large;"><br />リスト管弦楽曲</span></strong><br /><br /> カラヤンのとった方針は、管弦楽が咆哮する部分がこの曲の聴かせどころとするものであった。和声も作風も違うが、カラヤンが指揮するR.シュトラウスの交響詩のようなもので、なぜかまとまる。これもよくわからないのだが、タンホイザー序曲を聴いている気分になった。<br /> ファンファーレの痛快さや、中間部の甘美で節度ある歌は聴きものであろう。<br /><br /> ハンガリー狂詩曲2番は、リストが諧謔を音楽化したものの中でもっとも成功したものである。こういう言い方をすると、精神性を無視したなどといわれるかもしれないが、酒場の馬鹿騒ぎを音楽化したのは、ほかでもないリストであるし、リスト以外では今のところ誰も成功していない。動物的感興の精神を、否定するのがたやすく、捉えることがいかに難しいかは、リストの周辺の学会を見れば容易にわかる話である。<br />その傑作諧謔音楽を、希代の即興音楽家であるシフラは、そのもちうる語法で曲の核を拡大化した。悪魔ホロヴィッツは、対位法的旋律を追加して、リストの書法に内在する悪魔的側面を最大限に引き出し、諧謔と混在させて酒乱、乱痴気騒ぎを聴き手の脳に直接作用する芸術の域まで昇華させた。芸術家とは恐るべき存在である。<br /><br /> カラヤンのハンガリー狂詩曲は、管弦楽の威力に比してだいぶ大人しい。冒頭の低弦の咆哮からは何が始まるのだろうと思わせるが、渋く初めて踊って終わるという存外常識的な処理に終わるので、上で書いたような期待をもって臨むと肩透かしを食らう。前奏曲ほどに思い入れはないのかもしれない。リストの予測不可能の上下左右への放射を高速で叩き込む威力は私以外にはどう作用するのだろうか。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">我が祖国抜粋</span></strong><br /><br /> このアルバムの中で、出来がよいのは明らかに「我が祖国」の方である。<br />高い城は今回初めて聴いた。カラヤンの手の入れようは、直観では、管弦楽曲のおまけレベルの手の入れようだと感じた。交響詩というよりは、純粋に管弦楽作品のようだった。ただ、これは、この後に控えている屈指の名演かと思わせるモルダウがあるからそう思わせるのかもしれない。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">無から旋律が膨張する</span></strong><br /><br /> カラヤンの大きく息を吸い込むような歌い回しは、類例をみないほどに特徴的である。これは弦楽でしかできない歌でもある。<br /> その歌の威力がいかんなく発揮されているのがこの演奏ではなかろうか。例のアルペジオの中から突如として登場し、私を縛り付けた。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのものを前に聴いたが、ここまでの誘因力はなかったはずである。<br /> モルダウの音楽づくりも、描写に供する管弦楽の揺り動かしもあって、こういうところに思い入れの差が出るというものである。<br /> 非常に書きにくい演奏だが、60年代のカラヤンの演奏の中でも指折りのものであると思う。<div style="text-align: right;">★★★★★</div><br /><h1 id="CD62">CD64 モーツァルト:ホルン協奏曲集</h1><br /><h1 id="CD63">CD65 ロッシーニ:弦楽のためのソナタ集</h1><br /><h1 id="CD64">CD66 プロコフィエフ:交響曲第5番</h1><br /><h1 id="CD65">CD67 </h1><br /><h1 id="CD66">CD68 シューベルト:交響曲第9番D944</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-75.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_2015052017295269a.jpg"><img alt="Folder_2015052017295269a.jpg" src="https://blog-imgs-75.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_2015052017295269a.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・シューベルト:交響曲7番(9番) D944<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・セッションステレオ録音。<br /><br /> カラヤンのシューベルトは、他に<a href="http://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-732.html" target="_blank" title="旧EMIに残した全集">旧EMIに残した全集</a>がある。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">カラヤンが操縦する大ハ長調</span></strong><br /><br /> 随分と気合の入った演奏で、前の未完成交響曲と比べても覇気のようなもののみなぎり方が全く違っている。未完成のあれは、いったい何だったのだろうか。<br /><br /> カラヤンが音楽にもたらしたうねりも、構成の鋳型にしっかりと入っていて、充溢の音響空間と溌剌たる質感の両立の企図は成功している。歌心もあれば、情熱も十分。テンポを引き締め、前へ前へと攻め上っていく様は、古色蒼然とした「大ハ長調」なる巨匠風の先入観を、さっぱりと洗い流してくれるものだ。しかし、この気合の入れ具合は、必ずしも完全にシューベルトの楽曲に沿ったものではなかったように思われる。この違和感は、カラヤンの全作品でもシューベルトに於いてのみではないだろうか。例えば、あの強くて広々とした金管である。あのジークムントがとねりこの幹から聖剣でも引き抜きそうな、まるでチャイコフスキーの交響曲のような、金管の咆哮が頻発するのであるが、これは流石に度が過ぎるのではないだろうか。楽曲の表情を塗りつぶしているようなところも少々あるし、同じ型のものが続くから単調になるきらいもあった。金管の音色にも限界があるということだろう。私は別に、シューベルトは歌曲的な性格を持った作曲家であるから、それを優先して音楽に溶かしこみ、繊細な表現に努めるべきだ、という頭ごなしの批判めいたことを言いたいのではない。ここでのカラヤンは、ちょっと肩に力が入り過ぎて、我を忘れているのかも知れない、と言いたいだけである。<br /><br /> 全体を概観して、これを些細なことと見るか否かは、個人の好みによるだろう。というのは、それを余りあるものが、ここにはあるからで、これの如何によって分かれるだろうからである。他では見ることのかなわない力学が働いていることは、第一楽章にしても、スケルツォを見ても、最後の延々と続く繰り返しを見ても明らかなのだし、カラヤンのような天才が新しい境地をもたらした部分もある。例えば、第一楽章、第二主題だろうか、音楽全体が暗くなって独白調になるところ、中音域の弦が細かく刻まれて歌に突入するのだが、カラヤンの場合では、速度を落とさずに突っ込んでいく。シューベルトは、ここでやりきれない感情の独白を始めたのではなく、声を落として、情熱はそのままに、我々に親身に語りかけようとしたのである。<br /><br /> シューベルトの歌曲的性質、あの何ともいえず望郷を催すあの旋律群の処理に関して、カラヤンの処理に不備があるとは、聴く前から考えもしなかったことで、思ってもいなかったが、実際のところ問題など微塵もなかった。例の、磨きあげられた、まるで唐素焼きの陶器のようなつやと光沢をもった、弦や木管たちのソロで奏でられる旋律たちは、それはもう美しいものであった。そして、ただ美しいだけではなかった。<br /><div style="text-align: right;">★★★★</div><br /><h1 id="CD67">CD69 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲、他</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/69.jpg"><img alt="Rostropovich,Karajan/Dovorak:Cello Concerto,Tchaikovsky:Rococo Variation" src="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/69.jpg" width="255" height="260" border="0" align="right" /></a><br />・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲<br />・チャイコフスキー:ロココ変奏曲<br /><br />・チェロ:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・1968年9月、ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッションステレオ録音。<br /><br />世紀の名盤である。<a name="amazletlink" target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000001GQ8/furtwangler07-22/ref=nosim/">オリジナルス・シリーズ</a>や、<a href="http://click.linksynergy.com/fs-bin/click?id=Ahv2ESFAe9I&subid=&offerid=131139.1&type=10&tmpid=1161&RD_PARM1=http%253A%252F%252Fwww.hmv.co.jp%252Fartist_%2525E3%252583%252589%2525E3%252583%2525B4%2525E3%252582%2525A9%2525E3%252583%2525AB%2525E3%252582%2525B6%2525E3%252583%2525BC%2525E3%252582%2525AF%2525E3%252580%252581%2525E3%252582%2525A2%2525E3%252583%2525B3%2525E3%252583%252588%2525E3%252583%25258B%2525E3%252583%2525B3%2525EF%2525BC%2525881841-1904%2525EF%2525BC%252589_000000000019851%252Fitem_%2525E3%252583%252589%2525E3%252583%2525B4%2525E3%252582%2525A9%2525E3%252583%2525AB%2525E3%252582%2525B6%2525E3%252583%2525BC%2525E3%252582%2525AF%2525EF%2525BC%25259A%2525E3%252583%252581%2525E3%252582%2525A7%2525E3%252583%2525AD%2525E5%25258D%252594%2525E5%2525A5%25258F%2525E6%25259B%2525B2%2525E3%252580%252581%2525E3%252583%252581%2525E3%252583%2525A3%2525E3%252582%2525A4%2525E3%252582%2525B3%2525E3%252583%252595%2525E3%252582%2525B9%2525E3%252582%2525AD%2525E3%252583%2525BC%2525EF%2525BC%25259A%2525E3%252583%2525AD%2525E3%252582%2525B3%2525E3%252582%2525B3%2525E5%2525A4%252589%2525E5%2525A5%25258F%2525E6%25259B%2525B2%2525E3%252580%252580%2525E3%252583%2525AD%2525E3%252582%2525B9%2525E3%252583%252588%2525E3%252583%2525AD%2525E3%252583%25259D%2525E3%252583%2525BC%2525E3%252583%2525B4%2525E3%252582%2525A3%2525E3%252583%252581%2525E3%252580%252581%2525E3%252582%2525AB%2525E3%252583%2525A9%2525E3%252583%2525A4%2525E3%252583%2525B3%2525EF%2525BC%252586%2525E3%252583%252599%2525E3%252583%2525AB%2525E3%252583%2525AA%2525E3%252583%2525B3%2525E3%252583%2525BB%2525E3%252583%252595%2525E3%252582%2525A3%2525E3%252583%2525AB%2525EF%2525BC%252588%2525E3%252582%2525B7%2525E3%252583%2525B3%2525E3%252582%2525B0%2525E3%252583%2525AB%2525E3%252583%2525AC%2525E3%252582%2525A4%2525E3%252583%2525A4%2525E3%252583%2525BC%2525EF%2525BC%252589%2525EF%2525BC%252588%2525E9%252599%252590%2525E5%2525AE%25259A%2525E7%25259B%2525A4%2525EF%2525BC%252589_4933228">シングルレイヤーSACD</a><img alt="icon" src="http://ad.linksynergy.com/fs-bin/show?id=Ahv2ESFAe9I&bids=131139.1&type=10" width="1" height="1" />で復刻されている。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;"><a name="amazletlink" target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480425772/furtwangler07-22/ref=nosim/">吉田秀和著 世界の演奏家 ロストロポーヴィチ p.159-168参照</a><br /></span></strong><br /> 書きたいことはほとんど言い尽くされており、さらに、言うまでもないことであるが、私のものより数段素晴らしいものであるので、<a name="amazletlink" target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480425772/furtwangler07-22/ref=nosim/">そちら</a>を参照されたし。端的にいえば、「凶暴な陶酔」だとのこと。私には逆立ちしても出てこない文句である。蛇足覚悟で付け足すなら、「言語に絶すると」評したチェロ協奏曲の方の2楽章は、陶酔そのものであって、前半に登場する管弦楽とチェロが和音をつくりながら下方向に音をスライドする部分は、聴き手も陶酔してしまう。やはり、聴いた方が早いか。<br /><br /> チェロの音が小さいとの評があって、確かにそうで、最初聴いたときは、あり得ないことだが、オーケストラのチェロ独奏かと思ったが、聴いているうちにそんなことはどうでもよくなってくる。<br /><div style="text-align: right;">★★★★★</div><br /><h1 id="CD68">CD70 ベートーヴェン:『ウェリントンの勝利』、行進曲集</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-63.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_2014070223055180a.jpg"><img alt="Folder_2014070223055180a.jpg" src="https://blog-imgs-63.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_2014070223055180a.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a> <br /><br />・ベートーヴェン:ウェリントンの勝利<br /><br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・セッションステレオ録音。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">ウェリントンの勝利について</span></strong><br /><br /> ウェリントンの勝利という曲は、ベート-ヴェンの存命時には、随分はやったのだが今日においてはすたれてしまった、という枕詞が付きまとう曲であろう。私のこの曲を聴いた率直な感想は、当時どうして成功したのだろう、であった。<br /><br /> 要するに、カラヤンのスペクタクル創出の才をもってしてでも、おもしろくなかったということだ。<br /><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4003363914/ref=as_li_ss_il?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4003363914&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22"><img alt="" src="http://ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4003363914&Format=_SL160_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=furtwangler07-22" border="0" align="right" /></a><img style="border:none !important; margin:0px !important;" alt="" src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=4003363914" width="1" height="1" border="0" /><br /> ニーチェの『悲劇の哲学』を読んでいたら、次の文章をたまたま見つけた。<br /> 「新ディテュランポスの絵画的音楽、つまり音による絵画的模写では、例の直観で感じるいろいろないとなみも、たちまち神話的性格をはぎとられてしまう。ここでは音楽が現象の模写になりさがってしまし、従って現象そのものよりもさらに無限に貧弱になってしまうのだ。こういう貧弱な音楽は、われわれの感覚からいえば、現象そのものをくだらなく感じさせるだけである。たとえば、戦闘を模写した音楽と言えば、進軍の騒音や合図のひびきなどにつきるのであって、われわれの空想はかえってこういう皮相なことにくぎづけになるだけなのだ。」<br /> こういう一文が目に入るようになる。<br /><br /><h1 id="CD69">CD71 </h1><br /><h1 id="CD70">CD72 ベートーヴェン:序曲集</h1><br /><h1 id="CD71">CD73 ヨハン・シュトラウス兄弟ワルツ名曲集</h1><br /><h1 id="CD72">CD74 スッペ:序曲集</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130415094150.jpg"><img alt="karajan suppe" src="https://blog-imgs-61.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130415094150.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />・スッペ:「軽騎兵」序曲<br />・スッペ:「ウィーンの朝・昼・番」序曲<br />・スッペ:「スペードの女王」序曲<br />・スッペ:「美しきガラテア」序曲<br />・スッペ:「怪盗団」序曲<br />・スッペ:「詩人と農夫」序曲<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・セッションステレオ録音。<br /><br /> 軽騎兵は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/389816263X/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=389816263X&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">エーリッヒ・クライバーがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団でこの曲を取り上げて</a><img style="border:none !important; margin:0px !important;" alt="" src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=389816263X" width="1" height="1" border="0" />いたりする。<br /> カラヤンがヨハン・シュトラウスを取り上げたときの処理方法をそのまま適用したような内容。序曲にしては重すぎる。単独で取り上げる場合なら十二分と言った具合である。シンバルも音響効果のための存在ではなくて、音楽の一部なのだ。<br /> それにしても、一部のベートーヴェンの序曲より出来栄えがいいとはどういうことなのか。<div style="text-align: right;">★★★★</div><br /><h1 id="CD73">CD75 バルトーク:弦楽とチェレスタのための音楽、ストラヴィンスキー:『アポロン』</h1><br /><h1 id="CD74">CD76 弦楽合奏編曲集</h1><br /><h1 id="CD75">CD77 オネゲル:交響曲集</h1><br /><h1 id="CD76">CD78 『アダージョ』</h1><br /><h1 id="CD77">CD79 ストラヴィンスキー:管弦楽協奏曲集</h1><br /><h1 id="CD78">CD80 ベートーヴェン:『エグモント』</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130327175437.jpg"><img alt="karajan 60 80" src="https://blog-imgs-54.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20130327175437.jpg" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br /><br />・ソプラノ:グンドゥラ・ヤノヴィッツ<br />・ナレーター:エリック・シェロー<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />・1969年1月3-6日、ベルリン、イエス・キリスト教会でのセッションステレオ録音。<br /><br /> カラヤンのエグモント全曲。他には<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B002GQ74K0/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B002GQ74K0&linkCode=as2&tag=furtwangler07-22">セル、ウィーン・フィルのもの</a><img style="border:none !important; margin:0px !important;" alt="" src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=furtwangler07-22&l=as2&o=9&a=B002GQ74K0" width="1" height="1" border="0" />が有名。序曲は序曲集の使い回し。録音記録を見ると、正確には、序曲集の方が使い回しである。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">声楽付交響詩</span></strong><br /><br /> ナレーターがほとんどしゃべらないので、ヤノヴィッツが歌う以外はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏が流れ続ける。というわけで、説明書きは、まぁ、初出時のLPにはついていたのだろうが、基本的には音楽で想像するほかない仕様となっている。これをそのまま受け取ると、交響詩的な仕上がりとなるわけで、もしかしたらこれが狙いだったりするのではないだろうか? とも思えなくもない。カラヤンのこの楽曲への気合の入れようは序曲集のレオノーレやフィデリオとは比べ物にならないし、細部の凝り方も交響曲のそれとは方針が違う。オペラで見られるカラヤンの音楽づくりに近い。<br /><br /> セルのものと比較すると、音楽の存在感にだいぶ違いがあって、セルはBGMであることを基調としているのだが、カラヤンの場合は、音楽主体の劇のようにも感じられてしまうほどに雄弁である。<br /><br /> ヤノヴィッツはセルのローレンガーと比べると、この勇壮な女性の役を演じるにしては線が細いように感じられるが、悪くはない。<br /><div style="text-align: right;">★★★★</div><br /><h1 id="CD79">CD81 R.シュトラウス:協奏曲集</h1><br /><h1 id="CD80">CD82 J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集</h1><a target="_blank" href="https://blog-imgs-63.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20140828105206eb4.jpg"><img alt="karajan 82" src="https://blog-imgs-63.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Folder_20140828105206eb4.jpg" width="300" height="305" border="0" align="right" /></a><br />・J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲1番<br />・J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲2番<br />・J.S.バッハ:2つノヴァイオリンのための協奏曲<br /><br />・ヴァイオリン、第一ヴァイオリン:クリスティアン・フェラス<br />・第二ヴァイオリン:ミシェル・シュヴァルベ<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">格調高い情熱的バッハ</span></strong><br /><br /> よく響き、和声の移ろいによって情感がつくられ、ロマンティックでさえあるカラヤンのバッハらしくないバッハに、フェラスのおしだしの良い豪快な味が加わるなら、もうバッハではなく、何か別のものになるのではないか?<br /> そういう気分で敬遠していて、今回初めて聴いたが、果たしてそういうところはあった。バッハが情熱的なものをこの曲に封じ込めたことは、たぶん間違いではないのだろうが、それをここまで浮き彫りにされることを想像していただろうか、という気はする。まぁ、私の勝手な推測である。私にそう推測させるのは、これはヴァイオリン協奏曲だが、モーツァルト以降の意味での協奏曲であるのはもちろんのこと、それも飛び越えているからだ。まるでオペラのよう。<br /> 少々やりすぎな感が否めないというわけだが、それにしても、なんというオペラだろう。カラヤンの管弦楽は例によって一種の格調の高さをギリギリで保っている。その上フェラスのソロに当たると、大歌手の登場と言った趣がある。ききごたえは抜群で、協奏曲一番三楽章のうめくような呻吟をきくと毎回のように「こういうものがあってもいい」思う。<br /><br /> このような情熱的な歌(抒情を超えた力強さがある)をバッハの旋律に自然に乗せることができるフェラスという人の無伴奏が無いのは、悔やまれる。と思っていたら、<a target="_blank" href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=http%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F3693214%2F%3Fkid%3Dpafvc"><img alt="" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" width="1px" height="1px" border="0" />発掘された</a>。喜ばしいことだ。<div style="text-align: right;">★★★★★</div><hr size="1" /><br /><i><strong><span style="font-size:x-large;">未完、随時更新</span></strong></i>
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ポゴレリチ/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番、24番、ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番

 ポゴレリチ、ソニークラシカルデビューアルバム。もう録音なんて出さないと思っていた。 先の録音から21年、この間に増やしたレパートリーは少なくない。DG全集のレパートリーは、狭いものではなかったが、何か物足りない印象を受けたのは私だけではないはずである。Amazon商品詳細HMV商品詳細ページSony Music ShopのページTOWER RECORDS商品詳細ページ曲目等1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番2. ... <a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/4547366415988.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/4547366415988.jpg" alt="4547366415988.jpg" border="0" width="350" height="350" /></a><br /><br /> ポゴレリチ、ソニークラシカルデビューアルバム。もう録音なんて出さないと思っていた。<br /> 先の録音から21年、この間に増やしたレパートリーは少なくない。DG全集のレパートリーは、狭いものではなかったが、何か物足りない印象を受けたのは私だけではないはずである。<br /><br /><a href="https://amzn.to/2YLxVQe" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%2599%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%25881770-1827%25EF%25BC%2589_000000000034571%2Fitem_%25E3%2583%25A9%25E3%2583%2595%25E3%2583%259E%25E3%2583%258B%25E3%2583%258E%25E3%2583%2595%25EF%25BC%259A%25E3%2583%2594%25E3%2582%25A2%25E3%2583%258E%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25BD%25E3%2583%258A%25E3%2582%25BF%25E7%25AC%25AC2%25E7%2595%25AA%25E3%2580%2581%25E3%2583%2599%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%259A%25E3%2583%2594%25E3%2582%25A2%25E3%2583%258E%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25BD%25E3%2583%258A%25E3%2582%25BF%25E7%25AC%25AC22%25E7%2595%25AA%25E3%2580%2581%25E7%25AC%25AC24%25E7%2595%25AA-%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B4%25E3%2582%25A9%25E3%2583%25BB%25E3%2583%259D%25E3%2582%25B4%25E3%2583%25AC%25E3%2583%25AA%25E3%2583%2581_9976363" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2438&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.sonymusicshop.jp%2Fm%2Fitem%2FitemShw.php%3Fsite%3DS%26ima%3D3607%26cd%3DSICC000030512" target="_blank" title="Sony Music Shopのページ">Sony Music Shopのページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F4925202%3Fkid%3Dpafvc" target="_blank" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a><br /><br /><h1>曲目等</h1><br />1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番<br />2. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第24番<br />3. セルゲイ・ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番<br /><br />・ピアノ:イーヴォ・ポゴレリチ<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">客席の最前列から、譜めくりの位置へ</span></strong><br /><br /> 雑誌で音のことが話題になっていた。私などは、気にならなかったが、確かに通常の録音とは異なる耳触りだ。<br /> ひとつは、ポゴレリチの弾き方にある。この人は、バッハのイギリス組曲等を聴くとわかるが、スタッカートで音楽を進めるのが好き。加えて、打鍵も深くまで押して、浮き上がらせたい音の線をはっきりと描きたいのである。おそらくペダル嫌い共通の志向である。<br /><br /> もう一つは、マイクの位置あるいは精度ではないだろうか。ひとつ目の理由に、ポゴレリチ特有の音の出し方みたいな書き方をしたが、音楽づくりに与える影響の点で特異だが、音自体は特に大それたものではなくて、試しに、ふたを開けたグランドピアノ任意の鍵盤を一本指で強めに奥まで押しこんでみれば、誰だってこういう音をだすことができる。中音域が分かりやすいだろう。ただし、その音は弾き手がきく事の出来る音で、必ずしもマイクが捉えるわけではない点が重要ではないかと思われる。<br /><br /> 演奏映像のマイク位置を見ると、必ずしも演奏家の近くにあるわけではなく、舞台と客席の境界線付近宙づりと高音域を狙った蓋の内側に向いているのが多いように思われる。演奏者が一度もきいたこともない音を世に出すのはどうかと思ったこともあった(ときどき思うのだが、演奏者は自分が作るダイナミックレンジを正確に把握しているのだろうか)。しかし、購入者は、客席で聴く事の出来る音に近いものを求め、加えて、演奏者は客席での体験を録音で確認する事が出来るのだから、それはそれで意義深い。ダイナミックレンジは鍵盤の前では把握しきれない。一方で、ポゴレリチの新譜では、まるでマイクが客席の最前列から、譜めくり役の位置まで楽器に近づくようだ。ピアノ線が震えるさままで手に取るように分かる。ペダルを踏む音さえ入っている。自分が弾いているみたいに。こんな音は客席では絶対に聴く事は出来ない。<br /><br /> リサイタルが力を持つ古典音楽の世界で、録音の立ち位置とは何かという問いはないということはあるまい。あるべき記録の姿とは。ある素晴らしい演奏会の記録か、演奏家の思想を刻むのか。要するに、録音思想の変化である。グールドの方に寄って来ていると。しかし、ちょっと前に出たブッフビンダーのベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集(BD)の音も、譜めくりポジション風だったはずだが、どうも浸透しないようだ。<br /><br /><br /><hr size="1" /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00QHL0Y8O/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51%2B6J8vwriL._SL160_.jpg" alt="Complete Recordings" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00QHL0Y8O/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Complete Recordings</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 19.07.10</div></div><div class="amazlet-detail">Ivo Pogorelich <br />Deutsche Grammophon (2015-02-27)<br />売り上げランキング: 5,418<br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00QHL0Y8O/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div>
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ベネデッティ・ミケランジェリ/DG,DECCA全集

 warnerレーベルの全集に続いて、ユニバーサル・ミュージック傘下の録音全集も登場となった。ところで、DECCAへの録音なんて初めて知ったが、ステレオのベートーヴェンの第32番ソナタを廉価ボックスで見かけて、えらいものが混ざっていたものだと思った記憶がある。二種類あったが、そのどちらかなのかもしれない。 各CDの紙スリーブケースは、オリジナルジャケット仕様だが、曲目表記がオリジナルかどうかはわからない。少なく... <a href="https://blog-imgs-122.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20180812124259493.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-122.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20180812124259493.jpg" alt="mich dgdecca" width="400" height="400" border="0" /></a><br /><br /> <a href="https://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/?preview_entry=&editor=&key=deb4fba519c6e653718e912be00a8b4fc84f047d93e12f1214bfefd4724c8ac1&t=1570243544" target="_blank" title="warnerレーベルの全集">warnerレーベルの全集</a>に続いて、ユニバーサル・ミュージック傘下の録音全集も登場となった。ところで、DECCAへの録音なんて初めて知ったが、<a href="https://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-211.html" target="_blank" title="ステレオのベートーヴェンの第32番ソナタ">ステレオのベートーヴェンの第32番ソナタ</a>を廉価ボックスで見かけて、えらいものが混ざっていたものだと思った記憶がある。二種類あったが、そのどちらかなのかもしれない。<br /> 各CDの紙スリーブケースは、オリジナルジャケット仕様だが、曲目表記がオリジナルかどうかはわからない。少なくとも、オリジナルス・シリーズの物とは異なっている。<br /> 旧DG全集ボックスには含まれていなかったシューマンの協奏曲とドビュッシーの『映像』抜粋も含まれている。<br /><br /><a href="https://amzn.to/2OwiXbf" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=http%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%2594%25E3%2582%25A2%25E3%2583%258E%25E4%25BD%259C%25E5%2593%2581%25E9%259B%2586_000000000017977%2Fitem_%25E3%2582%25A2%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25E3%2582%25A5%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AD%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2599%25E3%2583%258D%25E3%2583%2587%25E3%2583%2583%25E3%2583%2586%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%259F%25E3%2582%25B1%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B8%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25AA-DG%25E9%258C%25B2%25E9%259F%25B3%25E5%2585%25A8%25E9%259B%2586-10CD_7277064" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=http%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F4335480%3Fkid%3Dpafvc" target="_blank" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" alt="" width="0" height="1" border="0" />TOWER RECORDS商品詳細ページ</a><br /><br /><h1>目次</h1><br /><a href="#CD1">CD1 モーツァルト:ピアノ協奏曲第13,15番</a><br /><a href="#CD2">CD2 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20,25番</a><br /><a href="#CD3">CD3 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1,3番</a><br /><a href="#CD4">CD4 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番,ピアノ・ソナタ第4番</a><br /><a href="#CD5">CD5 シューベルト:ピアノ・ソナタD537,ショパン:マズルカ,バラード,前奏曲,スケルツォ</a><br /><a href="#CD6">CD6 シューマン:謝肉祭,ウィーンの謝肉祭,ブラームス:バラード作品10</a><br /><a href="#CD7">CD7 ドビュッシー:前奏曲第1巻、子供の領分</a><br /><a href="#CD8">CD8 ドビュッシー:前奏曲第2巻、映像第1巻、第2巻</a><br /><a href="#CD9">CD9 シューマン:ピアノ協奏曲、ドビュッシー:映像より</a><br /><a href="#CD10">CD10 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番、ガルッピ、D.スカルラッティ:ソナタ</a><br /> <br /><h1 id="CD1">CD1 モーツァルト:ピアノ協奏曲第13,15番</h1><a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20191005121110c6a.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20191005121110c6a.jpg" alt="Arturo Benedetti Michelangeli - ARTURO BENEDETTI MICHELANGELI CD1" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><h1 id="CD2">CD2 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20,25番</h1><a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/2019100512111106b.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/2019100512111106b.jpg" alt="Arturo Benedetti Michelangeli - ARTURO BENEDETTI MICHELANGELI CD2" width="250" height="254" border="0" align="right" /></a><br />1. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番K466<br />2. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番K503<br /><br /><br /> ミケランジェリのモーツァルト第20番協奏曲と聴くと飛びついてしまうが、DG全集所収の演奏は、本調子と言い難い最も指周りの怪しい演奏で、ミケランジェリの同曲を楽しみたい方には、<a href="https://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-1082.html" target="_blank" title="こちらの実況録音">こちらの実況録音</a>をお勧めします。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><h1 id="CD3">CD3 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1,3番</h1><a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20191005121112ec7.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20191005121112ec7.jpg" alt="Arturo Benedetti Michelangeli - ARTURO BENEDETTI MICHELANGELI CD3" width="250" height="256" border="0" align="right" /></a><br />1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番<br />2. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番<br /><br /><br /> ミケランジェリの生前発売の録音、特に音の良いDGへの録音はミケランジェリ自身のお墨付きの逸品ぞろいである。<br /> テレビ放送のサウンドトラックらしいが、映像の方がソフト化された話は聞いたことがない。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">ミケランジェリの音楽</span></strong><br /><br /> ショパンやドビュッシーを得意とし、その透明度の高い音が特徴的なピアニストと書くと、何となく線の細い音楽を作るから、ベートーヴェンや、そのほか重厚さが念頭に来るような作曲家の音楽は、不得手なのではないか、という考えが浮かんでくるのだけれども、ミケランジェリの場合はそうはない。<br /><br /> 何故そういったことが言えるのか、ときかれると、ミケランジェリの音楽が、例えばギリシャ彫刻のような印象を与えるからであるという、抽象的な話になってしまう。ミケランジェリの音楽は、実のところ、どれをとっても、脆さの様なものを感じられないのである。だからといって、荒々しい強さの様なものがあるのかと聞かれれば、そうとも言えないのである。この非常に書くのが難しい点に、ミケランジェリは立っている。<br /><br /> よく聴いてみると、歌手を目指していたらしい時分に培ったベルカントの節回しを聴きとることができるとともに、非常に端正で整った構成感の様なものが、一種冷たさを伴った透明な音で提出される。一見そのまま冷たいように感じられるのだが、そうではない。さっきから、同じことを繰り返し書いている。<br /> 音楽では、特に一芸術家というところにまで行ってしまった演奏家の音楽においてその傾向が顕著だが、互いに相反する質感が同居するということが、平気で起こってくるのである。(つづく)<br /><br /><h1 id="CD4">CD4 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番,ピアノ・ソナタ第4番</h1><a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20191005121114352.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20191005121114352.jpg" alt="Arturo Benedetti Michelangeli - ARTURO BENEDETTI MICHELANGELI CD4" width="250" height="255" border="0" align="right" /></a><br />1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番<br />2. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /> <br /><h1 id="CD5">CD5 シューベルト:ピアノ・ソナタD537,ショパン:マズルカ,バラード,前奏曲,スケルツォ</h1><a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20191005121115b3a.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20191005121115b3a.jpg" alt="Arturo Benedetti Michelangeli - ARTURO BENEDETTI MICHELANGELI CD5" width="250" height="255" border="0" align="right" /></a><br />1. フランツ・シューベルト:ピアノ・ソナタD537<br />2. フレデリック・ショパン:マズルカ第44番作品67-2<br />2. フレデリック・ショパン:マズルカ第43番作品67-2<br />3. フレデリック・ショパン:マズルカ第34番作品56-2<br />4. フレデリック・ショパン:マズルカ第45番作品67-4<br />5. フレデリック・ショパン:マズルカ第47番作品68-2<br />6. フレデリック・ショパン:マズルカ第46番作品68-1<br />7. フレデリック・ショパン:マズルカ第22番作品33-1<br />8. フレデリック・ショパン:マズルカ第20番作品30-3<br />9. フレデリック・ショパン:マズルカ第19番作品30-2<br />10. フレデリック・ショパン:マズルカ第25番作品33-4<br />11. フレデリック・ショパン:マズルカ第49番作品68-4<br />12. フレデリック・ショパン:前奏曲作品45<br />13. フレデリック・ショパン:バラード第1番<br />14. フレデリック・ショパン:スケルツォ第2番<br /><br />・ピアノ:アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ<br /><br />1. 1981年2月20日から1981年2月27日まで、Hamburg-Harburg, Friedrich-Ederich-Halleでのセッションステレオ録音。<br />2-14. 1971年10月13日、1971年10月25日、1971年10月27日、1971年11月8日のいずれか、ミュンヘン、Plenarsaal der Akademie der Wiessenschaften, BavariaTonstudio, Herkulessaalでのセッションステレオ録音。<br /><br /> 数あるショパン演奏の中でもトップクラスのアルバム。よく聴くと、ペダルを踏む音が聴こえる。非常に細かいペダリングである。<br /> ミケランジェリのDGから販売されたCDは、再発シリーズによって楽曲構成が微妙に異なっていて少し注意が必要。全集では、旧全集の仕様に準じて、CDいっぱいに詰め込む楽曲構成を採用している(オリジナルスシリーズ等では、ショパンのみの構成)。ここでは、ショパンのアルバムの中にシューベルトのソナタが入り込んでいる。<br /> なお、DGレーベルにおけるミケランジェリのショパン及びシューベルトの同曲異演はございません。<br /><br /><table width:="" border="1"><tbody><tr><th>仕様</th><th>ページリンク</th><th>備考</th></tr><tr><td>ディスク(CD)</td><td><a href="https://amzn.to/30NHSNg" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&mid=2880&murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A7%25E3%2583%2591%25E3%2583%25B3-1810-1849_000000000034575%2Fitem_%25EF%25BC%2591%25EF%25BC%2590%25E3%2581%25AE%25E3%2583%259E%25E3%2582%25BA%25E3%2583%25AB%25E3%2582%25AB%25E3%2580%2581%25E3%2583%2590%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2589%25E7%25AC%25AC%25EF%25BC%2591%25E7%2595%25AA%25E3%2580%2581%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25B1%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2584%25E3%2582%25A9%25E7%25AC%25AC%25EF%25BC%2592%25E7%2595%25AA-%25E3%2583%259F%25E3%2582%25B1%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B8%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25AA_3308824" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F2655812%2F%3Fkid%3Dpafvc" target="_blank" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" alt="" width="0" height="1" border="0" />TOWER RECORDS商品詳細ページ</a></td><td><strong>ショパンのみ</strong></td></tr><tr><td>データ販売</td><td><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=886034196&vc_url=https%3A%2F%2Fwww.e-onkyo.com%2Fmusic%2Falbum%2Fuml00028948361939%2F" target="_blank" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=886034196" alt="" width="0" height="1" border="0" />e-onkyo商品詳細ページ</a><br /><a href="https://mora.jp/package/43000006/00028948361939/" target="_blank" title="mora商品詳細ページ">mora商品詳細ページ</a></td><td><strong>ショパンのみ<a href="https://www.e-onkyo.com/about/" target="_blank" title="ハイレゾ音源">ハイレゾ音源</a>。</strong></td> </tr></tbody></table><br /><div style="text-align: center;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AB-%E3%83%9F%E3%82%B1%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AA-%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%8D%E3%83%87%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3/dp/B0030AHBJU/ref=as_li_ss_il?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=chopin+michelangeli&qid=1570244655&s=music&sr=1-11&&linkCode=li3&tag=furtwangler07-22&linkId=d797f3d1c3f627bcb08059416f6617ac&language=ja_JP" target="_blank"><img src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=B0030AHBJU&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=furtwangler07-22&language=ja_JP" border="2" alt="" /></a><img src="https://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=furtwangler07-22&language=ja_JP&l=li3&o=9&a=B0030AHBJU" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" width="1" height="1" border="0" /></div><br /> 上のジャケットは、オリジナルス・シリーズからの再発で使用されているもの。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">和声感とベルカント的歌い回しと多声部処理と大理石のような音</span></strong><br /><br /> これらすべてが聴き取れるショパン演奏は、曲が元から持っているエレガントな雰囲気に、品格を加える。甘いだけで終わる演奏が多い中で、こういったある種の重みを付加させるアプローチというのは貴重である。ごちゃごちゃしていない、控えめな魅せ方をとっている点も特筆に値する。<br /> マズルカでは、一曲ごとに何かしらのテーマ-沈鬱だとか快活だとか-がみられる。しかしながら、それらは、上で挙げた原則が頭徹されており、どれを見ても上品である。私のお気に入りは、34番と49番と19番と51番である。<br /><br /> 34番(Op.56-3)は、あまり有名ではないが、これはマズルカ全体の中でも出来の良いものである。もっとも、舞曲マズルカの傑作という意味ではないのだけれども。<br /><br /> あるピアニストの本を読んでいて、次のような一文(記憶はあやふや)に当たり考え込んでしまったことがある。「ショパンのロッシーニへの傾倒ぶりは、大作『舟歌(バルカローレ)』のリズム指定のエピソードからみて明らかであるが、この傾倒は一個人の崇拝というよりは、イタリアオペラの王たるロッシーニからくるものである。よって、ショパン演奏者はイタリアオペラを勉強しなければならない」云々。<br /><br /> イタリアオペラの魅力は、勉強して知るものだろうか。少なくとも、ベートーヴェンの交響曲やピアノソナタよりは敷居の低いものであるし、一度聴いてしまえば、こういうものだと見当が付くものである。むきだしの旋律の魅力であるとか、あけっぴろげの感情表現であるとか、そういうものがまず耳に入ってくるのがオペラの中の音楽の特徴であり、魅力である。筋は当時はやっていた文学を韻文脚本化したものがほとんど。小説の映画化のようなもので、現代風に言えば、オペラとはメディアミックスの類と言ってもよかろう。流行り風であればよいので、音楽と筋の質は均衡ではない。そのためか、筋は出来が良かったらよいでよし、特殊な例外を除けば基本的には添え物という感覚であり、深く付き合わない方向で鑑賞するのが愛好家の中でも支配的であろう。オペラは聴けばわかる。少なくとも、自分との相性を判断するのに多くの時間は必要ない。<br /><br /> ショパンは作曲の専門家であったため、専門家的耳でオペラを聴いていたに違いないが、根っこの部分では、一度のオペラでオペラを好きになった類の人物である。例えば、この作品56-2などを聴くと、ショパンという男は非常にオペラが好きだったという事がよくわかるのである。分析するまでもなく、こういう場面をどこかで聞いたことがあるという気にさせる楽曲である。オペラにこんな場面はないだろうが、中間部で二重唱を思い起こさないのは、私には不可能な事だ。これが冒頭に言った、舞曲マズルカとしての傑作ではないというところの意味である。もっと想像を膨らませれば、舞踏会でマズルカを楽しみながら、テノールがソプラノを軽く口説いている場面を軽い筆致で描く、なんとなくそういう場面として思い起こすことができるのである。二つの旋律の対話の後に続く対位法の柔らかく絡み合いながら、彼らは幸福な空気の中に、やすらいながら溶けていくようだ。なんということはない、これはルノアールが好んで題材に選んだような、ごく当たり前な性質の歓びと楽しみの世界なのである。<br /><br /> 主題の対話を音楽に導入したのは誰だかはしらないが、意識的に音楽へと導入したのはベートーヴェンだろう。ベートーヴェンの音楽の弁証法的を思い出すまでもないだろう。彼が欲しかったのは、二本の主題の鮮烈な対比による迫力であり、展開部にて対位法を伴って対決される激しいやりとりは、あたかも、キケローの政治生命を賭した弾劾裁判のようだ。このように、音楽における対話とは、激しい舌戦を意味するのであって、日常的な会話の喜びをもたらすような技巧ではなかった。絶対音楽はオペラのようにはいかない。言葉と舞台のない中で、会話の歓びをもちこもうとするには、二本の旋律(主題)を扱う必要があり、構成にはベートーヴェン的書法の分析から入るのが近道だったろうが、こんなささやかなやりとりの為に払った労力はいかほどであっただろう。このマズルカよりもバラードの4番の完成が先なのである。繰り返し記号があるからと言って、形式主義と断ずるのは、あまりに形式的ではないか、この判断は慎重になった方が良いだろう。<br /><br /> 断腸の叫びや、天上の玉座、枯淡の静謐、ショパンが繰り出す程度の甚だしい夢幻世界の強烈な印象の応酬にしたたか酔っている中で、この曲に帰ってくるたびに、この音楽の魅力は増すように思われる。<br /><br /><div style="text-align: center;"><a target="_blank" href="https://blog-imgs-95.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Pierre-Auguste_Renoir_Le_Moulin_de_la_Galette.jpg"><img alt="Pierre-Auguste_Renoir_Le_Moulin_de_la_Galette.jpg" src="https://blog-imgs-95.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/Pierre-Auguste_Renoir_Le_Moulin_de_la_Galette.jpg" width="350" height="261" border="0" /></a></div><br /><br /> 49番の魅力は中間部の効果的なハイCを上品に歌い上げる点である。残響の処理も非常にみごとであった。19番は曲自体がかなり出来がよいこともあって、これから最大の見せ場という雰囲気で、一音目から空気感が変わる。白眉は中間部の繰り返しである。微妙な移ろいの処理が聴き手を引き込む。51番は、ショパン最後の作品ということにのっとったであろう哀歌に仕上げている。<br /><br /> 前奏曲は、弱音主体の浮世離れした夢想的な音の世界を作っている。このアルバムの中で最も衝撃的な音楽。<br /><br /> バラードは、上で挙げた特徴から逸脱する点がいくつかある。劇性を強調するために演奏技巧の語彙を増やしたのであろう。スケルツォにも同じことが言える。<br /><br />何から何まで素晴らしいの一言である。私がショパンの録音でまず勧めるのは今のところ、これか、ホロヴィッツのステレオ録音である。<div style="text-align: right;"></div><div style="text-align: right;">★★★★★</div><div style="text-align: left;"></div><br /><h1 id="CD6">CD6 シューマン:謝肉祭,ウィーンの謝肉祭,ブラームス:バラード作品10</h1><a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20191005121117dca.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20191005121117dca.jpg" alt="Arturo Benedetti Michelangeli - ARTURO BENEDETTI MICHELANGELI CD6" width="250" height="254" border="0" align="right" /></a><br />1. ロベルト・シューマン:謝肉祭<br />2. ロベルト・シューマン:ウィーンの謝肉祭<br />3. ヨハネス・ブラームス:4つのバラード<br /><br />・ピアノ:アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ<br /><br />1. 1957年3月、ロンドン、BBCスタジオでのセッションモノラル録音。<br />2. 1957年3月、ロンドン、BBCスタジオでのセッションモノラル録音。<br />3. 1981年2月20日から1981年2月27日まで、Hamburg-Harburg, Friedrich-Ederich-Halleでのセッションステレオ録音。<br /><br /><br /><br /> <br /><h1 id="CD7">CD7 ドビュッシー:前奏曲第1巻、子供の領分</h1><a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20191005121118219.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20191005121118219.jpg" alt="Arturo Benedetti Michelangeli - ARTURO BENEDETTI MICHELANGELI CD7" width="250" height="255" border="0" align="right" /></a><br />1. クロード・ドビュッシー:前奏曲集第1巻L117<br />2. クロード・ドビュッシー:子供の領分L113<br /><br />・ピアノ:アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ<br /><br />1. 1978年6月27日から同年6月28日まで、ハンブルク、Laeiszhalleでのセッションステレオ録音。<br />2. 1971年7月25日から同年8月3日まで、ミュンヘン宮殿、Plenarsaal der Akademie der Wiessenschaftenでのセッションステレオ録音。<br /><br /> ミケランジェリ生誕100周年記念として、ドビュッシー作品がリマスター音源を使用したCD+ブルーレイオーディオ仕様で再発される。<br /> ハイレゾのデータ販売も開始された。アルバムの組み方が<a href="&lt;a href=&quot;//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&amp;pid=886034196&amp;vc_url=https%3A%2F%2Fwww.e-onkyo.com%2Fmusic%2Falbum%2Fuml00028948384433%2F&quot; rel=&quot;nofollow&quot;&gt;&lt;img src=&quot;//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&amp;pid=886034196&quot; height=&quot;1&quot; width=&quot;0&quot; border=&quot;0&quot;&gt;前奏曲集&lt;/a&gt;" target="_blank" title="前奏曲集">前奏曲集</a>と<a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=886034196&vc_url=https%3A%2F%2Fwww.e-onkyo.com%2Fmusic%2Falbum%2Fuml00028948384464%2F" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=886034196" height="1" width="0" border="0">映像、子供の領分</a>と分け方が異なり、値段は定価でほぼ倍以上。<br /><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%2589%25E3%2583%2593%25E3%2583%25A5%25E3%2583%2583%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25BC%25EF%25BC%25881862-1918%25EF%25BC%2589_000000000034577%2Fitem_%25E5%2589%258D%25E5%25A5%258F%25E6%259B%25B2%25E9%259B%2586-%25E7%25AC%25AC1%25E5%25B7%25BB%25E3%2580%2581%25E7%25AC%25AC2%25E5%25B7%25BB%25E3%2580%2581%25E6%2598%25A0%25E5%2583%258F-%25E7%25AC%25AC1%25E9%259B%2586%25E3%2580%2581%25E7%25AC%25AC2%25E9%259B%2586%25E3%2580%2581%25E5%25AD%2590%25E4%25BE%259B%25E3%2581%25AE%25E9%25A0%2598%25E5%2588%2586-%25E3%2582%25A2%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25E3%2582%25A5%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AD%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2599%25E3%2583%258D%25E3%2583%2587%25E3%2583%2583%25E3%2583%2586%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%259F%25E3%2582%25B1%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B8%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25AA%25EF%25BC%25882CD%25EF%25BC%258B%25E3%2583%2596%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25AA%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2587%25E3%2582%25A3%25E3%2582%25AA%25EF%25BC%2589_10509870" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5001478%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a><br /><br /><strong><span style="font-size:large;">アルバムをきいて、ドビュッシーのピアノ独奏作品雑感</span></strong><br /><br /> ものを書いたり、物を読んだりする時には、グールドのゴルドベルグ変奏曲の旧盤か、このアルバムをかけている。この選択は、いい加減なもので、読書行為に影響がなく、つまらない演奏ではないという、劣悪な理由によるものである。グールドを理解しているとは思わないが、このアルバムの方は、特にまずい方で、「よくわからないけど良い」というものである。有名なアルバムで、ミケランジェリのファンのくせに今まで書かなかったことはそういうところに由来する。<br /><br /> 啓示のようなものはいつ来るかわからないものである。もう、どの曲か忘れてしまったが、テノール音域を、ミケランジェリが、まるでピアノの鍵盤のタッチで動く棒の先端にあるフェルトの部分でピアノ線をたたくような音を出すところを聴きとった。この描写は、すべてのピアノ弾きがピアノに引き起こしている、ピアノの運動にすぎない代物なのだが、これは比喩表現である。ミケランジェリのその曲のその部分でのテノール音域は、ピアノという楽器が、音の源泉は、柔らかいものが、固い物に当たることによって生まれる音であることを、思い出させた、といったら極端なのだが、そんな気がしたのである。こういった音をきいたら最後で、一音の質感を追うことを余儀なくされるのである。単なる和音の連続が、某かの揺らめきに見えてくるのは、その後すぐである。<br /><br /> 近代にはいって、ピアノという楽器がその音域をいよいよ拡大させて、今の88個に至ったのは、いつかは手元に資料がないからわからないが、その発展の過程で、作曲における和声上の発展は、いよいよ加速することになる。ベートーヴェンは、その先駆だったと言われているらしいが、ショパンや、リストは、その系列にあると言ってもよいのだろう。そのあたりで生み出された半音階和声は、ワーグナーにおいてトリスタン和音の生成にまで至ることは、みんな知っている。パリの方では、いわゆる印象派と言われる作曲家が、また、その発展を支えた楽器において新たな実験を試み、傑作が生み出された。ドビュッシーの主要ピアノ独奏作品は、その傑作群の中に含まれるのだろうし、そんな気がするのである。少なくとも、この演奏を聴く限りでは。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">再びミケランジェリ</span></strong><br /><br /> 響きに関して、非常な感覚をもっていて、辛辣な評家としても有名であるチェリビダッケをして、天才と言わしめたミケランジェリが、その手の感覚に鈍感であったはずもない。ただ、(つづく)<br /><br /><br /><br /> <br /><h1 id="CD8">CD8 ドビュッシー:前奏曲第2巻、映像第1巻、第2巻</h1><a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/201910051211201d9.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/201910051211201d9.jpg" alt="Arturo Benedetti Michelangeli - ARTURO BENEDETTI MICHELANGELI CD8" width="250" height="253" border="0" align="right" /></a><br />1. クロード・ドビュッシー:前奏曲集第2巻L123<br />2. クロード・ドビュッシー:映像第1集L110<br />3. クロード・ドビュッシー:映像第2集L111<br /><br />・ピアノ:アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ<br /><br />1. 1988年8月17日、Bielefeld, Rudolf-Oetker-Halle, Kleiner Saalでのセッションステレオ録音。<br />2. 1971年7月25日から同年8月3日まで、ミュンヘン宮殿、Plenarsaal der Akademie der Wiessenschaftenでのセッションステレオ録音。<br />3. 1971年7月25日から同年8月3日まで、ミュンヘン宮殿、Plenarsaal der Akademie der Wiessenschaftenでのセッションステレオ録音。<br /><br /> ミケランジェリ生誕100周年記念として、ドビュッシー作品がリマスター音源を使用したCD+ブルーレイオーディオ仕様で再発される。<br /> ハイレゾのデータ販売も開始された。アルバムの組み方が<a href="&lt;a href=&quot;//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&amp;pid=886034196&amp;vc_url=https%3A%2F%2Fwww.e-onkyo.com%2Fmusic%2Falbum%2Fuml00028948384433%2F&quot; rel=&quot;nofollow&quot;&gt;&lt;img src=&quot;//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&amp;pid=886034196&quot; height=&quot;1&quot; width=&quot;0&quot; border=&quot;0&quot;&gt;前奏曲集&lt;/a&gt;" target="_blank" title="前奏曲集">前奏曲集</a>と<a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=886034196&vc_url=https%3A%2F%2Fwww.e-onkyo.com%2Fmusic%2Falbum%2Fuml00028948384464%2F" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=886034196" height="1" width="0" border="0">映像、子供の領分</a>と分け方が異なり、値段は定価でほぼ倍以上。<br /><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%2589%25E3%2583%2593%25E3%2583%25A5%25E3%2583%2583%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25BC%25EF%25BC%25881862-1918%25EF%25BC%2589_000000000034577%2Fitem_%25E5%2589%258D%25E5%25A5%258F%25E6%259B%25B2%25E9%259B%2586-%25E7%25AC%25AC1%25E5%25B7%25BB%25E3%2580%2581%25E7%25AC%25AC2%25E5%25B7%25BB%25E3%2580%2581%25E6%2598%25A0%25E5%2583%258F-%25E7%25AC%25AC1%25E9%259B%2586%25E3%2580%2581%25E7%25AC%25AC2%25E9%259B%2586%25E3%2580%2581%25E5%25AD%2590%25E4%25BE%259B%25E3%2581%25AE%25E9%25A0%2598%25E5%2588%2586-%25E3%2582%25A2%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25E3%2582%25A5%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AD%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2599%25E3%2583%258D%25E3%2583%2587%25E3%2583%2583%25E3%2583%2586%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%259F%25E3%2582%25B1%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B8%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25AA%25EF%25BC%25882CD%25EF%25BC%258B%25E3%2583%2596%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25AA%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2587%25E3%2582%25A3%25E3%2582%25AA%25EF%25BC%2589_10509870" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5001478%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a><br /><br /> <br /><h1 id="CD9">CD9 シューマン:ピアノ協奏曲、ドビュッシー:映像より</h1><a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20191005121123f1a.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20191005121123f1a.jpg" alt="Arturo Benedetti Michelangeli - SCHUMANN,DEBUSSY" width="250" height="255" border="0" align="right" /></a><br /><br />2. クロード・ドビュッシー:映像第1集より「水の反映」L110-1<br />3. クロード・ドビュッシー:映像第1集より「ラモーをたたえて」L110-2<br />4. クロード・ドビュッシー:映像第2集より「葉ずえを渡る鐘」L111-1<br />5. クロード・ドビュッシー:映像第2集より「金色の魚」L111-3<br /><br />・ピアノ:アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ<br /><br />・<br /><br />・指揮:ダニエル・バレンボイム<br /><br />2-5. 1982年3月11日1982年3月11日、パリ、Studio Buttes-Chaumontでのステレオライヴ録音。<br /><br /><br /> <br /><h1 id="CD10">CD10 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番、ガルッピ、D.スカルラッティ:ソナタ</h1><a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/201910051211215a0.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/201910051211215a0.jpg" alt="Arturo Benedetti Michelangeli - CD10 The Art Of MICHELANGELI" width="250" height="252" border="0" align="right" /></a><br />1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番<br />2. <br />3. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk11<br />4. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk159<br />5. ドメニコ・スカルラッティ:ソナタKk322<br /><br />・ピアノ:アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ<br /><br />1-5. 1964年、ローマでのセッションステレオ録音。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><hr size="1" /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00WH9SYYG/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51nH12FMi-L.jpg" alt="Arturo Bene Michelangeli: The Complete Warner Recordings" style="border: none;" width="300" height="306" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00WH9SYYG/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Arturo Bene Michelangeli: The Complete Warner Recordings</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 16.08.26</div></div><div class="amazlet-detail">Arturo Bene Michelangeli <br />Warner Classics (2015-06-02)<br />売り上げランキング: 11,388</div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00WH9SYYG/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div>
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ワルター/ウィーン・フィル・ライヴ[1948-1956]

 ブルーノ・ワルター関連の音源が、ボックスセットで復活するのに並行して、ステレオで収録された後期録音群は、別の媒体で順次発売中です。しかし、ソニークラシカルから出ていた音源でも、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との実況録音が、ボックスセットから漏れておりました(コロンビア・レーベル下で製作された録音ではないためでしょうか)が、今回リマスター音源SACDハイブリッド仕様で復活するようです。すべてモノラ... <div style="text-align: center;"><a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/201912281304036b0.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/201912281304036b0.jpg" alt="walter wiener philharmoniker" width="400" height="357" border="0" /></a></div><br /><br /> ブルーノ・ワルター関連の音源が、<a href="https://amzn.to/37gz5H8" target="_blank" title="ボックスセット">ボックスセット</a>で復活するのに並行して、ステレオで収録された後期録音群は、別の媒体で順次発売中です。しかし、ソニークラシカルから出ていた音源でも、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との実況録音が、ボックスセットから漏れておりました(コロンビア・レーベル下で製作された録音ではないためでしょうか)が、今回リマスター音源SACDハイブリッド仕様で復活するようです。すべてモノラル録音。<br /><br /><a href="https://amzn.to/2Zwxb2L" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%25A2%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2584%25E3%2582%25A1%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25EF%25BC%25881756-1791%25EF%25BC%2589_000000000018888%2Fitem_%25E3%2583%2596%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25BC%25E3%2583%258E%25E3%2583%25BB%25E3%2583%25AF%25E3%2583%25AB%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25BC%25EF%25BC%2586%25E3%2582%25A6%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25BB%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25B4-1948%25E3%2580%259C1956-%25E3%2583%25A2%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2584%25E3%2582%25A1%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25EF%25BC%259A%25E4%25BA%25A4%25E9%259F%25BF%25E6%259B%25B2%25E7%25AC%25AC40%25E7%2595%25AA%25E3%2580%2581%25E7%25AC%25AC25%25E7%2595%25AA%25E3%2580%2581%25E3%2583%25AC%25E3%2582%25AF%25E3%2582%25A3%25E3%2582%25A8%25E3%2583%25A0%25E3%2580%2581%25E3%2583%259E%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25BC%25EF%25BC%259A%25E4%25BA%25A4%25E9%259F%25BF%25E6%259B%25B2%25E7%25AC%25AC2%25E7%2595%25AA%25E3%2580%258E%25E5%25BE%25A9%25E6%25B4%25BB%25E3%2580%258F%25EF%25BC%25883SACD%25EF%25BC%2589_10531858" target="_blank" title="HMV商品詳細ページ">HMV商品詳細ページ</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F5004243%3Fkid%3Dpafvc" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a><br /><br /><h1>曲目等</h1><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><hr size="1" /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07MWXGCWL/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51u7BTEEKkL._SL160_.jpg" alt="Complete Columbia Album C" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07MWXGCWL/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Complete Columbia Album C</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 19.12.28</div></div><div class="amazlet-detail">Bruno Walter <br />Sony Classical (2019-11-22)<br />売り上げランキング: 45<br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07MWXGCWL/furtwangler07-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div>
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カラヤン/シェーンベルク:浄夜,ブラームス:交響曲1番(1988年ロンドン公演)

 テスタメントレーベルから出ている、1988年に開催されたカラヤンのロンドン公演の記録。録音は、ステレオ録音で、鑑賞には問題ないが、セッション録音のようにはいかず、やや距離を感じる点は書いておかなければならない。鳴っている音はいわゆるドンシャリだが、マイクがとらえた残響は壮絶な音楽を想起させる、みたいな論評もあるかもしれない。HMV商品詳細Amazon商品詳細TOWER RECORDS商品詳細ページ曲目等1. アルノルト・シ... <a href="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20191116214444cd4.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-129.fc2.com/m/u/s/musikvereinarchiv/20191116214444cd4.jpg" alt="karajan 1988 london" width="350" height="350" border="0" /></a><br /><br /> テスタメントレーベルから出ている、1988年に開催されたカラヤンのロンドン公演の記録。録音は、ステレオ録音で、鑑賞には問題ないが、セッション録音のようにはいかず、やや距離を感じる点は書いておかなければならない。鳴っている音はいわゆるドンシャリだが、マイクがとらえた残響は壮絶な音楽を想起させる、みたいな論評もあるかもしれない。<br /><br /><a href="https://click.linksynergy.com/deeplink?id=Ahv2ESFAe9I&amp;mid=2880&amp;murl=https%3A%2F%2Fwww.hmv.co.jp%2Fartist_%25E3%2583%2596%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25A0%25E3%2582%25B9%25EF%25BC%25881833-1897%25EF%25BC%2589_000000000034573%2Fitem_%25E3%2583%2596%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25A0%25E3%2582%25B9%25EF%25BC%259A%25E4%25BA%25A4%25E9%259F%25BF%25E6%259B%25B2%25E7%25AC%25AC%25EF%25BC%2591%25E7%2595%25AA%25E3%2580%2581%25E3%2582%25B7%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2599%25E3%2583%25AB%25E3%2582%25AF%25EF%25BC%259A%25E6%25B5%2584%25E5%25A4%259C%25E3%2580%2580%25E3%2582%25AB%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25A4%25E3%2583%25B3%25EF%25BC%2586%25E3%2583%2599%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25AB%25EF%25BC%2588%25EF%25BC%2591%25EF%25BC%2599%25EF%25BC%2598%25EF%25BC%2598%25E5%25B9%25B4%25E3%2583%25AD%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2589%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25B4%25EF%25BC%2589_3731129%3F" target="_blank" title="HMV商品詳細">HMV商品詳細</a><br /><a href="https://amzn.to/2QmsCFo" target="_blank" title="Amazon商品詳細">Amazon商品詳細</a><br /><a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=https%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F2504546%3Fkid%3Dpafvc" target="_blank" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" height="1" width="0" border="0">TOWER RECORDS商品詳細ページ</a><br /><br /><h1>曲目等</h1><br />1. アルノルト・シェーンベルク:浄められた夜<br />2. ヨハネス・ブラームス:交響曲第1番<br /><br />・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団<br /><br />・指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン<br /><br />1-2. 1988年10月5日、ロンドン、ロイヤル・フェスティバル・ホールでのステレオライヴ録音。<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">シェーンベルクの『浄夜』が流れだして</span></strong><br /><br /> カラヤンの音楽は、最初聴いた時から、音程をとっていく音楽とは別種のものだと感じていた。いわば風を聴き分ける経験に近く、風を強い日に外に出て、自転車などを駆ってみると耳元では風の音が始終鳴り響いているが、よく聞くといろいろな変化があり、時には突然鳴りやむ時もある、風向きが変わるのだ。カラヤンがオーケストラを使って生み出すのは風である。思うに、リゲティだったかの『アトモスフィール』の精神は、既にカラヤンの演奏の中にあったと言っても良いかもしれない。カラヤンのやる音楽は、もちろん自然界の無限な音を含む雑音ではなく、作曲家によって構成されたもので、様々な効果を孕み、時に色彩を想起させる。有名なレガートに載る音楽たちは、選りすぐった音たちで構成された人工美である。楽曲が音楽の運動に逆らって一音にこだわって立ち止まれば、嵐が小屋をがたがた言わせるようにして、軋ませる。嵐が収まれば肌に心地よく、風に乗れば、その運動は実に軽やかで、空でも飛んで行けそうなくらいである。<br /><br /> シェーンベルクの『浄夜』が流れだして、風とカラヤン音楽の連想が頭に浮かんで、まさかシェーンベルクが、風みたいな主題の飛翔を想定したことなど一瞬たりともなかった(演奏効果への言及はほとんどなかったはずである)だろうが、音源はカラヤンの世界を記録するのみで、聴き手はそれを聴いて「風のようだ」勝手に空想する。幸か不幸か、シェーンベルクの「ロマンティックと言うことで評判をとった」作品の主題は、彼の超絶的展開手腕が発揮されるままに止まることなく吹き荒れ、時に心地よく肌をなで、カラヤンの手によって、地球を一周せんとする勢いである。空想の素晴らしさは、現実という重力から一切逃れられるためだそうなので、模範的な演奏と言えるのではなかろうか?<br /><br /><strong><span style="font-size:large;">ブラームスの第一交響曲を何十年と振り続ければ</span></strong><br /><br /> 遅くとも録音を作り始めてから、死ぬまでブラームスの第一交響曲を何十年と振り続ければ、変化も現れてくるものらしく、1988年のロンドン公演は、典型的な80年代様式の演奏と言えるものだった。2019年には<a href="https://musikvereinarchiv.blog.fc2.com/blog-entry-1222.html" target="_blank" title="60年代にこの曲が日本で披露された際の記録">60年代にこの曲が日本で披露された際の記録</a>が残っており、私などは、久しぶりに無条件で感激し、ブラームスの第一交響曲が世界的名曲であることを改めて確認するとともに、カラヤンが空前で、さらに絶後かもしれない巨匠であることを確認した次第であるが、こうやって、1988年の演奏に戻ってみるとその変貌ぶりがはっきりと感じられて、時が人に与える力を思わざるを得ない。<br /><br /> ドイツ的抒情が目立つ第一交響曲だが、第一楽章の重たい宿命を背負うような出だしからして何となく反骨的な部分があって、コーダに至って爆発し、最後は凱旋という姿をしている。カラヤンのものは、随所に現れる強いレガート美を無視すれば、おおむねこのスタイルを採用しているように思え、第四楽章の美しい主題に突入する前にしても、革命仲間の気分の高まりを各々静かに確認し、次第に高まる情熱は新しい時代の夜明けを想像して胸をいっぱいにするまでに大きくなっていく。有名なヴィオラの美しい主題で音楽を整えた後にもかかわらず、変奏に強く、そしてティンパニーを伴うよう書いたのは何故か、少なくとも、どのような効果を期待するかは、ブラームスは第九から学び取った結果によるはずだ、トルコ風行進曲とフガートを思い出せ、そしたら最後はどうなるかと、カラヤンは考えていたのかもしれない。<br /><br /> 問題はコーダで、これはカラヤンの変遷を最も感じる点である。60年代は本当に若い感じがして聞いていて気持ちよい。敵はすべて打ち果たし、追い風すらも追い越して自由に凱歌を歌いまくる喜びに満ちあふれている。88年のロンドンは違う。弱りきった弦たちは、消耗しきっている。金管の勝鬨は、終わりをつげる合図と聞こえ、こう着していた戦に解決の兆しが見えた。要するに、忍耐が報われた喜びをかみしめるように聞こえるのだ。いずれにしろ、名演には違いない。<div style="text-align: right;">★★★★★</div><hr size="1" /><div style="margin-bottom:0px;" class="amazlet-box"><div style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;" class="amazlet-image"><a target="_blank" name="amazletlink" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00144661S/furtwangler07-22/ref=nosim/"><img style="border: none;" alt="ラスト・コンサート1988 モーツァルト&ブラームス" src="http://ec2.images-amazon.com/images/I/51f9fzGDB5L._SL500_AA300_.jpg" /></a></div><div style="line-height:120%; margin-bottom: 10px" class="amazlet-info"><div style="margin-bottom:10px;line-height:120%" class="amazlet-name"><a target="_blank" name="amazletlink" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00144661S/furtwangler07-22/ref=nosim/">ラスト・コンサート1988 モーツァルト&amp;ブラームス</a><div style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%" class="amazlet-powered-date">posted with <a target="_blank" title="ラスト・コンサート1988 モーツァルト&ブラームス" href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/B00144661S/furtwangler07-22/ref=nosim/">amazlet</a> at 12.04.27</div></div><div class="amazlet-detail">ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 カラヤン(ヘルベルト・フォン) <br />UNIVERSAL CLASSICS(P)(M) (2008-05-03)<br />売り上げランキング: 5478</div><div style="float: left;" class="amazlet-sub-info"><div style="margin-top: 5px" class="amazlet-link"><a target="_blank" name="amazletlink" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00144661S/furtwangler07-22/ref=nosim/">Amazon.co.jp で詳細を見る</a><br /><a target="new" href="http://click.linksynergy.com/fs-bin/click?id=Ahv2ESFAe9I&subid=&offerid=131139.1&type=10&tmpid=1161&RD_PARM1=http%253A%252F%252Fwww.hmv.co.jp%252Fartist_%2525E3%252583%252596%2525E3%252583%2525A9%2525E3%252583%2525BC%2525E3%252583%2525A0%2525E3%252582%2525B9%2525EF%2525BC%2525881833-1897%2525EF%2525BC%252589_000000000034573%252Fitem_%2525E3%252583%252596%2525E3%252583%2525A9%2525E3%252583%2525BC%2525E3%252583%2525A0%2525E3%252582%2525B9%2525EF%2525BC%25259A%2525E4%2525BA%2525A4%2525E9%25259F%2525BF%2525E6%25259B%2525B2%2525E7%2525AC%2525AC%2525EF%2525BC%252591%2525E7%252595%2525AA%2525E3%252580%252581%2525E3%252583%2525A2%2525E3%252583%2525BC%2525E3%252583%252584%2525E3%252582%2525A1%2525E3%252583%2525AB%2525E3%252583%252588%2525EF%2525BC%25259A%2525E4%2525BA%2525A4%2525E9%25259F%2525BF%2525E6%25259B%2525B2%2525E7%2525AC%2525AC%2525EF%2525BC%252593%2525EF%2525BC%252599%2525E7%252595%2525AA%2525E3%252580%252580%2525E3%252582%2525AB%2525E3%252583%2525A9%2525E3%252583%2525A4%2525E3%252583%2525B3%2525EF%2525BC%252586%2525E3%252583%252599%2525E3%252583%2525AB%2525E3%252583%2525AA%2525E3%252583%2525B3%2525E3%252583%2525BB%2525E3%252583%252595%2525E3%252582%2525A3%2525E3%252583%2525AB%2525EF%2525BC%252588%2525EF%2525BC%252591%2525EF%2525BC%252599%2525EF%2525BC%252598%2525EF%2525BC%252598%2525E5%2525B9%2525B4%2525E6%25259D%2525B1%2525E4%2525BA%2525AC%2525E3%252583%2525A9%2525E3%252582%2525A4%2525E3%252583%2525B4%2525EF%2525BC%252589_2691180">HMV 商品詳細ページ</a><br /><a target="_blank" href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2861887&pid=881675865&vc_url=http%3A%2F%2Ftower.jp%2Fitem%2F2385699%2F%25E3%2582%25AB%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25A4%25E3%2583%25B3-%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25B9%25E3%2583%2588%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25B3%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B5%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25881988-LIVE-IN-TOKYO-%25E3%2583%25A2%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2584%25E3%2582%25A1%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2588%25EF%25BC%259A%25E4%25BA%25A4%25E9%259F%25BF%25E6%259B%25B2%25E7%25AC%25AC39%25E7%2595%25AA-%25E3%2583%2596%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25A0%25E3%2582%25B9%25EF%25BC%259A%25E4%25BA%25A4%25E9%259F%25BF%25E6%259B%25B2%25E7%25AC%25AC1%25E7%2595%25AA"><img src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2861887&pid=881675865" alt="" width="1px" height="1px" border="0" />TOWER RECORDS 商品詳細ページ</a><br /><img src="http://ad.linksynergy.com/fs-bin/show?id=Ahv2ESFAe9I&bids=131139.1&type=10" alt="icon" width="1" height="1" /></div></div></div><div style="clear: left" class="amazlet-footer"></div></div>
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